NDSレギュレーターのセカンドステージの「低圧ケース上フタ」(通称リング)の開け方です。

オーバーホールでなくても、現場やお店でゲストのレギュを点検したいときなど、開けたいときありますよね。

砂が残ってフロー気味になっているときや、吸う時に少しの引っ掛かりや遅れを感じるときなどは、セカンド内をきれいにして組みなおすだけで改善します。
新品時やOH後は薬剤でロックされており、指の力だけでは容易には開きません。(軽い力で開いたらそれは未整備品)
またしばらく使うと、ネジ山部が潮でさらにロックされるため、開けたいオーバーオール作業者泣かせとなることも多々あります。
メーカーマニュアルでは「90度のお湯に浸し、ゴム手袋で一気に強く回す」とありますので、工具などが無い場合は試してみてください。
ただ、メーカーもこの方法ではやっておらず、独自の治具を使っています(笑)
メンテナンスのプロ中のプロの方々に聞いても、お湯作戦はあまりやっていない様子でした。
まず私の作戦。
●滑りにくい系ゴム手袋で一気に回す(力が無くなった今、8割方はこの手法では開けられません)

●奇跡のベルトレンチ(これで開かなかったケースは、一度もありません。)
数々のベルトレンチを使ってきましたが、これだけがまさに奇跡のベルトレンチです。現在どこにも売っていないため、販売情報とかご存じの方がいたら教えてください。)

こちらもじわっと力を入れていくのではなく、一気に力を入れるのがポイントです。

外観上、潮腐食が激しいものは、先にお湯利用推奨です。
あと修理プロの方々のご意見
●プラスチックハンマーで、リング周囲を叩く。(これも意外と効果的で、私も現場でよくやりました。要コツ)
●お湯につけて温めてから、ゴムベルトを掛けてまわす。
(メーカーの治具もコレに近いですが、裏面に滑り止めがついています。)

●ベルトレンチは、ゴツイ物の方が掛かりが良いらしいです。

●フェイスリングとボディを丸ごと万力で挟み込み。
等など。プロの皆様の良い情報ありましたらぜひ教えてください。
素手で簡単に開いてしまう場合は、それはNDSレギュの規準を満たしていないことになります。
締めるときは素手で構いませんが、数センチロック剤を使って、最後キュッと一瞬の力で強く締めつけてください。
NDS製品のことなら、お気軽にご相談ください。

********
全国・全世界のお客様に対応しております。
ダイビングや器材に関するお問い合わせを、心よりお待ちいたしております。
●インターネットから→お問合せフォーム
●お電話→tel.079-293-1506
楢崎(ならざき)まで。ご来店の際はご予約下さい。
●サンマリンショップのwebサイトはこちら
●2024年12月からホームページアドレスが変わりました。