goo blog サービス終了のお知らせ 

須﨑のgooブログ

福島原発、写真付きで日記や趣味

福島原発・汚染水で被曝

2013-10-09 23:20:57 | 福島原発

FNNニュ-ス画像

2013.10月9日午前9時半すぎ、福島第一原発にある「淡水化装置」と呼ばれる汚染水から塩分を取り除く装置の近くで作業員が配管を取り替える作業をしていたところ、誤って汚染水が流れている配管を取り外したため、周囲に汚染水が漏れました。
水漏れは、配管をつなぎ直すなどして、1時間余りで止まりました。
漏れ出した汚染水は、7トンとみられています。
漏れた汚染水を調べたところ、ベータ線という種類の放射線を出す放射性物質が、1リットル当たり3400万ベクレルという高い濃度で含まれていました。
当時、現場にいた協力会社の作業員11人のうち、汚染水を浴びた6人が、皮膚に放射性物質が付着して被ばく。
6人は除染が行われ、ベータ線による被ばく線量は最大で1.2ミリシーベルト
トラブルの原因について東京電力は、「取り外すべき配管を、近くにあった汚染水が流れる配管と見間違えた可能性がある」としていて、作業の状況を詳しく調べています。
福島第一原発では、今月、現場の連絡ミスから雨水の移送先を誤り、タンクから汚染水があふれ出すトラブルが起こるなど、このところ人為的なミスが相次いでいます。
東京電力は9日夕方の会見で、「雨による汚染水漏れを防ぐ対応などで、急速に現場の負担が高まるなか余力がなくなり、注意力が落ちているおそれがある
単に現場だけの問題ではなく、人や設備の支援が重要だと考えていて、対応を急ぎたい」と述べました。

<コメント>
東電の企業レベルは、3流以下の企業レベルですね。
生産している企業では考えられないミスが連続しています。
(生産会社で作業した人には、写真を見れば改善点が多数あるなと思います)、
設計・・・・・・配管が同じ色でされているようですね(色区別をすれば事故は防げた)
製造・・・・・・配管に、区別・標識がついていないのですかね
検査・・・・・・施行後検査がされていないのでしょうね          (この部門がないのかな)
品質管理・・検査、製造、設計について、指摘をしていないようですね(この部門がないのかな)

作業者は、指示どおり実施します。 現場監督は配管状況を十分把握していたのでしょうか?
東電の監督者がいない状態です。こんな大事な原発対応にプロパー社員が立ち会っていない。
(人がたりなければ、all東電で支援をすべきです)
汚染水の怖を、東電は認識していない。 (単なる水処理と、思っているように見える)

作業現場の問題ではなく、東電の組織の問題なのです


福島原発・タンク汚染水漏れ4

2013-10-03 07:31:57 | 福島原発

<2013/10/4 読売新聞>
タンクは、傾いた傾斜地に5基が連結されて設置されており、水位計は高台の1基に設置されていた。このため水位に余裕があると考えて、満杯のタンクに汚染水を入れていた。なおかつ漏れた水は足場を伝わり「せき」を超えて側溝に流れ落ちて、海に流れた。

<2013/10/3 日経ニュース他>
 東京電力は3日未明、福島県庁内で、地上タンクの1基から高濃度の汚染水が漏れたと発表した。、1リットルあたり20万ベクレル検出されたと発表した。
汚染水は側溝に流れ込み、排水路を経由して「海に流出した可能性が高い」としている。
漏れた量や放射性物質の濃度などは調査中。
原子力規制庁は東電に海への流出防止や汚染土壌の回収などを指示した
 新たに漏洩(ろうえい)が見つかったのは敷地内の「B南」と呼ぶエリアのタンク。2日午後8時5分、
B南でせき内にたまった水を移送しようとしていたところ、円筒形をしたタンク上部のふたの部分と側面の板の継ぎ目から汚染水が垂れているのに作業員が気付いた
 汚染水はタンクの周りに設置された点検用の足場に垂れ、せきの外の地面に流れ落ちていた。
数メートル離れた場所に排水溝を経由して海に通じる側溝があり、汚染水が流れ込んだとみられる。
 B南エリアでは台風による雨でせき内の水かさが増したため、2日午前からせき内の水をポンプでくみ上げ、タンクに戻す作業をしていた。
タンクがある場所は地盤が山側から海側へわずかに傾いており、タンク自体も傾斜している。
タンクは5基が東西方向に並んで連結されており、水位計は最も高い位置にあるタンクにのみ設置されていた。水位計ではまだ余裕があったが、くみ上げにより、最も海側のタンクから汚染水があふれてしまったという。
 タンクには原子炉の冷却水からセシウムを取り除く処理をした汚染水が保管されていた。
せき内の水からはストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり20万ベクレルの高濃度で検出されており、汚染水が流れ込んだとみられる。
ストロンチウムを海に放出する国の基準は同30ベクレル。東電は2日午後8時40分、側溝に土のうを置き、流出を止めたとしている。
<コメント>
あいかわらず、コントロールできていないのですね。
目視で発見するのは最低の管理なのです。水位計を設置したと言っていたが、全部のタンクでないことも判明しました。
原子力規制庁指示を出すだけだけですね。現地に行かねばならないのに!
どれだけの量が、海に流れだしたのかも不明です(未コントロールですね)
東電や国の考えでは、でも安全なのです。

