好き好きは引越しました!

絶賛お引越し中。

■更新履歴■

2022年08月15日 01時09分20秒 | そらごと

9月11日 更新
「小説」→「本編」→「立志」ちょこっとup3
またしても何故か1か月経っている不思議…💧
そらのおもちゃ箱
mobile そらちゃばこぽけっと。



2月5日 更新gift
「小説」→「100のお題」→「封印」up
もちろんとっておきはシェールに。でも、それはまた別のお話。


1月17日 更新oni
「小説」→「本編」→「鬼神」up
もう一生書き終わらないんじゃないかと思いましたが、どうにか脱稿。
いやもう、スマホ打ち過ぎて肩痛いわ😖💧💨


9月11日 更新pencil
「小説」→「100のお題」→「指環」再掲

8月21日 更新pencil
「小説」→「本編」→「鬼心仏心」再掲

8月19日 更新pencil
「小説」→「本編」→「先見之明」加筆訂正して再掲
時間が出来次第オマケも書きたい…

8月14日 更新pencil
「小説」→「100のお題」→3本再掲

8月8日 更新headphones
「ライブラリー」タブ開設

こえのコンテンツをひとまとめにしました。
更新されないときは、
PCの場合は、ヘッダーフレーム内で右クリック→フレーム内を更新
スマホの場合は、閲覧履歴からキャッシュのクリアをお試しください。


2月28日 更新kirakira
「小説」→「本編」→「マーガレットの祝福」up
「小説」→「ごちゃまぜ」「短編集」に過去拍手SS再掲
結構なつかしい!15~が今回掲載分です。

2月23日 更新 item8
「小説」→「100のお題」→「歓喜」up

1月28日 更新 oni
「小説」→「100のお題」→「サディスト」up

1月18日 更新 heart
「News」→「ステキイラスト」up meromero
「小説」→「100のお題」→「犠牲」up
「小説」→「100のお題」→「森」再掲


1月1日 更新 hinode
「小説」→「本編」→「失せ物の対価」up
今年もよろしくお願いいたしますkirakira2

9月26日 更新 sunadokei
「小説」→「本編」→「過去からの来訪者」up
お幸せにkirakira2

9月6日 更新
「小説」→「100のお題」→「王」up
王様カンケーネーhekomi


7月12日 更新
「小説」→「100のお題」→「瞳」up

6月21日 更新 mail2
「小説」→「100のお題」→「誓い」up

6月15日 更新
「小説」→「本編」→「守護」に長いおまけup
とりま、めっちゃ楽しかったのでok


5月14日 更新
「小説」→「100のお題」→「硝子」up
ちょっと息抜きに寄り道

4月20日 更新
「小説」→「本編」→「ハレの日の憂鬱」uprun

3月7日 更新
「小説」→「100のお題」→「微笑み」up
なんてイイコなんだsymbol6

2月22日 更新
「小説」→「本編」→「諸刃の剣」up

2月5日 更新
「小説」→「100のお題」→「休息」up

1月26日 更新
「小説」→「100のお題」→「子供」up

1月11日 更新
「小説」→「本編」→「代償」お引っ越し
「小説」→「本編」→「誓い」up

1月8日 更新
「小説」→「本編」→「やさしい嘘」
を加筆訂正・おまけup

「小説」→「本編」→「鬼の本領」お引っ越し

↓旧サイト↓
12月10日更新headphones
「100のお題」→「混沌」にこえ追加
ケイタイverも開通

11月10日更新
「News」→「嬉し楽しな頂き物2」up

10月27日更新
「小説」→「100のお題」→「いつか」upbeer


8月19日更新zzz
「小説」→「本編」→「やさしい嘘」up
や、やっと(小声)

