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レギュレーターに取り付ける外部フィルターをお勧めしない理由

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http://sunmarineshop.jp/
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先日お客様から、のどの渇きを軽減するというフィルターのご相談がありましたので、お伝えした内容を共有しておきます。

あくまで個人的な考えですが・・・

いかなる理由があろうと、レギュレーターの心臓部であるファーストステージと命の綱であるセカンドステージの間に、複数繋いだ邪魔な部品が入ることが私は許されません。

多くの中古器材を見て、フィルター内部も見る機会があるわけですが大体がこんな状態になっています。



きれいで湿り気のある空気にするには、相当のこまめなメンテナンスと定期的な部品交換が必要なのです。

勿論、効果自体は多少なりともあると思います。

ただ当然ホース内やセカンド内にも湿った空気が行くわけですから、たまにしか器材を使わない一般ダイバーの方であれば、カビや異物がホースやセカンド部品内などに残る可能性は大いに増えると思います。

のどの渇きはたまに相談されますが、潜水直前に適切な水分補給をしていれば、みなさんダイビングの慣れとともに解消されますよね。

安易にフィルターを装着する前に、まずはこれらの事前対策が先です。

各レギュレーターメーカーが、自社の製品のために専用フィルターを製造するのなら話はまた別ですが今のところそのような話は無いですね。

勿論色々と試してみるのは悪いことではありませんし、メーカーのチャレンジ精神も素晴らしいですが、相談されたらこのようなデメリットもありますとお伝えしています。
もちろん喜んでご注文はお受けします(笑)

ちなみに・・・タンク内の空気はきれいとは限りませんので、そこを疑うことは常に頭の片隅に入れておきべきです。

世界的にも日本国内でも昔と比べて大きく改善されているとは言い難いですね。

顕著に出る症例は、頭痛と吐き気です。

これはもうフィルター云々の話ではないので、遠慮せずにお店に確認するべきです。

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コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

sunmarineshop
詳しい考察ありがとうございます。
日本で販売されているどちらのタイプもまさにその通りですね。
本来は販売時にこのような説明を受けた上で使用するべきですが・・・
510
まさに仰るとおりで、加湿器は大きな危険性があり、使う場合は注意する必要があると思います。
調べたところ加湿器には2タイプあり、仮に加湿フィルター型と、ミストスプレー型と呼びますが、それぞれ次の注意点を想像しました。

■加湿フィルター型
【メリット】
水のスケール(いわゆる洗面台のウロコ)がレギュ内へ析出する恐れがない。
【デメリット】
濡れたフィルターがカビる恐れが大いにあり。
ホースから2ndまで湿気でカビたりサビたり劣化する恐れあり。
【予想される危険性】
カビ混じりの不衛生な空気を吸うことで、肺炎などの感染症を発症。
カビやサビなどが隙間に噛んで2ndが動かなくなることで、呼吸困難やフリーフローが発生。
【考えられる対策】
使用後は毎回フィルターを洗浄し、よく乾かす。
使用後はフィルターを外した後、タンクの空気をよく通してホース内部をしっかり乾燥させる。

■ミストスプレー型
【メリット】
フィルターレスなのでカビにくい。
また、ダイビング後半には水切れで乾燥空気へ置き換わるので、上がる頃にはホース内は乾燥してカビにくいと予想される。
【デメリット】
ホースから2ndまで水のスケールが析出して堆積する恐れあり。
水タンク内がカビる恐れが多少あり。
【予想される危険性】
水のスケールが隙間に噛んで2ndが動かなくなることで、呼吸困難やフリーフローが発生。
カビ混じりの不衛生な空気を吸うことで、肺炎などの感染症の発症。
【考えられる対策】
水は精製水(粉ミルク調製用などの引用可能なもの)を使用する。精製水は使用直前に封を切り、余ったものは廃棄する。
※精製水はミネラル等の不純物がほとんどない水です。水道水や浄水器やミネラルウォーターではだめです。
毎回使用後に水タンク内部はしっかり乾燥させる。


加湿機能のない純粋なエアーフィルターは万一の錆タンクなどの対策として意味がありそうですが、加湿器は面倒さや危険性を考えると、喉が乾かないというメリットに釣り合うのかなと個人的には疑問に思いました。
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