山行日:2022年2月5~6日
メンバー:F見、岩ひばり、O石、K嶋
西伊豆 吉田海岸のマルチピッチルート「魔王」に行ってきました。
真冬にもかかわらず比較的温暖な気候と岩と海の絶好のロケーションの中、クライミングを楽しんできました。
初日はルート偵察だけなのでお昼に現地入り。
吉田海岸の公衆トイレ脇の駐車スペースに車を止めることができた。
トイレ脇に3台分ほど、少し離れた道の脇に2台分ほど。
ここに止められないと駐車場敗退もあり得るのでホッとする。
大寒波の影響で波風が強い。
海岸を歩いてみるも体が飛ばされそうなる。
おまけに舞い上がったしぶきは雨の様に降り注ぐ。
<この日、吉田海岸の風は強かった>
あきらめムードが漂うものの取付きまでの偵察はしようと装備を整えて出発。
コルまでの登りは思っていた以上に明瞭な踏み跡があり、新し目のフィックスロープが張られていた。
コルからはもくまおうに取り付いているパーティーが見える。
コルから先の下りはかなり悪い。
ここも新し目のフィックスロープが張られており、これが無いとかなり難儀するというか危険。
おまけに落石を起こしやすいので気を遣う。
新し目のフィックスロープに導かれ海岸に下り立つ。
<コルからの斜面が結構悪い>
海岸をすこし歩いて魔王ともくまおうの取付きに到着。
東面の壁は西よりの風の影響を受けず穏やか。
これなら登れる!ということで、強風予報であるものの翌日の登攀実施を決めて駐車場に戻ることにする。
<写真の岩壁の中央あたりのピークに突き抜けるラインを登る>
コルまでのロープが新しすぎるので先行パーティーが工作したものであって帰りに回収されるだろうと予想し、我々も用意してきたロープをフィックスする。
駐車場に戻り寝床の準備。
駐車場から遊歩道をすこし歩いたところに適当なスペースがあり、そこにそれぞれのテントを設営。
この時期はキャンプOKとのこと。
<海風の直撃は避けられるが巻き込む風も強い>
それにしても風が強い。
お天気サイトでは15m/s吹いていたとのこと。
駐車場にいた鉄砲猟の猟師さんの話だと、この海岸ではこの時期にこのくらいの風は普通らしい。
翌日7:30に出発。
風は前日同様強いものの晴天。
フィックスしておいたロープで懸垂下降できたので取付きまでだいぶ早くついた。
足元に波が打ち寄せ、そこからクライミングを開始するロケーションは海無し県の人間には格別。
予想通り東面の壁の風は穏やかで、日にも照らされ暖かく感じる。
もくまおうはこの岩壁の初登ルートだけあってルート取りが自然。
よくルーファイしないと魔王のルートから外れることがあるかも。
ゴールは一緒なのでこだわりなければ問題ないですが。
あと、記録を残しているみなさんも言及していますが、魔王の3ピッチ目の2ピン目を取ってすぐ左の凹角にトラバースするところは直上したくなるので注意です。
3ピッチ目以降はクライミング中にも海原が視界に入ってきて気分が上がる。
特に最終ピッチの最後のスラブは爽快そのもの。
お昼前にトップアウト。
<緊張感もありつつ爽快感もあるクライミングが続く>
<絶景を眺めながらビレイ>
終了点からの駿河湾も絶景。
ただ風はもろに受ける。
稜線の踏み跡をたどって立木の懸垂支点に。
基本、まっすぐ降りていけば立木に工作された明瞭な懸垂支点が視界に入る。
懸垂4回で取付きに降り立つことができるが今回は60mダブルも持ってきており、最後のピッチは取付きまで届くので3回で降りた。
ただ、次に来ることがあれば50m×2本で充分だと思った。
総じて岩質が脆く要所要所でランナウトもあることで独特の悪さと緊張感がありますが、短いながらもそういった緊張感と絶好のロケーションも相まって、ピリッとしながらもしかし爽快なルートでした。
<おつかれさまでした>
メンバー:F見、岩ひばり、O石、K嶋
