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sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

森の映画館

2023-11-12 11:49:50 | 自作詩
森の奥 白いスクリーン
動物たちの 野外映画館

チケットは オレンジ色の葉っぱ
それを持って 映画館へ

制服着たウサギさん
葉っぱを 受けとる係です

木に囲まれた映画館
昼間でも 薄暗い

鳥のさえずり そよめく木の葉
それは 自然のテーマ曲

プロローグは 星座と流れ星
青い地球が 輝いて

夢で見た星に 
ペンダントを 探しに行く物語

誓いを込めたペンダント
二つの心を つなぐために

エピローグは 涙の笑顔

森の秋は 深い夕暮れ
みんな お家へ しあわせ顔で


(2023年11月11日作詩)







*季節
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砂浜の足跡

2023-10-29 11:45:12 | 自作詩
「心は誰にも負けない」と
あの日 あの人が そう言った

魂と同じくらいの存在を
まるで 普通のことみたいに

人は いつの日か
無限の線上に 立てるのかな

それには きっと 必要なこと

地球よりも 深い心と
太陽よりも 強い意志

たしかな夢を 見て
虹の橋を 渡るように

すべてを 信じることが できたなら
あの場所に 手が届くのに

だから せめて 一歩ずつ 
たしかな足どりで 今は 進もう

青い海の 砂浜で消えてしまう
小さな足跡を 残しながら


(2023年10月27日作詩)







*生き方
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光の彼方に

2023-10-16 11:39:54 | 自作詩
空が こんなにも 透きとおる日は
心に 懐かしい人を 思い出す

ただ 愛をおいていった
優しい あの人のことを

心の奥で 繰り返す
アンティークのオルゴールみたい

あたたかい声が 胸の奥に

遥か遠い あの場所まで
あなたの心と 生きてゆけますように

クリームイエローの光の中で
あなたが守ってくれた 私のままで

変わることのない 面影と
変わり続ける 私の日々

いつも 一緒に 並んでいる

懐かしの空に 願いを込めて
あの光の彼方に 辿り着くまで


(2023年10月15日作詩)







*私の願い


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白い馬と泉

2023-09-27 11:44:51 | 自作詩
森に 白い馬が 佇んでいる
鏡のように光る 泉のほとり

ひとくち 水を飲むと
馬は 銀色に 輝き出した

背中に 翼がはえて
空に向かって 羽ばたいた

天高く どんどん 昇り
やがて 見えなくなった時

空から ターコイズのペンダント
鮮やかな 空色の石

泉の中に ぽちゃんと 落ちた
一瞬で 青色の水に 変わる

その日から
森に 青い泉があると 伝えられ

その水を 飲むと
誰もみな 心が 澄みわたる

白い馬は 泉の守り神だった
いつも 人の心を 健やかに


(2023年9月27日作詩)







*心象画
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水晶と鏡の部屋

2023-09-09 11:44:44 | 自作詩
奥ゆかしい感じがする
昔ながらの 鏡屋さん

お店の中の階段を 降りると
小さな 鏡の部屋がある

部屋の真ん中に 大きな水晶
透明に 佇んでいる

それが たくさんの鏡に映り
水晶の森みたい

石の中に見える 小さな虹は
心の未来へ 架かる橋

いつまでも 消えることなく

鏡の中の水晶に そっと灯る 
キャンドルみたいな 

希望の光を 信じ続ける

限りない愛に 包まれて
本当の自分に 出逢うため 

そして いつか 自分自身に 
深く 感謝できるように


(2023年9月7日作詩)







*大切なもの
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