6/25 石巻市湊地区 5回目のボランティア活動参加。
また参加してきました。
前日まで東北を襲っていた暴風雨はどこかへ飛んでいき、
当日は曇り空に時々気持ちのいい小雨や晴れ間がのぞき、
更にときどき風が吹くという、比較的活動しやすい気候・天候でした。
誰か日頃の行いのいい人がいるのかしら?
自分が参加するときは、あまり天気に悩まされたことがありません。うふ
さてさて。
今回は3班編成での活動。
・○○塾回復班
・○○邸お庭修復班
・側溝清掃班
私はお庭修復班へ配属。
今回は副班長を仰せつかりました。
とはいえ特にこれといって特別なことはなく、
ただ、水分補給や休憩などを気遣い、
初めての人は頑張りすぎることがないように声をかけたり。
そんな感じでした。
とても広いお庭で、野菜やお花や木々が存在していました。
平屋のお宅はやはり一階がすべて水没しており、もちろん庭もすべて海水に埋没。
半分干物になった魚もいました。
元の地表を覆っているヘドロを掻き出し土嚢袋にひたすら入れて運ぶ作業。
ヘドロだけならいいのですが、大きな石や岩みたいな石がまばらに混じっているので、
スコップでガツガツぶつかり、石をよけながらの作業。
地味ですが、これが結構カラダにきました。
帰りのバスの中ですでに背中と右お尻と右肩がガッチガチの筋肉痛・・・
2日たった今もまだ少しピキピキです。
お庭の向こうまでヘドロがあるとわかっていたので、
どうにか全部綺麗にしてあげたかったのですが、時間が足りなくて
残念ながらすべて取り去ることはできませんでした。
でもせめて、玄関へのアプローチや目に見える一通りのところは
気持ちがいいように綺麗にして帰ろう!とみんなで話し合い、
お花のまわりは草むしりをし、玄関と犬走りは水を流しデッキブラシで綺麗に泥を流しました。
このお家は、おばぁさんが一人暮らしされていて、
3月11日は家の中で被災され、首まで津波に浸かってしまったそうです。
すべて失い、今は避難所で生活されています。
この日ボランティアが来ると聞いていたからなのでしょうか、
おばぁさんは、避難所で配られるジュースやお菓子を飲まずに取っておいて
私たちの休憩時間に「どうぞ」と差し出してくれました。
その心遣いが沁みました。
水を汲みに家の中にお邪魔したところ、台所の水道のところに石鹸とタオルがおいてありました。
家の中はもうすべて運びだし空っぽです。
こんな心遣いにもとても感動し、おばぁさんの気持ちがずんと伝わりました。
お庭すべてを綺麗にはできなかったけれど、
おばぁさんの「ありがとう」という笑顔がすごく輝いて見えました。
あぁ、私、この笑顔が見れるだけでいいや。
このために続けたい。
シンプルにそう思う。
今回も・・・というか毎回メンバーに恵まれ、
不謹慎でしょうけれど、同じ方向を見て楽しく活動できました。
みんな、ありがとう
参加するたびに、私のリュックはお菓子が増えていくのは、気のせいじゃないみたいよ
前回から変わって見えたこと。
・被災したままだった家屋が取り壊され、綺麗にさら地になっているところがちらほら。
・それに反比例し、ガレキの山が増え、高くなっていた。
・応急処置の土嚢堤防が、旧北上川に積まれていた。
・お花が手向けられたお墓の一角があった。火葬されるまでの数年間、土葬され仮のお墓とされるそうです。
・お寺の前のお墓の上にゴロゴロあった車の山はすべて撤去されて、綺麗になくなってた。
ハエがかなり増えていた。
私たちの活動している石巻市湊地区は、早い段階から消石灰を巻いていたので、
比較的ハエも少なく、一部で報道されているような巨大なハエはいませんでした。
でも、これから夏の活動ではハエや蚊など、気を付けないと。
あと、日焼けも。
私、今回うっかり日焼けにやられた・・・
さて!
明日は、4月から続いている我々ボランティア隊の初めての『活動報告会&交流会』です
一緒に活動してきた仲間とまた顔を合わせることができるので、とっても楽しみです
たった一度や数回しか時間を共にしていないけれど、なんだか旧友に合うみたいで嬉しいな
ちぃ