<2013/9/26新聞>
福島第一原子力発電所の貯蔵タンク(直径12メートル、高さ約10メートル)から汚染水約300トンが漏れた問題で、東京電力は25日、底部に隙間が2か所見つかったと発表。
 ここから漏水した可能性が高いとみている。
 タンクの底部は、底板(鋼板)5枚をつなぎ合わせた構造。つなぎ目では、底板と底板の間に止水材(パッキン)を挟み、両側からボルトで締め付け、防水効果のあるシーリング材で覆っている。
 東電は、漏水箇所を探すため、解体したタンク内で底部のつなぎ目に泡をかけ、外側(底板の下)からポンプで吸引。約300本のボルトのうち、隣り合う2本のネジ穴付近へ泡が吸い込まれ、タンク外へ通じる隙間があることが分かった。ボルトは2本とも緩んでいなかった。20日に緩みが判明したボルト5本には隙間が確認されなかった

<コメント>
タンクが水漏れと言っているが、水ではなく放射能なのです。こんな甘い管理なのですね。
タンクの製造、設置、設置後の検査もズサンなのでしょうね。
東電の発表は、事実、原因までで、処置、対策が発表されません、これではダメです。
処置と当面の対策、恒久対策がシステム管理では重要です。
1)漏れが発生してから、このタンクは5年が寿命だとの説もあります。水を保存するならば良いのでしょうが、放射能物質を長期的に本当に保存できるのでしょうかね。
2)臨時の保存なのですから、今後どうするのか考えるべきでしょうね。
3)漏れが発生して、残量は別のタンクに汚染水を移動して、とりあえずしのいだ。
4)他の正常だと言われているタンクも、漏れることを認識すべきでしょうね。
5)「タンクは、満杯でなかった」との発表もあったが、全然危機意識がなかったのですね。慌てて水量計を各タンクに設置したとは、お粗末ですね。

  <2013/9/26読売新聞から>

 

<2013/9/18新聞>新聞の記事が要領を得ないので、何度も読み直した。
東電発表:貯蔵タンクから漏れた汚染水が2012/1月から漏れて海に流出した可能性あり

16日発表:せきに溜まった雨水を15日採取し検査、17万~2400ベクレル/Lだった
       ・・・「せき」の排水弁は開いたままだったので、これは海へ流出の可能性

17日発表:台風18号での雨水1130tonを、16日「せき」7か所から放出
       ・・・これは最大24ベクレル/Lなので排水弁を開き地面に放出
<コメント>
懸念していた、汚染水対策は、実施されていない (または確信犯的な処置をしている)
台風18号・15日通過時での、雨水は、「せき」を開いたままで、海へ流れるようにしていた。その後「せき」を閉めているのですね。

<2013/9/17新聞>
4区画で、17万~2400ベクレル/L だった。この汚染水は、すべて他のタンクに移したと発表。
<コメント>
これらの内容は、注意深く、読まないと、実状が理解できないですね。もっと調査して、追加してゆこう。


福島原発・タンク汚染水漏れ

2013-08-24 11:35:17 | 福島原発

<2013/8/24>
タンクからの水漏れは、排水溝から海に流れたようだ。 他の2基タンクからも漏れの可能性あるようだ。
山側のタンクも問題になると、ますます対応(汚染)は深刻になってきた。
図3は規制委員会のメンバーの視察状況だが、こんな重装備でないと点検ができないのだから、東電の監視・点検ができていない実態が理解できますね。
問題が表面化すると、規制委員会が出ていくようでは、ダメですね。
現地に駐在員がいて、状況を把握していないのでしょうね。  (写真は読売新聞から)

