goo blog サービス終了のお知らせ 

sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

小屋の温泉

2024-03-03 11:42:13 | 自作詩
ひっそりと 小さな入り江
その端に 小屋が 立っていた

海は穏やかで 静かな波音
太陽の光が きらめいて

遠い街から 車で訪れた青年
小屋の戸を そっと 開けた

中には とても 小さな温泉
手を浸してくださいと 立て札が

青年は 手を浸すと
思わず 目を閉じた

すると 幼い頃の自分が 見える
若き父と母と ともに

幸せそうな笑顔
暖かに灯る 光の中で 

さっきまでの 寂しさは 消えて

小屋から 出ると
日差しが まぶしく

それは たった今の
青年の 心のように


(2024年3月2日作詩)







*小さな物語


コメント (20)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« しあわせのココアのお家 | トップ | 万華鏡の菩薩様 »

20 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
saruru1791さんへ (sunnylake279)
2024-03-07 17:32:02
saruruさん、こんにちは。
ご訪問&コメントありがとうございます。

楽しく読んでくださりありがとうございます。
入り江なので、山間の緑も想像していただき、とてもうれしいです。
キャンバスの油絵を思い浮かべていただけてよかったです。
そちらはまだとても寒いのですね。
冬が過ぎて春が訪れると、日差しが眩しくなりますね。
そして光に生命力を感じます。
春はそれが他の季節と違って特別な感じがします。
saruruさんは毎日日の出を見ていらっしゃってすごいなあと思っています。
朝起きた時、明るいとうれしいです。
これからだんだんと起きやすくなってきます。
お彼岸が来ると、もう春ですね。
暖かさがもうすぐですね。

いつもありがとうございます♨
返信する
Unknown (saruru1791)
2024-03-07 15:17:33
いつも楽しく読ませて抱いています 美しい山間の緑 海の青 キャンバスに描かれた一枚の油絵ですね まだまだ春が遠く感じられる北国ですが 間もなく 『小屋から 出ると 日差しが まぶしく』 そんな日が想像できます 
日の出も 1日1日早くなります 今朝は6時でした
間もなく彼岸が 一機に 春突入にーー身も心も 暖かくなります いつも楽しく読ませてもらってます ありがとうございます
 
返信する
ikuchanさんへ🧡 (sunnylake279)
2024-03-07 12:46:20
ikuchanさん❣❣、こんにちは。
ご訪問&コメントありがとうございます。

私の詩にたくさんのうれしいお言葉をありがとうございます。
一言で表すと「あたたかさ」、とてもうれしいです。
私は詩を書く時、特にそういうことを意識していないのですが、書いている
うちにそういう感じになるみたいです。というか、それしか書けないみたいです。
だからいつもおんなじ感じになっているかもしれません。
でもikuchanさんにそのように言っていただいて、とてもうれしいです😀
詩の中の温かさをエネルギーに変えて、自分自身の傷を癒すというふうに
役に立っているとしたら、こんなうれしいことはありません。

私がいつも思うのは、読んでいただいて少しでもプラスの気持ちになって
くださったらいいなということです。
そして写真も絵もないけれど、読みながら場面を思い浮かべてもらえたら
と思っています😊

手湯って知らなかったのですが、小屋の中の小さな温泉だから、手を浸す
のがいいかなと思ったんです。
きっとそれだけでも、心と体が癒せるだろうなと。
波音と太陽も素敵な場面と言っていただけてよかったです。
幼い頃の自分もそうですが、若き日の父母の笑顔は幸せの証だと思うんです。
その笑顔で自分は育てられたんだと思うことが大切なんだと思います。
愛するものが身近に戻ってくるって、素敵な考え方ですね🥰

手湯、していただいたのですね。
香水を入れて・・・とても素敵です💕
お湯に手を浸すだけでも気持ちいいですよね。
副交感神経が優位になりそうです。
若き日のお母様とお父様とお姉様とご自分を思い出されてよかったです。

今日もたくさんのうれしいお言葉をありがとうございます。
いつも感謝しています♨💐🍀🌼💖
返信する
Unknown (ikuchan)
2024-03-06 23:37:34
sunnylakeさま🎀

sunnylakeさまのポエムは
きれいな色遣い、優しく心に響くことば、生きる勇気や元気が出る応援歌、など沢山の魅力がありますが

そしてもし一言で表すとしたら「あたたかさ」だと思いました
今回のポエムの手湯、とても温かいです
体や心が疲れている時・寒い時・さみしい時〜こちらのポエムに行きつけばいつも温かくなります(今までのポエム全てが)