7月14日更新
「小説」→「ごちゃまぜ」→「悪戯」up
「ケイタイ」は「短編」にup

11月11日更新 katatsumuri
「小説」→「本編」→「重石」up

9月29日更新
「小説」→「ごちゃまぜ」1本追加
ケイタイは「短編集」に

8月16日更新
「ケイタイ」→「こえ」→「納涼ボイス」追加 kirakira2
ゼインが言いそうっていうより、私が言われたいセリフ


7月18日更新
「小説」→「本編」→「鬼の目にも涙」up oni

6月5日更新
「小説」→「100のお題」→「畏怖」up clock
1年半ぶりのM/F・・・

5月13日更新
「小説」→「本編」→「父と子と父と」up

2月1日更新 light
「小説」→「ごちゃまぜ」→「灯」up
ケイタイは「短編集」に

1月5日更新 card1
「News」→「Englishないただきもの4」up
「ケイタイ」→「いろいろ」→「Welcome back」up

1月2日更新 kagamimoti
「小説」→「本編」→「克己」up
お疲れ、シェール…

11月30日更新
「ケイタイ」→「こえ」→「萌えボイス」追加heart

11月19日更新 
「小説」→「本編」→「道標」up card1

10月10日更新
「小説」→「本編」→「晴れ時々風邪」up

9月9日更新 mail2
「小説」→「100のお題」→「剣技」up

8月31日更新
「泣きっ面にムチ」にオマケup symbol7

8月22日更新 akakabu
「News」→「Englishないただきもの3」up
「ケイタイ」→「いろいろ」→「Medication」up

8月21日更新
「小説」→「100のお題」→「獣」up dog4

8月20日更新 pika
「小説」→「本編」→「泣きっ面にムチ」up

7月18日更新
「小説」→「ごちゃまぜ」に1本・過去拍手SS追加
「ケイタイ」→「短編集」 上に同じ

6月19日更新
「小説」→「本編」→「邂逅」up heart

6月12日更新 moon
「News」→「Englishないただきもの2」up
「ケイタイ」→「いろいろ」→「Moonlight」up

「小説」→「ごちゃまぜ」→短編3本地道に再掲
ケイタイは「短編集」にあります

6月9日更新 obake
「小説」→「100のお題」→「死神」up

5月28日更新 zzz2
「小説」→「本編」→「紲」やっとこさup

5月14日更新 gift
「News」→「Englishないただきもの」up
「ケイタイ」→「色々」→「An adventure」up

5月7日更新 
「小説」→「本編」→「桜の下で」up sakura

5月4日更新 headphones
「ケイタイ」→「こえ」→「着ボイス」up

4月9日更新
「小説」→「100のお題」→「戒め」up footmark2

4月5日更新
「小説」→「本編」→「罠」up exclamation

2月26日更新
「小説」→「本編」→「出航」up ring

2月10日更新
「リンク」→「Media Spanking」 追加 tv

2月6日更新
「小説」→「100のお題」→「敬礼」 up cat4

1月24日更新 footmark
「小説」→「100のお題」→「序章」up

1月11日更新
「小説」→「100のお題」→「気高い」up clock

1月8日更新
「小説」→「100のお題」1話 更新 symbol6

1月2日更新 kagamimoti
「硝子の心」に「こえを聴くボタン」
ああ…もうミゼットになりた…

1月1日更新 kadomatsu
「小説」→「本編」→「古を稽ふ」up

12月25日更新 book
「小説」→「本編」→「鬼の居ぬ間に」up

12月15日更新 oni
「小説」→「100のお題」→「軌跡」up

12月12日更新
「クリスマスコンテンツ」up gift

chainchain 11月21日更新 chainchain
「小説」→「100のお題」→「混沌」up

11月17日更新 ring
「小説」→「本編」→「硝子の心」up

11月7日更新
「小説」→「本編」→「三つ子の魂」up smoke

11月4日 更新
「小説」→「100のお題」→「剣」up atari
「携帯」→「あんけーと集計結果」

10月27日更新
「ママと箱入り娘」に「こえを聴くボタン」 fork

10月25日更新 moon
「小説」→「本編」→「鉄は熱いうちに」
分岐点「オニ教官ver」追加

10月17日更新
「小説」→「本編」→「帰郷」up home

10月4日更新 rain
「小説」→「本編」→「ママと箱入り娘」

10月2日更新
「携帯」→「おまけ」→「ボイドラ台本」公開

9月28日更新
「ボイドラ本編」公開 headphones
「1周年アンケート」開設 footmark

9月26日更新
「小説」→「本編」→「小さき冒険者」up ok

9月18日更新
「リンク」→「TIGER-REVERIE」追加 tiger
「小説」→「番外編」→「虚言」up

