前穂高岳北尾根
日時:2018年7月21(土)~22日(日)
メンバー:Mar、O石
クラシックルートとして穂高を代表する前穂高岳北尾根に行って参りました。
涼しげな3000mの稜線のはずが、随分と暑い登攀でしたが、一級のバリエーションとして風格あるコースを無事に行ってくることができましたのでレポートします。
21日朝6:30
諏訪山ルームをゆっくり出発。今日は涸沢でテント泊なので余裕のスタートです。沢渡からバスに乗り換えバスターミナルから歩き始めて横尾経由で13:30頃、涸沢に到着。それにしても暑い。いつもよりもペースは上がりませんでした。
横尾から明日の北尾根が見える
テントを張っているとMarさんに声をかけてくる人が…
旧知の遭対常駐隊長さんではありませんか。いつもご苦労様です。暫し事務所にお邪魔して談話が弾みました。いろいろな隊員の方と情報交換もできました。ありがとうございました。
テンバ前でゆっくりと夕暮れを眺めながら、宴も進み、明日に備えて早めの就寝でありました。
22日 3:30 テントを撤収し涸沢を出発。ザイテンへ向かうルートをすぐに分けて5、6のコルを目指します。緩やかなトラバースを進み、斜度がきつくなるころから雪渓を登ります。アイゼンがよく効きグングン高度が増します。コルの手前でガレ場に移り、5:00に5、6のコルに到着。
モルゲンロードに染まる奥穂高岳が美しい。
先行は3パーティー、3人、3人、2+2人の構成です。
眼下に見える奥又白池が黒い。
目の前に大きなⅣ峰が現れました
Ⅴ峰稜線上で先行の2+2パーティーをやり過ごしⅣ峰取り付きに到着。
すでに先頭パーティーは中間テラスから難しい右側のコースに差しかかって苦労している様子。
前のパーティーに続きここは素直に左巻コースで進みます。
登ってきた涸沢からの雪渓がよく見えます。
Ⅳ峰はⅢ峰よりもルートファインディングを間違えると危険度が増すようなので慎重に進みます、と言っても先行のガイドパーティー(Marさんのお知り合い)のおかげで楽ちんさせていただきました。すみません…
これがⅢ峰です
ピークを過ぎて3、4のコルを見れば先行パーティーがまとまって休んでいます。
我々も7:00コルに到着、小休止して順番を待ちます。
ここで先頭は入れ替わり先の3人ガイドパーティーが最初に取り付きます。
ここからスタカットで登攀開始です。
7:30我々もMarさんリードでⅢ峰の快適なⅣ級程の1、2ピッチを進みます。
1ピッチ終えて先行の3人学生パーティーを待ちながら見れば、どうも本来と違うルートで手こずっている様子なので、本来のチムニールートであっさり先行。
それにしても今日はよく見えます。丸見えです。
その後もO石リードで傾斜も緩くロープを伸ばすだけの3、4ピッチを進む。5ピッチはスタカットでチムニーを越えてビレイ点に着いたものの、見れば少し下に巻道が見えたのでトラバースして復帰、やがて2峰ピークから10m程懸垂で降りて最後の登りを経て前穂ピークに9:00到着、装備解除して終了。
待ち時間や眺めの休憩を含めてゆったりと5時間30分ほどの暑くも快適な登攀を楽しむことができました。
その後は紀美子平から暑く長い重太郎新道を下り、岳沢小屋で喉を麗し、河童橋に戻りました。
穂高を代表する憧れの岩稜、クラシックの中のクラシック、ここ2年ほど、春夏を通じて、中々取り付く機会を逃していた北尾根ですが、やっと上ることができました。
前穂高岳北尾根、ありがとうございました。
日時:2018年7月21(土)~22日(日)
メンバー:Mar、O石
クラシックルートとして穂高を代表する前穂高岳北尾根に行って参りました。
涼しげな3000mの稜線のはずが、随分と暑い登攀でしたが、一級のバリエーションとして風格あるコースを無事に行ってくることができましたのでレポートします。
21日朝6:30
諏訪山ルームをゆっくり出発。今日は涸沢でテント泊なので余裕のスタートです。沢渡からバスに乗り換えバスターミナルから歩き始めて横尾経由で13:30頃、涸沢に到着。それにしても暑い。いつもよりもペースは上がりませんでした。
横尾から明日の北尾根が見える
テントを張っているとMarさんに声をかけてくる人が…
旧知の遭対常駐隊長さんではありませんか。いつもご苦労様です。暫し事務所にお邪魔して談話が弾みました。いろいろな隊員の方と情報交換もできました。ありがとうございました。
テンバ前でゆっくりと夕暮れを眺めながら、宴も進み、明日に備えて早めの就寝でありました。
22日 3:30 テントを撤収し涸沢を出発。ザイテンへ向かうルートをすぐに分けて5、6のコルを目指します。緩やかなトラバースを進み、斜度がきつくなるころから雪渓を登ります。アイゼンがよく効きグングン高度が増します。コルの手前でガレ場に移り、5:00に5、6のコルに到着。
モルゲンロードに染まる奥穂高岳が美しい。
先行は3パーティー、3人、3人、2+2人の構成です。
眼下に見える奥又白池が黒い。
目の前に大きなⅣ峰が現れました
Ⅴ峰稜線上で先行の2+2パーティーをやり過ごしⅣ峰取り付きに到着。
すでに先頭パーティーは中間テラスから難しい右側のコースに差しかかって苦労している様子。
前のパーティーに続きここは素直に左巻コースで進みます。
登ってきた涸沢からの雪渓がよく見えます。
Ⅳ峰はⅢ峰よりもルートファインディングを間違えると危険度が増すようなので慎重に進みます、と言っても先行のガイドパーティー(Marさんのお知り合い)のおかげで楽ちんさせていただきました。すみません…
これがⅢ峰です
ピークを過ぎて3、4のコルを見れば先行パーティーがまとまって休んでいます。
我々も7:00コルに到着、小休止して順番を待ちます。
ここで先頭は入れ替わり先の3人ガイドパーティーが最初に取り付きます。
ここからスタカットで登攀開始です。
7:30我々もMarさんリードでⅢ峰の快適なⅣ級程の1、2ピッチを進みます。
1ピッチ終えて先行の3人学生パーティーを待ちながら見れば、どうも本来と違うルートで手こずっている様子なので、本来のチムニールートであっさり先行。
それにしても今日はよく見えます。丸見えです。
その後もO石リードで傾斜も緩くロープを伸ばすだけの3、4ピッチを進む。5ピッチはスタカットでチムニーを越えてビレイ点に着いたものの、見れば少し下に巻道が見えたのでトラバースして復帰、やがて2峰ピークから10m程懸垂で降りて最後の登りを経て前穂ピークに9:00到着、装備解除して終了。
待ち時間や眺めの休憩を含めてゆったりと5時間30分ほどの暑くも快適な登攀を楽しむことができました。
その後は紀美子平から暑く長い重太郎新道を下り、岳沢小屋で喉を麗し、河童橋に戻りました。
穂高を代表する憧れの岩稜、クラシックの中のクラシック、ここ2年ほど、春夏を通じて、中々取り付く機会を逃していた北尾根ですが、やっと上ることができました。
前穂高岳北尾根、ありがとうございました。
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