図1  図2 図3

<2013/8/21>
原子力規制庁が国際的な事故評価尺度で8段階の下から4番目のレベル3(重大な異常事象)に引き上げる案を示した。
 東京電力は21日、漏えいが続いているとの見解を示した。既に隣接する別のタンクへの汚染水移送を始めており、21日中にも完了する予定。
 移送は20日午後10時ごろ開始。移送量はポンプ2台で1時間当たり計約40トン。漏えいがあったタンク(容量千トン)は鋼鉄製の部材をボルトでつないで組み立てる構造で、移送先のタンクも同じ構造。
 漏えいがあったタンクは2011年10月に設置された。漏えい箇所は特定できていない。
 タンクからの漏えい量は約300トンと推定され、漏れた水からストロンチウム90(法定基準は1リットル当たり30ベクレル)などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり8000万ベクレルと高濃度。漏れた放射性物質量は24兆ベクレルと推定される。
<コメント>漏れたタンクは特定されたが、他のタンクも同様に漏れる可能性があるので、東電は大変ですね。水処理の専門家はいるのでしょうかね

<2013/8/20>
 東電は20日、タンクからの漏洩(ろうえい)を認め、漏洩量は過去最大の約300トンに上るとの見解を示した。
 東電は「タンク近くの側溝の放射性物質濃度が高くない。海への流出はない」との見解を示した。
 漏洩があったのは容量1千トンの地上タンク。内部の水位が約2.9メートル下がっていたことから、漏れ出た水量は約300トンと推定された。漏洩した水のうち約4トンは回収したが、長期間かけて漏れたとみられ、大半は周辺の土壌に染みこんだ可能性が高い。
 タンクを取り巻くコンクリートせきの外側に土嚢(どのう)による壁を設けているが、土嚢外側の地表付近で最大1時間当たり96ミリシーベルトと非常に高い線量が計測された。
 第1原発敷地内の地上タンクからの漏洩は5回目。
<コメント>このタンクの寿命は5年だそうです。増え続ける汚染水の最終移動先を考えないといけませんね。無人島の新深度井戸等を作り移送することを真剣に考えなければならないですね。


福島原発・地下水処理

2013-08-10 18:59:49 | 福島原発

福島原発第一の汚染水が問題になってきた。
1)地下水が、敷地内に毎日1000トン流入、建屋内には400トン流入している。
2)毎日の汚染水くみ上げ当面100トン、海への流出300トン。汚染有無不明300トン海へ
 あとの300トンは、どこへ行っているのでしょうかね??

原発事故前から、地下水は1000トン前後が流れ込んでおり、井戸でくみ上げて管理していたが、事故で井戸がつかえなくなり、そのままの状態であったそうだ。
現在敷地内には、汚染水42万トンで満杯状態とのことで、心配だ。抜本的な解決策をすべきだ。

この新聞報道で、初めて山側の地下水処理ができない理由が解った。山側には汚染水のタンクを設置することに躍起となり、流入する汚染水の対応をしていない。 まずは、山側(台地)の流入する地下水処理を重点的にすべきだった

読売新聞2013年8月9日:朝刊


福島原発の除染作業

2013-03-11 23:32:43 | 福島原発

福島原発の除染作業は、本当にできているのか? 年間被ばく量=1mSv(ミリシーベルト)以下になるように除染作業を実施しているが、最近この数値の見直しが論議されてきた。除染しても2mSv/年が限界だといっている。本来この数値は大変困難な数値なのに民主党政権が数値目標にした。

正常な東京都でも0.04μSv/Hであり、年間で0.35mSv/年(0.04×8760=350μSv)になる。汚染された地域を、正常な土地並みにすることは到底できない。100倍程度の数値(35mSv/年)でなければ無理でしょう。除染に莫大な費用をかけても最終処分場がなければ除染は進行すべきでないと思う。除染してもゴミを単に移動しているに過ぎない。

民主党政権時代に、年間被ばく量の計算は、室外8H、室内16Hとの想定で、年間被ばく量を60%にしている。本来は年間被ばく量=24H×365日=8760倍すべきであるが、8760×0.6=5256倍で計算している。

セシウム137(Cs137)の半減期は、30年で1/2、60年で1/4、90年で1/8になる。 放射能の厄介なことはゼロにならないことで、半分になるのに何年もかかることである(Cs137で30年)。  町の70~80%もの森林がある土地で、住宅のまわりを除染しても山を除染しなければ、効果は薄い。(山から里へ、水やゴミ等が流れてくる)。 自然に放射能が低減するのは年間2%程度であり、除染は困難と思うべで、施策を変更すべきと思う。