『美容と行政書士』
今日は悪徳商法について少し話したいと思います。
エステ＆化粧品、等美容絡みの事例を取り上げてみます。
キャッチセールス
街頭とかで「アンケートに答えて下さい」とか声をかけ、
事務所とかに連れて行かれ軟禁or監禁状態になり、
商品購入や役務契約するまで執拗に勧誘する手法。
バブル期以前はナンパ紛いのイケメンの青年が
女性に声を掛けるパターンが多かったが！？
最近では普通のオバサンがアンケートと称して
声を掛けて来るパターンもあるので、
老若男女共気おつけていただきたい。
デート商法(恋人商法)
出会いを装い異性に近づき恋愛感情を利用して、
契約締結や高額商品販売を行う手法。
男女間で恋愛感情を上手く利用している為
結婚詐欺に近いケースもあり！？
独身の方は男女ともに気おつけたい。
アポイント商法
勧誘電話でお店or事業所に呼び出し、
契約締結や高額商品販売を行う手法。
以前は「おめでとうございます当選されました」とか
いきなり電話が掛ってくるケースもあったが！？
現在は巧妙になり？？
事前にアンケートとかプレゼント応募とかを経由して、
「モニター当選者に選ばれました」といって呼び出すパターンも！？
他にも「無料ですので体験してみませんか？」と電話があり、
無料体験だからお店に行ってみたら
高額商品or役務契約をさせられた！という事例も！？
資格商法
美容絡みでは
「この資格を持っていると就職に有利とか独立出来る」
とかいって高額な授業料や教材を買わされてしまう手法。
権威も実績もない協会資格の取得に高額料金を払ってしまうケースもあり！？
不景気＆就職難の現在は特に気おつけたい。
※現在、日本での美容関連の国家資格は美容師＆理容師の二つのみ！！
以上
上記が美容業界で事例のあった主な悪徳商法なのですが、
ネット社会の現在、情報が即飛び回りますので、
僕が若い頃のような
「おめでとうございます当選されました」みたいな
単純な「おめでとう商法」は少なくなっているハズですが！？
車のハイブリッド化よろしく悪徳商法も上記の事例を
複合化したようなケースも増えて来ているようです。
消費者のみなさんは上記のケースに遭遇したら、
すかさずクーリングオフの書面（ハガキ）を出しましょう。
クーリングオフが出来るのは法定書面（契約書）
を受け取った日から８日以内です（マルチ商法、等は２０日以内）。
クーリングオフ期間が過ぎてしまった場合でも、
途中解約という方法もありますので、
国民生活/消費生活センターや専門家に相談してみましょう。
それからエステティシャン＆サロンオーナーのみなさん
売上UPの為に悪徳商法に手を染めてはなりません（本気）
過去に悪徳商法で１００店舗位まで成長した
エステチェーンは数社ありましたが！？どれも姿を消しました！！
その宣伝広告、セールストーク大丈夫ですか？
コンプライアンス＆リーガルチェック怠らないようにしましょう・・・・