8月29日更新
「リンク」→「ちぁーずへようこそ」追加 cat2
「小説」→「100のお題」→「空」up

8月24日更新
「小説」→「本編」→「Complex? Complex!」up coffee

8月17日更新
「小説」→「100のお題」→「蝶」up item3

8月14日更新
「小説」→「100のお題」→「宣告」up futaba

8月3日更新
「盗癖4」に素晴らしき「こえを聴くボタン」 heart

8月1日更新 item5
「小説」→「100のお題」→「悲鳴」

7月29日更新
「小説」→「本編」→「迷い子の行方」 UPzzz2

7月17日更新
「リンク」→「銀の雪鳰」 「SpaSpica」追加 kirakira2
「小説」→「本編」→「透明人間」

7月13日更新
「小説」→「100のお題」→「優美」up kirakira

7月5日更新
「リンク」→「アニミズム!」追加 atari
「小説」→「番外編」→「盗癖」オマケ付き gift

7月3日更新
「小説」→「100のお題」→「午睡」 elephant

7月1日更新
「敗北」&「エンドレス」に声を聴くボタンheadphones

6月30日更新
「小説」→「番外編」→「契約」 cherry

6月27日更新
「親友」に声を聴くボタン loudspeaker

6月22日更新
「小説」→「100のお題」→「敗北」 item5

6月19日更新
「小説」→「本編」→「天使の生まれた日」
小説の一部に「こえを聴くボタン」設置headphones

6月12日更新
携帯サイトのURLを変更 mobile
"html"→"shtml"

6月6日更新
「小説」→「本編」→「鉄は熱いうちに」

5月30日更新
「小説」→「本編」→「鬼の霍乱」
「小説」→「100のお題」→「闇」

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コメント (22)
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リハビリ。

2022年08月08日 00時13分14秒 | 小説
 
その夜、シェールは上機嫌で帰路についた。宿題として課された月の観察が想像以上にうまくいったためだ。おまけに、初めて見た天体ショーは、宿題云々を差し引いても充分に興味深く、美しかった。
 
「ただいま!!」
 
些か興奮気味に玄関の扉を開け、最初に視界へ飛び込んできたのは父の姿だ。
 
「こんな時間までどこにいた。いい加減、門限くらい守れ」
 
しかもこちらは至極機嫌が悪いときた。
 
「守ったよ。さっき一回帰ってきたもん」
 
「どういうことだ。いくら門限を守ろうが、後から無断で出掛けたら、何の意味もないだろう」
 
「ちが…」
 
「無断ではないわ」
 
再度言い返そうとすると、二階から軽快な足音が近付いてきた。
 
「おねえちゃん!」
 
天の助けである。シェールは一目散に救い主の元へと駆け寄った。
 
「シェールくんから事情を聞いて、私が許可しました」
 
「事情?」
 
怪訝そうにこちらを窺う父親に、シェールは慌てて事の次第を説明した。
 
そうして話し終えてもまだ、父の表情は険しいままだ。どうしたものかと狼狽えていると、代わりに涼やかな声が反論した。
 
「お友達も一緒でしたし、行き先も明確でした。そんなに心配しなくても」
 
「日が落ちた後に、子供が外にいるべきではない」
 
だが、いともたやすく切り捨てられてしまう。シェールはごくりと唾を飲み下した。
 
「そんなに長い時間でもなかったわ」
 
「そういう問題ではない。ルールは守らせていただかないと困ります」
 
父親が語気を強め、シェールは身を縮めた。なんだか自分が責められているようだ。
 
「頭ごなしに禁止したら、いずれ黙って出掛けるようになってしまうかもしれませんよ。そちらのほうがよほど危険では?」
 
「そんなことはさせません。他の誰かなら、いざ知らず」
 
台詞の後半は半ば一人言である。
 
「何がおっしゃりたいのかしら」
 
が、シェールはもちろんユリアの耳にもしっかり届いていた。
 
「ちょっと、ねえ、おねえちゃん」
 
小声でユリアを窺ってみるが、彼女は心配無用とばかりに微笑み、再び父親に向き直った。
 
「随分と自信がおありなのね」
 
「どういう意味だ」
 
「シェールくんだって、ずっと子供のままではないわ」
 
「そんなことはわかっています」
 
「わかっていないから言っているのよ」
 
「ちょ、ちょ、ちょっと待って!」
 
それまでおろおろと二人のやりとりを見守っていたシェールが、たまらず声をあげた。大人たちは完全に臨戦態勢である。心臓がバクバクと音を立てた。
 
「おねえちゃん、もう良いから」
 
「良くないわ」
 
まずは比較的話のわかりそうなユリアに目を向けるも、呆気なく振り払われる。焦って父のほうを仰ぎ見るが、こちらは話し掛けるなオーラ全開である。今父に関わるのは得策ではない。
 
