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須﨑のgooブログ

福島原発、写真付きで日記や趣味

東電TV会議(2)原発対応は幼稚園レベル

2012-08-09 07:35:04 | 福島原発

東電TV会議の映像が報道に公開されたが、ほとんどが音声なしです。映像のみで音声なしのものは見ても、状況が解かりません、これでは情報公開したとは言えません。
映像も小さくボカシがあって最低のものです。
理由は、
(1)音声がないのは、音声スイッチを入れ忘れていた。
  音声の記録がないTV会議(記録)なんてありえません。
(2)映像のボカシは個人情報のためとの変な理屈を言っています。
  自信持って仕事をしていれば、個人映像が公開されても問題はないでしょう。東電の社員は自信と誇りを持って仕事をしていないのでしょうかね。

「東電TV会議」等でYoubeで見えますが、FNNのニュース番組が解りやすかったhttp://www.youtube.com/watch?v=WcIU-cAcBHA&feature=relmfu

民主党は、小学生レベルと言われいますが、その指示を得て原発の対応に躍起になっている姿は「東電は幼稚園レベル」ですね。

一般にシステム開発には、大学を出てメーカに就職しても、ほとんど即戦力になりません。
菅総理が大学で学んだ知識は、初歩的概念のみです。こんな知識で原発の危機を救えるはずがありません。その「言われなき指示」に従ている東電幹部も、のう天気です。
原子力委員会の方も、大学生に教える程度の概要知識です。これも混乱を助長するだけです。
原発システム開発をした開発者のアドバイスならば、従って解決策になると考えます。

複雑なシステム開発は、納期通りできず終盤は大変な状況となり、昼夜勤務をして開発をしてゆきます。上手くいっていないシステム開発に、大量の人を順次投入しても納期確保は難しく、むしろ遅れるとも言われています。

原発システムを甘く見ているとしか言えません。
日本を代表する東電でも原発のシステム管理者がいないことが露呈されております。
この危機状況時に、メーカのシステム開発者やシステム設計者が協力を申し出たが東電は受け入れなかったようです。
危機状態では、システム開発者やシステム設計者がプラントの状況を図面で見ながら、最適な方策を考えて現場に指示すべきです。
現場は戦場ですから、支援できる応援部隊を送るべきです。
物資、人員等のサポート体制を確立すべきですね。

原発の稼働には、もっと危機管理能力を持った人々がアドバイスや「改善策の実施」を推進すべきです。 危機発生時の訓練も、もっとやるべきですね。


東電社内テレビ会議映像公開

2012-08-06 23:10:26 | 福島原発

東電がようやっとTV会議の映像を公開した。音声つきは「生々しい混乱の状況がわかる」。訓練がされてないことと、官邸の意向や原子力委員の的外れな意向を気にしている。システムを正常にするには、冷静で正確な情報伝達をしないとならない。情報伝達には、FAXやメールで正確にすべきである。電話で早口に情報・伝達をしている。これでは現場は混乱するばかりで、問題解決にならない。

システム管理(原発の運用)が適切にされていない。また非常時の対応もメチャメチャだ。システム管理はTopDownとBottomUPが重要であり、どんなに急いでいる場合でも、命令や指示は口頭ではダメです。現場や操作員は「てんやわんや状態」の中では、何をするかわかりません。むしろ危険な方向(炉心溶融)への作業をする確率が高いものです。文書(メモでも可)で適切に指示して、結果を記載した報告を受けるのが良いです。

音声を聞くと、吉田所長(吉田君と言われているが)が各所との電話対応に追われている。また現場指揮もしており、相当の修羅場だったと思われる。指揮命令系統の人材と責任体制を確立しないとだめです。 <<この事例は危機管理では最低のやり方です>>

YouTubeで、東電社内テレビ会議映像公開で映像(音声)を見ることができます。


民間事故調・福島原発

2012-07-25 19:40:51 | 福島原発

7月23日、政府事故調の報告書が提出された。 民間、東電、国会、政府と4者の報告書がそろった。民間の報告書はチェックしていなかったので、本日購入してみた。電子書籍¥1000、紙(本)¥1575、紙+電子¥2000であった。

紙+電子がお買い得のようなので、これを購入した。電子書籍は本日から読めるので読み始めた。電子書籍をパソコンで読むのに、縦書きで驚いた。最初は読みづらかったが、だんだん慣れてきた。 (長年パソコンを使用しているが、横書き文書以外は初めてだ) パソコンでの電子書籍に接することができた。(紙では412ページ、電子書籍では1117ページ)

電子書籍だけの購入は、止めたほうが良い。パソコンにDownLoadできないので、常時Net接続をしていないと読めない。これからゆっくり読んでゆこうと思います。内容は聴取した事項が中心に報告書に書かれているようだ。

24日入手した本は、なんと横書きであった。(電子書籍は縦書き)

購入する場合は、"discover21" で検索すれば良いです。 (直接・本を見る購入するならばhttp://www.d21.co.jp/content/search?SearchText=%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8&SearchButton.x=0&SearchButton.y=0 で見えます)

 

 


福島原発・SR弁が開かない検証

2012-07-22 15:14:06 | 福島原発

2012/7/21のNHKスペシャルで福島原発・2号機のメルトダウンの放送があった。SR弁が開かない状態の説明があった。なかなか興味深い内容だった。放送を踏まえて、より詳細な作動原理を調査してみました。

 

SR弁を開放は手動のものは操作できたが、遠隔操作のもの8個を開くことができなかった。 上図の「圧力異常上昇時」でシリンダー部が作動できなかったそうだ。 窒素ガスでピストンを上昇させ弁体を開けて、原子炉圧力容器からの主蒸気管の蒸気を圧力抑制室(S/C)へ送る。 これにより原子炉圧力容器の圧力と温度は(S/C)へ逃がすことができ、原子炉を守りメルトダウンにならない。

このシリンダ部への配管は長さ70m(直径50mm)あり、地震でやられて、窒素ガスが送付できなかったのではと言われていた。 この配管は、地震に対して配管レベルの一番下の(Cクラス)だそうだ。 事故調査報告では、この部分の記述があまり触れられていないそうだ。

東電の現場作業者の事故当日について「生死の状況の語り」は、緊迫感があった。 原発事故は、生命を奪う事故がを伴うので安易に「安全」だとか「事故は起きない」と考えてはいけない。


福島原発4号機・温度上昇

2012-07-02 08:02:12 | 福島原発

福島第1原発:4号機、使用済み核燃料プールの冷却装置で6月30日午前6時25分ごろ、自動停止した(当時の水温は33.3度)。東電は1日、応急措置で午後3時過ぎに冷却を再開したと発表した。水温は42.9度まで上昇した。 約33時間で約10度上昇した。

 電源装置に問題があったと言うが、相変わらず危機管理ができていないのですね。米国から建物の安全性が言われているのに大丈夫だと主張してきたが、電力会社が電気トラブルでは情けない。電源系統の2重化がされていないのか?。 1日冷却ができないと10℃も上昇するのは恐ろしいですね。
(使用済み核燃料棒は、1535本: 原発3機相当)

使用済み核燃料棒が、原子炉建屋で保管していることを改善しないと危険ですね。保管場所がないから、この建屋で保管している。原子炉・事故があれば大惨事になる。 使用済み核燃料棒は、別の場所で保管すべきだろう