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悠々丸水産業務連絡掲示板

主に東紀州を漁場として出漁。
水揚げから加工まで行っております。

久々の塩☆

2013年09月19日 13時11分37秒 | 加工部

秋の風に感謝

最近加工部は専務にお任せ。

そんな中、

  朝晩涼しくなってきたので久しぶりに塩干しでも

と思っていたところ、良いカマスと小鯵を仕入れる事が出来たので、

久々に干し網を広げてみました

塩加減はおおよそですが、カマスで15%、小鯵で13%の計算。

小鯵を試食してみましたが、

   良い塩梅

でしたよ~

 


干物?

2011年12月11日 19時25分33秒 | 加工部

ジャンル的には干物になるかと…

久しぶりに、ボラの卵が手に入ったので、アレを作ってみました。

ボラの卵で作ると言えば、あれですよ、アレ。

か・ら・す・み

とはいえ、作るのは数年ぶりのこと。

記憶の片隅にある作り方を思い出して、作業を進めて行きます。

 

 

 

塩漬け。

塩で卵を包み込みます。

(多い分には問題ありませんので、思い切って多目にしましょう)

その状態で丸3日漬け込みます。

(今回手に入れた卵は少々小ぶりだったので3日にしましたが、通常サイズ~大サイズなら4日漬け込みます。)

 

塩抜き。

サイズによっては半日程必要になるかと思いますが、今回は4時間。

ぬるま湯を使い、途中3回ほど水を変えて塩抜きしました。

 

乾燥。

塩を抜いたら、水気を切って☆ます。

 一日一回裏表を返して、1週間程で完成します。(できれば天日で)

色が黄色から飴色に変わり、表面が硬くなったら出来上がりです

今回使った小型の卵で丸4日で完成しました。

 

さて、出来上がりは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コレ

結構良い色してるでしょ?

ただ、表面に白い部分がありますので、もう少し早く収穫しても良かったかもわかりませんネ。

 

 

収穫後、早速試食してみました。

その結果は…

 

 

   VERY DELICIOUS!!

 

まるで売っているカラスミみたい

折角なので正月用に残しておきます

 

 


白甘鯛のその後

2011年11月23日 17時16分18秒 | 加工部

先日頂いた白アマダイです。

当日仕込んでおいた、白アマダイのこぶ締めを、翌々日に頂きました^^

 

余り昆布の色が付いていませんが、しっかりと味が乗っていて、大変美味

市場価値が高いのも頷けます

 

そして、当日仕込んだもう一品。

 

イトヨリの紙塩焼き。

イトヨリの切り身を、塩を含ませたキッチンペーパーでくるんで寝かせたものです。

これも美味しかったですよ~

 


今年は山も変なようです・・・

2010年12月04日 21時11分11秒 | 加工部

猪肉を頂きました

今年は猪が多いそうで、知り合いの方から大量に頂きました。

その方曰く、

  「今年は夏の猛暑のおかげで山に餌が少なく、里へ多くの猪が降りてきていて、いくらでも獲れる。ただ、餌が少ないので痩せていて美味しくない」

とのこと。

で、もらったのは、

 

 

若い猪のモモ肉(骨付き)を買い物袋いっぱいとブロックひと固まり。

ブロックは筋と余分な脂を取り除けばOK。

モモ肉は、骨から肉を外す。

これが意外と面倒。

”どうやって食べようかな~”なんて考えながら肉を外し、さらに筋を取り除いて・・・

 

 

これだけ残りました。

このモモをトンテキ風にしましたがクセが全くなく、しかも柔らかくってとても美味しかったです。(とても食べられる量じゃないので、残りはご近所さんにおすそ分けしました。)

ブロックは二つに分けて、一つはハムに、もう一つはハムもどきの焼き豚風に加工。

ハムは、本来なら塩漬け肉を作ることから始まるけど、今回は省略。

塩漬けと味付けを同時進行で行った。

まずは肉を

  塩・荒挽きコショウ・ナツメグ・ローリエ・バジル・タイム・オニオン・ガーリック・はちみつ等

に五日間漬ける。(毎日天地をひっくり返す)

漬け上がったら、肉を軽く洗って干す。

今回は時間が無かったので表面が乾いたら次の工程へ。(一晩程干した方が出来上がりが良くなります)

干し上がった肉を水糸で縛り、一つは気密袋(ジップロックなど)へ入れ、空気を抜き80度程のお湯で1時間程加熱。(時間は肉の大きさによって変動)

加熱し終わったら、180度に熱したオーブンへイン!

表面に焦げ目が付いたら出来上がり

 

次は残りの一つを薫煙。

薫煙も、20~40度で長時間燻すのがBESTだけれど、時間的にとても無理なので60度で2時間程薫煙。

燻し上がったら、これも水糸で縛り、先程と同じように熱を通す。

これを2~3日寝かせればハムの出来上がり

 

 

写真はロースト猪。

良いお味でした

後日ハムも出来上がり、食べたところ、非常に出来がよくビックリ

みんなから高評価を頂き、鼻高々でした

 

 

 


朝ご飯にぴったり♪のみりん干し

2010年08月13日 17時09分18秒 | 加工部

今回は鮎のみりん干しです

みりん干しも、前回の塩干しと、手順はほぼ同じ。

タレ(辞書で引いても”みりん干しの漬け液”というような訳は出てきませんが、こう呼びます)を作る→魚を開く→魚を漬ける→干す

の順です。

では、作業の工程をご紹介~

 

①タレを作る

 タレは、

  A醤油1:みりん1(辛め、色薄め)

  B醤油6:砂糖4(甘め、色濃い目)

 のどちらかをベースに、好みで砂糖や水あめ(照りが出ます)を足してください。

 タレは必ず、煮沸させたものをさまして使ってください。

 

②魚を開く

 今回は鮎を使用。

 

 

捌いたハナから漬けて行くと、味にばらつきが出ますから、まとめておきます。

 

③魚を漬ける

 作っておいたタレに魚を漬けます。

 

 

 漬け時間は、2~6時間。

 魚の大きさや、好みで時間は調整してください。

 

④魚を干す

 漬け上がった魚を(出来れば天日に)☆ます。

 

 

 みりん☆は、塩☆の時のように、真水で洗い流す必要はありません。

 というより、やっちゃダメです

 干し時間は、2~4時間。(湿度などにより、時間を延ばす必要がありますから、あくまで目安、ということで)

 表面が、あまり手にひっつかなくなったら出来上がりですが、これもお好みで。

 干し足りないから、干しすぎたから、失敗なんてことはありません。

 焼き上がりに違いが出て面白いので、一度時間をずらして収穫することをお勧めします

 ちなみに今回は、ゴマをちらして文化干しにしました

 

⑤収穫

 干し上がった魚を収穫します。

 

 

 適当な袋(ジップロック等の保存袋がGOOD。ラップでもOK)に干し上がった魚を入れます。

 これで完成で~す

 

後は焼いて食べるだけ~

一度お試しあれ