無料弁当45個＋お菓子、マスクなどを21:30から出して23:00頃に完パケ。開始時に小雨降るも止む。今夜も取材アリ。詳細は後日公開。利用者の方々にも許可を得た上で取材に応じて頂いた。ご協力頂いた皆様に感謝。
路上脱出第一号の方が来店。真面目に毎日通院しているらしい。充血していた目も治り、精神状態も落ち着いているように見える。その日にあったことを書いた日記を読むと、様々なプログラムがあるようだが、取材があったのであまり話ができなかった。このまま順調に治療が続くことを願う。恐らくは、お昼までのプログラムだという土日と、次の生活保護受給日が、ひとつのヤマとなる。見守って、支えて、励ますことしかできない。
「平日は病院で三食食べているんですが……、時々弁当を取りに来てもいいですか？」「えぇ、いつでも顔を見せに来て下さい」「ありがとうございます」飲んでいない時は、誠実で、綺麗好きで、真面目な方なのだ。病院ヘ行くのも怖がり、２回も約束をすっぽかした彼が、先日より毎朝自分で通っている。
「目が違った。充血してなかったね」小学生女子が私に言う。「よくわかったね」女子は以前に、泥酔した彼を見ている。目を真っ赤に腫らし「自分はダメな男です」と涙をこぼす彼の姿を見ている。「お酒飲んでないの？よかったね」悪いのは酒じゃないんだ。飲まずにいられなくなってしまう心なんだ。
その心は「悪い」のではなくて「弱い」んだ。「弱い」ことは「悪い」ことでは無い。一人で克服できなければみんなで支えあって克服していく。その「みんな」の中にはお医者さんや病院で会う依存症の方々や、私だけではなくて、君も含まれているんだよ。君も、彼を支えているんだよ。
と、今度ゆっくり話そうと思う。
（5/22のTweetより 一部修正）
