諏訪山岳会公式ブログ

諏訪地域の山好き、クライミング好きが集まって、ウラヤマからヒマラヤまで四季を通じてオールラウンドに活動しています。

立場川/ノロシバ沢

2017年09月01日 | 八ヶ岳 沢・アイス
山行日:2017/8/26
メンバー:Mar、F倉、I間、N原、I原

今回は地元の沢と読図訓練を目的とした例会山行として、八ヶ岳、立場川の支流ノロシバ沢へ行ってきました。

<ノロシバ沢下流のCS滝>
6:00/舟山十字路~6:40/旭小屋跡地(入渓)~7:25/1900m付近(雨宿り)~9:25/ノロシバ沢出会~10:55/8mCS滝~12:50/狼煙場~13:20/青年小屋~14:35/西岳~16:00/舟山十字路


朝6時、今にも降り出しそうな空模様の中をスタート。舟山十字路から10分ほど下って広河原、ここで入渓でも良かったのですが、濡れたくないMarさんの希望で旭小屋まで林道でいくことに。
旭小屋跡地から入渓、予報通り小雨がぱらついてきたので雨具を着ました。2つの堰堤は左岸からまとめて巻きました。1900m付近、しっかりとした雨となったので、ハングした岸壁の下で30分ほど雨宿りを。


雨も弱まったので遡行再開、直後の地図にない3つ目の堰堤は右岸の踏み跡から、最後は懸垂で。ここは堰堤の右壁にフィックスがあったようで、軽めのシャワーを厭わなければ突破できたようです。


ゴルジュに入ると小滝やナメがでてきます。このあたりは、なかなか楽しい区間ですが、雨雲の中の薄暗いゴルジュではテンションもいまいち・・・




ノロシバ沢出会は完全な伏流で見落とした事例もあるようです。我々はここまでも丁寧に読図を行い、現在地をしっかり把握できていたので、自信を持ってノロシバ沢へ。

ほとんど流れのないゴルジュを抜けると徐々に水流が戻ってきます。水量は少なく、綺麗なナメもちらほら。いくつかの小滝をこなしているうち、空も大分明るくなってきてもう雨の心配もなくなりました。




全般的に岩がボロボロだったり、ナメでホールドスタンスが微妙だったりで、初心者には少々厳しい印象、お助けの出番も何度か。
核心と勘違いしたCS滝、倒木に投げ縄という初めての試みでしたが見事に成功。ゴボウで登りました。


そして核心の8mCS滝。右壁の残置スリングとカムで支点、アブミも使って、Marさんに突破してもらいます。後続はフィックスで水流のある左壁を。


2430m付近の二俣は一度右に入りましたが、このままいくとノロシバ直下の岸壁になりそうなので、すぐに引き返し、左俣のスラブ滝。ここもやや悪くフリーで突破したF倉さんがお助けを使って確保。


その先、10mくらいのスラブ滝。I原がフリーで取り付くも最後がボロボロ。後続に左岸の尾根から上がってもらい、ロープを垂らしてもらいました。すみません。
沢はスラブ、壁はボロボロで悪いので、このまま左岸リッジを詰めることに。傾斜も強く、足場も良くない箇所もありましたが、灌木や草付きでそれなりに手がかりがあったので、沢を離れたのは正解と思います。
稜線にでてわずかで狼煙場に到達し装備解除。後半はなかなか渋く、緊張もありましたが、無事抜けられて一安心。天気も回復し展望もありました。


青年小屋ではMarさんの顔でコーヒーをごちそうになり大休止。その後、西岳経由で下り16時に無事舟山十字路へもどりました。


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1 コメント

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Unknown (U山)
2017-09-01 22:22:31
”THE 八ヶ岳の沢”という感じですね。
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