「でもでも、とにかくもうやめて!」
 
「でも、シェールくん。まだ話の途中よ」
 
「いいからもうやめて!お願いだから!!」
 
なおも退こうとしないユリアを最後は絶叫して遮る。そうして叫び終えると、シェールは全速力で階段を駆け上がった。
 
「シェール」
 
「シェールくん」
 
背後から自分を呼ぶ声が聞こえたが、もはや知ったことではない。心臓がぎゅっと痛くなった。
 
「いい加減におしよ」
 
続いて聞こえてきたのは、いつになく不機嫌な女将の声である。これ以上の諍いは御免だ。シェールは自室に駆け込むと、すぐさまベッドに潜り込んだ。
 
 
「夫婦喧嘩なんてもんは犬も食わない。そんなことは百も承知だよ。だけどぼっちゃんにとっちゃ、親が二人いるっていうこの状況は、初めてのことなんだ。少しは考えてあげな」
 
すっかりお馴染みになった妻との口論も、考えてみれば、息子の前でしたことは一度もない。シェールに免疫がなくて当然である。
 
「大好きなおとうさんと、いつでも味方になってくれるおねえちゃんが、自分のせいで喧嘩してるだなんて、あの子が耐えられるわけないだろ」
 
「相すみません」
 
「面目ありません」
 
他に言葉が出てこない。彼らは同時に階段を仰ぎ見た。
 
「いいかい、これ以上ぼっちゃんのこと傷つけたら、棚賃倍にするからね。本気だよ」
 
女将は一気に捲し立てると、プリプリと発火しながら私室へと消えていった。どうやら本当に怒らせてしまったようだ。
 
「私、シェールくんの気持ちも考えずに、出過ぎた真似を。お陰で、話がおかしなほうへいったわ」
 
「シェールの味方になってくれるよう頼んだのは私です。出過ぎた真似とは思いません」
 
「でも、棚賃が」
 
「そちらも勿論気になるが、今はそれよりも…」
 
「私、シェールくんの様子を見に行ってきます」
 
ユリアははっとなって、すぐさま階段を上り始めた。
 
 
「シェールくん。さっきはごめんなさい。今少しだけ話せるかしら」
 
階段を上り詰め、目当ての扉に耳をつけるも、特に何も聞こえない。ユリアは意を決して扉を叩いた。
 
「いいけど、とうさんは?」
 
「ここにはいないわ」
 
ややあって、内側から扉が開かれ、すぐさまシェールが顔を出した。
 
「おねえちゃん、大丈夫?」
 
ユリアの心配をよそに、シェールは至っていつもどおりだった。
 
「私を心配してくれるの?」
 
「だって、僕のせいで…」
 
「大丈夫よ。タリウスに怒られたりしていないわ」
 
「ほんとう?」
 
「ええ。私がタリウスに怒っていたんだもの」
 
「えぇ?!」
 
「シェールくんのことが心配なのはわかるけど、それにしたって、もう少し自由にしてあげても良いのにって、ずっと思っていたの」
 
以前なら自分の出る幕ではないとわきまえただろうが、状況が変わりつつある。
 
「仕方ないよ。とうさんが過保護なのは、前に僕が無茶しすぎた結果だもん」
 
「シェールくん」
 
なかなかどうして、大人びた発言である。ユリアは目を丸くした。
 
「今回だって、とうさんに言ったら絶対ダメって言われると思って、最初からおねえちゃんに頼んだ。でもそのせいで、おねえちゃんのこと巻き込んじゃって。だから、ごめんね」
 