手負の生き物が癒せる場所というイメージもあります、多分サニーさまのポエムを読んでその中の温かさをエネルギーに出来たらきっと自分自身で傷ついた部分を癒せるはず😍

『手湯』なのですね、初めて目にしました。たしかに足湯があるのだから手湯があっても😍そしてサニーさまはご自分の発想で初めに手湯を見つけられたのがすごいです

ポエム…静かな波音と太陽の光というだけでも素敵な場面に
温泉に手を入れたら幼い頃の自分と
若き日の父母。って。〜本当にワープ出来たらどんなに幸せでしょうね🥰

幼い時は遥か昔ですが sunnyさまのポエムを読んでいると、遠い愛するものが身近にまた戻って来てくれる気がします

〜わたしも手湯、やってみましたよ‼︎
たまたま買ったままで使ってなかったパヒュームを2滴お湯の中に…

(今98才になっている)母が若かった時、香水が大好きでした、なので
手を浸す手湯の甘い香りの中に
若い日の母を思い出して(次には父やわたしや姉も😉)

青年は心が眩しく手湯から出てきたのですね、とても素敵なお話です😃

これから手湯を時々やってみようかと…💝

〜いつも幸せ・素敵なポエムを大変ありがとうございます💕🌸
返信する
グランマさんへ (sunnylake279)
2024-03-06 15:39:48
グランマさん、こんにちは。
ご訪問&コメントありがとうございます。

素敵と言っていただき、とてもうれしいです。
私は今日手湯をしてみました。
温かくて気持ちよかったです。
楽しかった日々を思い出すと、きっと今も幸せだと思えるような気がします。
記憶ってそのためにあるのかもしれません。

いつもありがとうございます♨
返信する
思いが見える (グランマ)
2024-03-06 14:35:46
sunnylake279さん

素敵な詩ですね
グランマも手を浸して
思いっきり楽しい日々に思いを馳せてみたいです
返信する
夏の雨さんへ (sunnylake279)
2024-03-06 11:34:59
夏の雨さん、おはようございます。
ご訪問&コメントありがとうございます。

夏の雨さんは朝が早いのですね。
起きるのも得意なのでしょうか。
朝にお湯に手を浸すっていいですね。
この詩を書いたあとに調べてみたら、足湯はよく聞きますが、手湯って
いうのもあるそうです。
血行促進とリラックス効果があるらしいです。
体が動きやすくなるというのも、たしかにそうですね。
私も手湯をしてみようかなと思いました。
子どもの頃のこと、よく思い出されるのですね。
私は子どもの頃のことは写真を見て覚えているだけなのですが、
自分と両親の笑顔を見て、とても幸せを感じます。
きっとあの頃が幸せいっぱいだったのだと思えます。
私も両親がいなくなってしまったけれど、過去の思い出はずっと心の中に
あると思っています。
生きる原動力、本当にそうですね。
みんな愛された記憶があるから、強く生きてゆけるのですものね。
そうやって大切な記憶は受け継がれていくのだなぁと思いました。

いつもありがとうございます♨
返信する
Unknown (夏の雨)
2024-03-06 06:34:56
おはようございます。
青年は、海辺の小屋の中の小さな温泉に手を浸すのですね。
私は朝が早いので、今の寒い時期は起きると給湯スイッチをつけて暫くお湯を流して手を温めます。そうすると体が動きやすくなって、すぐに家事にとりかかれる気がします。温める事って本当に幸せだと思う瞬間です。
青年は、幼いころの幸せな自分を思い出しているのですね。私も子供の頃の事をよく思いだします。
両親や祖母が可愛がってくれ兄弟もいて賑やかで守られた幸せな子供時代だったと思います。
今では一人また一人といなくなってしまいました、思わぬ不幸、孤独もありますが、子供時代の幸せは生きる原動力になります。今度はその幸せを残された人に伝えて少しでも感じてもらえたらなあと思っています。
いつも素敵な詩をありがとうございます。
返信する
ピーちゃんさんへ (sunnylake279)
2024-03-05 09:18:45
ピーちゃんさん、おはようございます。
ご訪問&コメントありがとうございます。

ピーちゃんさんも似たような経験をされたのですね。
思い込みで過去を作るって、なんとなく分かるような気がします。
ピーちゃんさんはよく散歩にいかれるので、それも関連しているでしょうか。
目を瞑ってみた過去の情景は、思い出とはまたちょっと違った感じなのか
なと思いました。
違っていたらすみません。そこに感情を置かずにただ見るという感じでしょうか。
主人公は幼い自分を思いがけず見て、心が温かくなりましたが、
ピーちゃんさんも過去を見て幸せな気持ちになったのですね。
そういう過去は宝物ですね😊

いつもありがとうございます♨
返信する
Unknown (ピーちゃん)
2024-03-04 23:22:30
こんばんは🌝
実はこの詩と似たような経験をしたことがあります
頭で考えて生きているので思い込みが強くなり過去を作ってしまいがち
目を瞑ってみた過去の情景はただそこにいるそれぞれの姿であり情景でした
主人公の気持ちが重なったように思えて嬉しくなりました🙏
返信する
種吉さんへ (sunnylake279)
2024-03-04 15:50:44
種吉さん、こんにちは。
当たってよかったです。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
返信する
Unkown (油屋種吉)
2024-03-04 15:08:38
こんにちは。
さすがですね。大当たりです。
返信する
なおともさんへ (sunnylake279)
2024-03-04 08:13:06
なおともさん、おはようございます。
ご訪問&コメントありがとうございます。

