ハマるBCをお探しの方への参考になれば幸いです。
ちなみにサンマリンショップではレギュレーターは約9割がNDSですが、BCジャケットに関してはその時々でお客様のニーズに合ったものをおすすめしていますので、各メーカー各モデルほどよく分散しております。
そんな中で、特に初心者の域を脱した全男性ダイバーにおすすめしたいのがコレです。
SCUBAPROクラシックアドベンチャー2
※新品販売価格はお気軽にお問い合わせ下さい。
通称スタビと呼ばれるもので、当店にある中古モデルであればこれです。
使い心地や中身のコンセプトは1978年の誕生から変わらない究極のシンプルジャケットで、全国のインストラクターやベテランダイバーを中心にこれしか使わないという愛好家も多くいます。
重さは2,9㎏（M）と軽めです。ちなみに現行のSCUBAPROハイドロスプロが3,9kg（M）です。
私もスタビ歴25年以上になりましたが、きっとこの先10年後も同じモデルを使っているだろうと思います。
このバックル調整式全盛の時代に、このジャケットタイプならではの長所は何なのか？
私が格段に良いと思う所は、「準備が速くできること」と「水面で楽なこと」の２点です。
スタビは着やすく装着（準備）が速くできるという点は、インストラクターに好まれる最大の理由のひとつです。
一般的なバックル型のBCを着るときに、肩や脇辺りがねじれたり、引っかかったりすることはありませんか？
一見着やすそうに思える前面の開いたバックフロートタイプBCでも困っている方は多いはずです。
スタビではあのねじれや引っかかりが、ほぼありません。
着た後に肩口のバックルで調整する手間も無いので、袖を通すだけで完了です。
タンクセットもバックルワンアクションで速いので、他のどのBCジャケットよりも素早く準備出来ます。
ただし、サイズ選びを誤ると途端に着にくいBCになりますので、少し余裕のあるサイズを選ぶことがコツです。
また使っていくうちに素材も柔らかくなってきますが、肩の柔軟性が衰えてきた方は空気を少し入れると非常に着やすくなります。
次の理由は、水面で顔が大きく出やすいことです。
スタビは給気したときに水面でフェイスアップの姿勢が取りやすい構造です。
他のタイプとの比較図。
スタビだけはバンッと身体が持ち上がり、さらに顔がやや上向く姿勢になるので、水面で楽に過ごすことができます。
水面で話をする機会が多いインストラクターに人気の理由ですが、一般ダイバーも安全性の面でとても有益な構造です。
スタビによるフェイスアップの安定姿勢を経験したらバックフロートは勿論、一般的なバックルタイプでも居心地の悪さを感じますので、もう戻れなくなります。
水面滞在が苦手な方にもスタビはおすすめです。
あとは、空気が回るのでホバリングしやすいとか、バランスが良いとか、抵抗が少ないとか、給気しても身体が締め付けられないとか、壊れにくいとか色々あります。
ただそれならばSCUBAPROの他のジャケットタイプモデルや、SAS.REYSON、Bismの日本ブランドのジャケットタイプBCでも良いのでは？と思われるかもしれません。
もちろんそれらも良い物ですが、スタビフリークがこれらを選択しない理由はコレです。
インフレーターと本体の接続位置に注目して下さい。
写真でお分かりのように、上の一般的なBCは肩口ですが、スタビは胸の位置から繋がっています。
これによって給排気ボタン位置が下めにきて、視界にも入りやすいですし、絶妙に掴みやすい位置に来るのです。
ジャバラホースのねじれも全く無く、いつもの場所に固定されていますので素早くボタン操作でき、ボタンを探し回るということは皆無です。
逆に一般的に普及しない理由としては、調整不可なのでサイズ選びが難しいことや身体にまとわりつくようなフィット感が得られないことがあげられます。
特に初心者の頃は、身体にフィットした方がバランスを取りやすいかもしれませんが、 上級者でBCのフィット感を求めているダイバーは少ないです。
もしろスタビフリークにとっては「締め付け感が無く楽」というメリットにもなります。
初心者を脱した男性ダイバーの方には、ぜひ一度はスタビの道に行って欲しいです。
当店のお客様ではスタビは買い換え時（2着目）のBCジャケットとしてハマる方が多いです。
給排気ボタンはソフトで微調整も可能なTUSAのこれに換えるのもおすすめです。
長く使うなら当然新品をおすすめしますが、ちょっと試してみたいという方は中古もアリです。
良品ストックしておりますのでご相談下さい。
さすがにエヌズモデル（SPLENDIDO）は一般ダイバーの方におすすめしませんが、ガイドの方はご相談ください（笑）
スキューバプロ製スタビのことならお任せ下さい。
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