「良いのよ。家族なんだもの。もっともっと巻き込まれたいわ」
 
「おねえちゃんはとうさんのことが怖くないの?」
 
「勿論怖いわよ」
 
「………へ?」
 
言葉とは裏腹に、満面の笑みをたたえるユリアに、何故だかほんの少し恐怖を覚えた。
 
「それよりも、月の観察はどうだった?うまく見えた?」
 
「うん。やっぱり河原まで行って正解だった!うちからでも、屋根に上れば綺麗に見えるだろうけど、もし万が一とうさんにバレたら大変なことになるだろうし」
 
「流石にそれは、私も許可しないわ」
 
そんなことをすれば、明日は揃って椅子に座れなくなるに決まっている。
 
「何で?僕、もう落っこちないよ」
 
「そういうことじゃなくて………」
 
そのとき、背後から近付いてくる靴音に、彼らは顔を見合わせた。
 
「と、とうさん。さっきは…」
 
「今夜のことは、ユリアの許しを得てのことだろう。ならば、もう良い」
 
「えっと、じゃあ」
 
「無論、賛成はしていない。だが、その先はとうさんたちか決めることだ」
 
「ケンカして?」
 
「話し合ってだ。悪かったな、変な心配をさせて」
 
「平気だよ。ただちょっと驚いただけ」
 
何だか急に気恥ずかしくなって、シェールはそそくさと踵を返した。
 
「シェール、お前には言っていなかったが、ユリアとは時々喧嘩をする」
 
「うっそ!」
 
シェールはぴたりと動きを止めた。
 
「本当よ」
 
「我慢しろとは言わないが、慣れてくれるとありがたい」
 
「な、慣れるわけないじゃん。無理だよ、そんなの。絶対無理」
 
「そうか」
 
「そうだよ。だって」
 
「だって?」
 
「何でもない!」
 
どちらの味方をすれば良いか、皆目見当がつかないからだ。それより何よりだ。
 
「何かさ、心配して損した」
 
恨みがましくそう言うと、シェールはどちらの顔も見ることなく、部屋へと入っていった。
 
 
FIN
 
 
明日から夏休みです。
 
新年度が始まって4ヶ月ちょっと、かつてなく仕事がたて込んでいたり、親戚の絡みだったり、家族の不調が続いていたり、とにかくいろいろありまして。
 
ひとつひとつは大したことでなくても、重なるとそれなりにしんどくて…。何よりこの暑さに完全にやられました。
 
そんなわけで、あっちもこっちも中途半端ですが、しばらく書きたいときに書きたいものを書くスタイルになります。いつもどおり、気長にお付き合いいただけますとありがたく存じます。
 
最後になりましたが、全然更新が出来ないにも関わらず、毎日覗きに来てくださったり、パチパチいただいたり、ありがとうございます😆とっても元気付けられました💕
 
ともあれ、お休みだ~!
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100日

2022年07月03日 01時04分38秒 | そらごと

まだまだ書きたいネタはたくさんあるのですが、ひとまずここで区切ります。さあいよいよここからというところで、なんとも中途半端で申し訳ない。これからまたぽちぽち書いていく予定でいますので、気長にお付き合いいただけましたらありがたいです。

というのも、最近また本編が書きたくなってきてしまい、今を逃すと逃げていきそうなネタなので、あっちこっち飛んで煩わしいでしょうが、次からは一旦父子の話に戻ります。

さて、タイトルについて。こちらに移ってきてから今日で100日目です。いい加減、リンクの張り替えなどしないとですね。

そして、旧ブログの拍手SSをレスキューしなければ。ブログの拍手SSは、基本直書きなので、書き換えたら最後、残っていないのだけど、せめて今のだけは残しておこうと思います。

ちなみに、以前チラっと書いた拍手ランキングですが、更新履歴を除くと、「閑話休題」の41件が最高で、次点が「お薬騒動」の40件、以下「2011年スパ初め」29件、「折り返し」26件、「ただいま~♪」25件、「お店やさんにて」23件、「あとがき的な」22件、「涙腺」22件、「別名続乙女心」21件となっておりました。

一番の「閑話休題」は、「やさしい嘘」で膠着状態が続いている親子喧嘩の最中に書いたものだと思います。タリウスが嬉々として?シェールのお尻をぺんぺんしている姿が印象的だったのかと。

全部読み返していませんが、ぱっとみた限り単なる一人言にまでたくさんのパチパチをいただき、本当に感謝です。ありがとう。

 

 

 

