風が強い夜。無料弁当40個+お菓子、マスク、カップ麺などを21:30から出して23:00頃に残7。昼に色々とご寄付が届く。感謝。
学生らしき方と話す。何度も店の前を通りかかるうちに無料弁当のことを知り、時々取りに来ているらしい。月末まで毎晩やることをお伝えした。というわけで、緊急事態延長に伴い月末までやることに決定しました。
夕方頃にTwitterのリプライでSOSが届く。DMのやり取りの後にLINEをし、連絡を取り合う。派遣切りにあい寮を即日追い出され、住まいを失った。知人の家に泊めてもらっているが、出なければならないとのこと。「ホームレス支援」という語句で検索し、当アカウントに辿り着いた。弁当を作りながら端末を見て、親指対応。明日、お店で会うことに。
日々の記録には書いてないが、実はTwitterで生活相談をされるのは初めてではない。ネットカフェや契約の残っている端末で検索し、DMに命がけのメッセージが届く。充電が切れかかっていたり、時間に追われたりしながら、必死に蜘蛛の糸を手繰り寄せる。ひと昔前では考えられなかったが、困窮者が生活支援の情報を集めていることもある。都内の各地の炊き出しの情報を得て、まわっている方の話を聞いたこともある。皆様のリツイートやイイネによる情報拡散は、誰かの命を助けることに繋がっている。
ネットは時に誰かの心を傷つけ、暴力を増長させてしまうという危険な側面もあるが、反対に、誰かの心を癒やし、命を助けることもある。
店の売名のためにTwitterやブログを書いているわけではない。生活困窮者支援の体験を記録することで、支援をしている方々や何か行動を起こそうとしている方、理解を深めたいと思う方の何らかの参考になれば嬉しいし、助けを求めている方に情報が届けばいいと思ってやっている。
ただの飲食店にできることは限られているが、やれることをやるしかない。
私たちは微力だが無力ではない。
(5/9のTwitterより 一部修正)
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