浪漫あふれると言っていただき、とてもうれしいです。
今回はシンプルなので、読んでくださる方がどのように想像するかに
よって、全く違った場面になると思います。
こんな温泉があったらいいなと思いながら書きました。
青年はきっと、一番うれしかった時のことが思い浮かんだのだと思います。
誰でも小さい頃の想い出はかけがえないですよね。
両親のおもかげとともに。。。

素敵な世界と言ってくださりありがとうございます♨
返信する
Unknown (なおとも)
2024-03-03 22:52:50
こんばんは!
なんて浪漫溢れる詩なのでしょうか。物語の世界中に引き込まれています。こんな温泉があれば行ってみたいです。
青年の心には、どのような想い出が甦ったのでしょうか。
素敵な詩の世界にいやされました。なおとも
返信する
種吉さんへ (sunnylake279)
2024-03-03 18:52:33
種吉さん、再びのコメントありがとうございます。

英語版のお話、とても素敵な内容ですね。
自分のことより人のためになることが、何より大切だということですね。
ひしゃくのお水の雫がダイヤモンドになって、空の星座に・・・。
北斗七星でしょうか。
とても美しい物語だと思いました。英語だときっとさらに美しい表現のように思いました。
貴重なお話を教えてくださりありがとうございます。
返信する
larala30さんへ (sunnylake279)
2024-03-03 18:38:51
larala30さん、こんばんは。
ご訪問&コメントありがとうございます。

融けた雪がビニールに落ちる音、とてもいい音だろうなと思いました。
私の住む街では、この冬は一度も雪が降りませんでした。
毎年少しは降るのですが。。。

今回の詩は小屋の中を自由に想像していただきたくて、あまり詳しくは
書きませんでした。
larala30さんはどんな感じに想像してくださったかな~と思っています。
ワクワクしてくださりありがとうございます。
手を浸す温泉ってあまりないかもしれませんが、この詩を書いたあとで
調べてみたら、そういうのがあるらしいです。
少し元気がなかった青年が、温泉に癒される様子を書いてみました。
場面を思い浮かべていただけてよかったです。
素敵と言っていただき、とてもうれしいです。

いつもありがとうございます♨
返信する
Unkown (種吉)
2024-03-03 18:38:47
こんばんは。英語版 the foutain of youth ですので、そうですね。小泉八雲さんのお話です。他にはこういうお話があります。中学の英語教科書にのっていたものですが、若者が病弱な母のために森の中の泉に水を汲みに行きます。帰る途中、年老いた老人に逢い、水をくれとせがまれ、断り切れずにひしゃくの水を与えます。そして次々と水を所望され、帰宅したら、ひしゃくにはほとんど水が残っていません。「いいんだよ。困っている方に飲んでいただいて良かった」
 彼の母はそう言いました。
 床にこぼれた滴がダイアモンドに変わり、大空に昇って行った。さて、その七つのダイアモンドはいったいどんな星座になったでしょう。
 そんなお話だったと思います。
返信する
こんにちは (larala30)
2024-03-03 16:34:23
屋根の雪がお日様に当たって溶けてビニールとたんに
まるで小太鼓のようなリズムを作って音立てて落ちています。

海岸の辺の温泉が湧き出る小屋、「手を浸して下さい」
何が起こるかワクワクしていたら、昔、子供の頃の情景がまぶたに浮かんで来るのですね。
この寒い時期に、あったかい温泉にたとえ手だけでも浸す、心が穏やかになりますネ。
青年の心が癒され、前向きになって帰っていく姿が目に浮かんできます。
いつも素敵な詩を有難うございます。
返信する
油屋種吉さんへ (sunnylake279)
2024-03-03 13:58:34
種吉さん、こんにちは。
ご訪問&コメントありがとうございます。

こちらは西風が強いです。気温もわりと低いです。
入り江の温泉、気に入っていただけてよかったです。
若返りの泉、ちょっと調べたのですが、小泉八雲のお話でしょうか。
この詩では、手を浸すと、自分の幼い頃と両親が見えることにしました。
私も両親を亡くしましたが、夢にはわりとよく出てきます。
そういう時は、実際に会ったような気持ちがします。
温泉は単に体が温もるだけじゃなくて、心も温めてくれるだろうと思って
書いてみました。
孤独は誰にでもあるものですよね。
それを癒すものがあればいいなと思います。

いつもありがとうございます♨
返信する
Unkown (油屋種吉)
2024-03-03 12:18:45
こんにちは。お元気ですか。こちら、朝から北風が谷あいを吹き抜けています。入り江近くの小屋に温泉が湧き出でていて・・・。いいですね。むかし「若返りの泉の物語」を高校でおそわったことがありました。あなたのは、手をひたすと若き日の親を思い出せるのですね……。この数年のうちにわたしのふた親がつぎつぎ逝ってしまいましたしね、ふたりとも一度だけ夢で逢いましたがね。そんなぬくもりのある泉があったら両手を浸してみたいものです。しみじみと孤独を味わっています。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

自作詩」カテゴリの最新記事