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鬼の神髄5

2022年07月02日 23時02分13秒 | 小説

部下たちに留守番を言い付け、タリウスは教え子と共に城下へ出た。繁華街を抜け、歩き慣れた石畳の道を辿って角を曲がれば、そこはかつての棲家(すみか)である。

 
無造作に玄関をくぐり抜けると、カランと鈴の音が鳴った。自分たちがここで暮らしていたときには、なかったものである。
 
家主に来客を知らせるため、もっといえば防犯のためだろうが、当時からこんなものがあったとしたら、息子の門限破りを捕まえるのも造作なかったかもしれない。
 
そんなことを考えていると、ふいに店の奥から人の気配がした。
 
「悪いね。ランチはもうしまいだよ」
 
カーラ=ハリソン、宿屋の女主人である。
 
「って、こりゃまた随分とひさしぶりじゃないか」
 
彼女は突然の来訪に驚きながらも、とびきりの笑顔で迎え入れてくれた。
 
「ご無沙汰しています。お元気そうで何よりです」
 
「お加減さまで、どうにか生きてはいるよ。それよか、なんだいこんな時間に。どうかしたのかい?」
 
「実は、二階の部屋が空いていたら、使わせていただけないかと思いまして」
 
「そりゃまあ空いてるけど。何?ユリアちゃんと喧嘩?」
 
「まさか」
 
タリウスは後ろを振り返ると、背後に控えていたイサベルに向かって顎をしゃくった。
 
「ああ、そういうこと。こりゃ確かに、滅多なところには住まわせられないね」
 
女将は、そこで初めてイサベルの存在に気が付いたようで、ぶつぶつと一人言を言った。
 
「そうかと言って、お宅に泊めれば、それはそれで問題だ」
 
女将がにやりと笑った。まさに楽しくて仕方がないといった具合である。
 
「すみません、突然。地方から来たばかりで、宿を探しています」
 
「良いよ。丁度退屈してたところだ。何日でも泊まっておいき」
 
「本当ですか?ありがとうございます」
 
イサベルがふうと溜め息を吐く。心底ほっとしたのだろう。
 
「タリウスさんの紹介じゃ、無碍には出来ないさ。だけど、良いのかい?ここからお城じゃ、結構かかるよ」
 
「あ、いえ。ちがうんです」
 
「違う?」
 
イサベルが慌てた様子で手を振り、女将が訝る。
 
「こいつはしばらく、私の元に置くつもりです」
 
「士官学校にかい?へえ。それじゃやっぱり、あの噂は本当なんだ」
 
「ウワサ?」
 
女将の瞳が好奇に光る。咄嗟に流すも、教え子のほうはばっちり拾った。
 
「中央がひさーしぶりに女の子をとるって話」
 
好奇の瞳が四つに増え、タリウスは苦笑した。
 
「これまでも中央は、男女の区別なく志願者には門戸を開いています」
 
「まあいいさ。後で教えとくれ」
 
女将は小声でイサベルに囁くと、くるりと踵を返した。
 
「ついといで。ほら…」
 
「イサベルです。イサベル=オーデン」
 
「よろしくね、イサベルちゃん。久々にまた楽しくなりそうだ」
 
女将は軽快な足取りで、二階へと続く階段に消えていった。タリウスの耳に、豪快な笑い声だけが響いた。
 
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じゃんけんぺん

2022年06月17日 16時52分09秒 | 小説

時刻は消灯時間直前、見回りを兼ね、タリウスは兵舎の二階を歩いていた。

 
訓練生は消灯点呼の後、居室から出ることを禁じられる。だが、居室内であれば、何をしようと自由である。就寝準備はもとより、やり残した課題を仕上げる者、手紙を書く者、はたまたひと足先にベッドに入る者など、この時間の使い方は様々だ。但し、大前提として静粛に過ごすことが求められる。
 
「痛ってえ!!何すんだよ!お前!」
 
「そんな、俺なんかさっきもっと…」
 
「おーし、わかった!もう一回だ」
 
「えー!もう嫌だよ!」
 
居室の一室から漏れ出た、静粛とは程遠い声に、タリウスはピタリと歩みを止めた。いつもなら軍長靴の音が近付いただけで、大概は危険を察知し、大人しくなるものだが、今夜は騒ぎ過ぎて靴音にすら気付かないらしい。
 
「何を騒いでいる」
 
「ジョージアせん………痛ったああぁあ!!」
 
戸を開けた瞬間、両目に飛び込んできた光景に、タリウスは驚愕した。
 
「ドーン?!チェイス!!これは一体どういうことだ!!」
 
何故なら、寝間着姿のドーンが、同じく寝間着姿のチェイスによって、思い切り尻を打たれていたからだ。しかも、指導用のパドルでだ。裾からチラリと見えた尻は、何とも良い色に染まっている。
 
