此の行為を、日ハム時代の同僚への暴力行為の批判躱しと騒がれている。
普段した事も無い事をすると、人は疑ってかかる。
移籍後の初打席でホームラン。
直ぐ様結果を出せる点は凄い。
色々と云う者が居るが、成績を残せば何も気にする事は無い。
まぁ、巨人の選手からすれば、腫れ物を触る思いでやり難いだろう。
話は逸れるが、一般企業には突出した奴は居る。
職場には、おかしな変わった奴が一人は居るもので、其の逆で性格が良く人間関係も良好な奴が一人は居る。
性格が良く人間関係も良好だが、仕事が出来ない奴が結構多い。
会社にとっては不利益である。
おかしな変わった奴だが、しっかり仕事を熟し信頼されている者を会社は残す。
だが、上司におべんちゃらを云い、上手く立ち回る奴が実際いるが、そう云う奴は仕事が出来ぬ。
上司が依怙贔屓して、難しい仕事をそいつには振らないからである。
こう云う関係性の連中も、会社にとっては不利益でしかない。
が、此れが普通に罷り通っている。
真面目にやっていて馬鹿らしくなる時が在る。
無駄に正義感を全面に押し出すと皆から嫌われる。
和気藹々の職場は息苦しさが無く、仕事は遣り易いが、業績は上がらない。
以前は、職場内がピリピリして息苦しさも多少は在るが、作られる製品は品質が高く業績も上がっていた。
会社の諸事情により人事異動が在り、厳しく纏めていた上司が異動となり、新しい上司がやって来た。
其の上司は、他社からのヘッドハンティングで来た人で、此れ迄とは真逆の雰囲気で楽しく仕事をし和気藹々をモットーにしている人であった。
仕事中も笑顔、時には笑い声が聴こえる事も在った。
製造現場に於いて、集中力が求められるのに、此れでは気が散ってしまう。
緩み切った製造現場で高品質の製品は出来ぬ。
当然ながら、納品先での不良が多発し、納品先へ頻繁に手直しに出向く始末。
此れ迄も不良は在ったが、今回の様な例は記憶に無い。
不具合が多い処に仕事を依頼するお人好しはいない。
当然、業績が落ちた。
一度緩み切った製造現場は、中々元には戻らない。
和気藹々が大事な職場も在る。
叱らず、褒めるのみの教育が叫ばれる昨今。
此の環境下で育った子供や若者は、今の日本の社会では中々やれないだろう。
最近、叱らず褒める会社も在ると聞くが、僅かである。
叱らず褒めるのみの世の中になるとも思えぬ。
もう此れは、宗教家が抱く世界平和と云う妄想と同じで、先ず実現しない。
幻想を追い求めるのはやめて、厳しさに耐え得る人間になる様に自己研鑽に励むが得策である。