西伊豆 吉田海岸のマルチピッチルート「魔王」に行ってきました。
真冬にもかかわらず比較的温暖な気候と岩と海の絶好のロケーションの中、クライミングを楽しんできました。
初日はルート偵察だけなのでお昼に現地入り。
吉田海岸の公衆トイレ脇の駐車スペースに車を止めることができた。
トイレ脇に3台分ほど、少し離れた道の脇に2台分ほど。
ここに止められないと駐車場敗退もあり得るのでホッとする。
大寒波の影響で波風が強い。
海岸を歩いてみるも体が飛ばされそうなる。
おまけに舞い上がったしぶきは雨の様に降り注ぐ。
<この日、吉田海岸の風は強かった>
あきらめムードが漂うものの取付きまでの偵察はしようと装備を整えて出発。
コルまでの登りは思っていた以上に明瞭な踏み跡があり、新し目のフィックスロープが張られていた。
コルからはもくまおうに取り付いているパーティーが見える。
コルから先の下りはかなり悪い。
ここも新し目のフィックスロープが張られており、これが無いとかなり難儀するというか危険。
おまけに落石を起こしやすいので気を遣う。
新し目のフィックスロープに導かれ海岸に下り立つ。
<コルからの斜面が結構悪い>
海岸をすこし歩いて魔王ともくまおうの取付きに到着。
東面の壁は西よりの風の影響を受けず穏やか。
これなら登れる!ということで、強風予報であるものの翌日の登攀実施を決めて駐車場に戻ることにする。
<写真の岩壁の中央あたりのピークに突き抜けるラインを登る>
コルまでのロープが新しすぎるので先行パーティーが工作したものであって帰りに回収されるだろうと予想し、我々も用意してきたロープをフィックスする。
駐車場に戻り寝床の準備。
駐車場から遊歩道をすこし歩いたところに適当なスペースがあり、そこにそれぞれのテントを設営。
この時期はキャンプOKとのこと。
<海風の直撃は避けられるが巻き込む風も強い>
それにしても風が強い。
お天気サイトでは15m/s吹いていたとのこと。
駐車場にいた鉄砲猟の猟師さんの話だと、この海岸ではこの時期にこのくらいの風は普通らしい。
翌日7:30に出発。
風は前日同様強いものの晴天。
フィックスしておいたロープで懸垂下降できたので取付きまでだいぶ早くついた。
足元に波が打ち寄せ、そこからクライミングを開始するロケーションは海無し県の人間には格別。
予想通り東面の壁の風は穏やかで、日にも照らされ暖かく感じる。
もくまおうはこの岩壁の初登ルートだけあってルート取りが自然。
よくルーファイしないと魔王のルートから外れることがあるかも。
ゴールは一緒なのでこだわりなければ問題ないですが。
あと、記録を残しているみなさんも言及していますが、魔王の3ピッチ目の2ピン目を取ってすぐ左の凹角にトラバースするところは直上したくなるので注意です。
3ピッチ目以降はクライミング中にも海原が視界に入ってきて気分が上がる。
特に最終ピッチの最後のスラブは爽快そのもの。
お昼前にトップアウト。
<緊張感もありつつ爽快感もあるクライミングが続く>
<絶景を眺めながらビレイ>
終了点からの駿河湾も絶景。
ただ風はもろに受ける。
稜線の踏み跡をたどって立木の懸垂支点に。
基本、まっすぐ降りていけば立木に工作された明瞭な懸垂支点が視界に入る。
懸垂4回で取付きに降り立つことができるが今回は60mダブルも持ってきており、最後のピッチは取付きまで届くので3回で降りた。
ただ、次に来ることがあれば50m×2本で充分だと思った。
総じて岩質が脆く要所要所でランナウトもあることで独特の悪さと緊張感がありますが、短いながらもそういった緊張感と絶好のロケーションも相まって、ピリッとしながらもしかし爽快なルートでした。
<おつかれさまでした>
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