「誰がパドルに触れて良いと言った!」
 
「す、す、す、すいません!!」
 
チェイスは慌てて部屋の隅の壁にパドルを戻す。焦っているせいで、なかなかフックに掛からない。
 
「ドーン!何故チェイスに打たれている」
 
「そ、それは、じゃんけんに負けたから…デス」
 
「じゃんけんだと?」
 
タリウスは、未だパドルと格闘しているチェイスをむんずと掴み、おもむろに寝間着の裾をまくりあげた。
 
「ひっ!」
 
見れば、チェイスの尻もドーンほどではないが赤く色付いていた。
 
「つまり、じゃんけんで勝った者が負けた者を打っていた、そういうことか」
 
『はぃ』
 
少年たちの蚊の鳴くような声が聞こえ、続いて教官が深く呼吸するのが聞こえた。
 
「この馬鹿者どもが!!」
 
教官の怒号が脳天まで突き抜け、たちまち辺りは静まり返った。
 
「ドーン、パドルを取れ」
 
教官に言われるまま、ドーンは一目散に壁際に向かい、級友を押し退けてパドルを手にした。
 
「チェイスを打て」
 
「え?」
 
「チェイスにやられたのだろう?特別に許してやる」
 
「でも…」
 
教官の真意がわからず、ドーンはパドルと級友とを見比べた。チェイスもまた不安げに視線を返してくる。
 
「遠慮する必要はない。打て」
 
いついかなるときも、教官の言うことは絶対である。ドーンは震える手でパドルを握り直した。一方チェイスはと言えば、教官の発する言外の圧により、素早くベッドに両手を付いた。
 
ドーンはふわりとパドルを振りかぶり、級友の尻目掛けてペチンと叩き付けた。
 
「ふざけているのか」
 
「い、いえ」
 
教官の不機嫌極まりない声に、ドーンはふるふると首を振った。
 
「ならば、俺の命令が聞けないのか」
 
「チガイ…マス!」
 
ドーンは再びパドルを構えると、うっすら涙の浮かんだ目をぎゅっと閉じた。
 
バコン。
 
「いってええぇぇえ!!」
 
先程より格段に大きく振りかぶったパドルは、尻を通り越し、チェイスの腰に強か当たった。
 
「ご、ごめん。チェイス」
 
「もう良い。これ以上、見るに耐えない。良いか、ドーン。パドルはこう使うんだ」
 
言うが早い、タリウスはドーンの手からパドルを取り上げると、チェイスの尻目掛けて一直線に振り下ろした。
 
ビタン!肉を打つ派手な音が鳴り、直後にチェイスが跳び跳ねた。
 
完璧な一打だ。ドーンは目を見張り、思わず感嘆の声をあげそうになった。
 
「ふわあぁっ!」
 
だが、感嘆の声はすぐさま引っ込み、代わりに喉の奥から叫び声が漏れた。派手な打擲音が、今度は身体の内側から聞こえてきた。
 
「黙れ。消灯点呼の後は、静かにしろと言っているだろう」
 
「うっ!すいません!」
 
「あぁっ!すみませんでしたあ!」
 
どれ程小言を言われようとも、それからしばらくの間、二人は交互に呻き声を上げ続けた。
 
「お前たちはこれが欲しかったのだろう?存分にくれてやる」
 
どちらの尻も満遍なく紅く染まってきたが、まだまだだ。そう思い、更にパドルを振るおうとしたときだ。
 
「せんせい」
 
背後から遠慮がちに自分を呼ぶ声がした。
 
「何だ、カヴァナー」
 
カヴァナーは、この部屋のもうひとりの住人であり、週番である。
 
「お取り込み中、申し訳ありませんが、もう消灯時間になります。その…」
 
「そうか、もうそんな時間か」
 
どうやら悪餓鬼共の躾に、いささか時間を掛けすぎたようだ。
 
「うわあぁ!!」
 
「ぎゃあぁ!!」
 
仕上げに飛び切り痛い一打を平等に見舞い、タリウスはパドルを下ろした。
 
「二人とも朝まで立っていろ」
 
しっかりとお仕置きされた尻が二つ仲良く揺れた。
 
「片付けておけ」
 
タリウスはカヴァナーにパドルを押し付け、すれ違いざまに囁いた。
 
「一時間経ったら解放してやれ」
 
「わかりました。でも、その間もし自分が…」
 
「うっかり眠ったとて、お前を責めはしない。少なくとも俺はな」
 
「あ…はい」
 
どさくさに紛れ妙な重責を負わされたカヴァナーの溜め息が、遠く聞こえた。
 
 
オシマイ
コメント (2)
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