諏訪山岳会公式ブログ

諏訪地域の山好き、クライミング好きが集まって、ウラヤマからヒマラヤまで四季を通じてオールラウンドに活動しています。

西横川転じて東横川

2009年09月12日 | 沢登り
09年9月6日(日)
ルート:中央アルプス 東横川
天気:曇りのち晴れ
メンバー:F倉、U山、Osho(非会員)、F巻(非会員)
行動:入渓 8:06 水涸れ地点 12:40 稜線 14:15 千畳敷 15:30

7月の例会山行で行きそこなった中ア西横川に行ってきましたと言いたいところですが、うっかりその隣の東横川に入り込み、そのまま稜線まで抜けてきました。

入渓地点はバス終点のしらび平からわずか数分ほど戻った橋からで、極楽なアプローチです。最初の堰堤下で1パーティーが準備中で、その前にも5名ほどのパーティーが登っていくのがバスから見えていたので、西横川はかなり人気の沢のようですね。

二つ目の堰堤を巻いて少し行くとルート図では西/東をわける二股になっているのですが、われわれは水量豊富な滝が落ちる右側にばかり気を取られてそれと気づかず、そのまま滝を直登して東横川へ・・・。古倉さんが”もしかして”と気づいたときは時すでに遅く、そのまま溯行続行を決定(というか登りかえすズクは無し)。

沢は直登できる小滝が連続してそれなりに楽しめます。巻いた滝は3箇所ぐらいか?
(今回はメンバーの足並みが揃っていたのでザイルは一回も出しませんでしたが、初心者がいる場合はザイルは必携だと思います。)
一方で、釜等の発達が小さくて渓相の変化に乏しく全体的に見ると単調の感は否めません。また、随所に崖の崩落が認められ、沢が荒れ気味だったのもちと残念でした。

            <中流あたり>

上部は長谷部新道(廃道)と交差しているので藪漕ぎをしなくて済むものと期待していたのですがついぞそれらしき道は現れず・・・。覚悟を決めて這松帯に突入し、嫌がらせのように下向きに伸びる枝と格闘すること小一時間で伊那前岳付近の登山道に飛び出しました。より多くの沢の経験を積みたいとの希望で参加したOshoさん・F巻さんは初めての這松こぎだったそうで、まあ、それなりに意味のある這松こぎだったとも言えましょう・・・。

溯行中はガスに覆われてほとんど得られなかった展望ですが、稜線に抜けてからはガスが上がり始め、千畳敷につくころにはすっかり晴れ上がってカールの上に聳える宝剣の雄姿を仰ぐことができました。

        <乗越浄土にて 参加めんばー>

この日のロープウェイの待ち時間は1時間半。待ち時間の後半は肌寒く、今年の夏山もそろそろ終わりに近づいていることが感じられました。  

来年はどこか大きな沢に行きたいね。誰か付き合ってください。

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