羽毛田のブログ

Team Limit Break Woraksによる山岳フライト、そして様々な冒険への挑戦の記録。

八ヶ岳 日帰り縦走ピストン

2012年10月29日 | 登山
テーマ:八ヶ岳における山岳フライト、クライミング場所、冬季縦走の事前調査
日時 :2012年10月8日

八ヶ岳に上記テーマの事前調査に出かけた。この山は私の地元の山であり、中学2年時の登山学習で行った山である。中学2年の時は、二日間で硫黄岳までであったが、今回は、硫黄岳経由の赤岳縦走を日帰りピストンで行った。


稲子湯近くの「みどり池入口」から登山開始 5:45発












本沢温泉 10:00着



露天風呂



山びこ荘 11:00着



遠くに浅間山、秋の空が気持ちがいい。



硫黄岳 12:00着



噴火口の様子



雲が出てきた。赤岳までまだ距離があり、引き返すのが賢明な判断。しかし、今回は赤岳を目指す。



横岳付近。クライマーの人達が岩場へ降りていく。



うひょ~な風景。さっきのクライマーの人達はこんなところを登ったり降りたりしているのか・・・




























地蔵の頭










天望荘



赤岳頂上山荘 14:00着








まとめ :車にたどり着いたのは20:00。硫黄岳でお昼を取ったときに、このぐらいの時間になることは、計算上判っていた。山では、計算どおりにいかない事も起こり得る訳で、本来は赤岳を目指すべきではなかったと思う。このルートで余裕をもっていくには、途中で一泊するか、朝4:00前に出発すべきであろう。
 おわりに、のんびりし過ぎたせいで時間はかかったが、秋の登山はやっぱり最高でした!

安達太良山

2012年09月18日 | 登山
テーマ :安達太良山へ事前調査
日時  :2012年9月15日

 安達太良山は、ネットで写真をみるかぎり頂上から飛べるのではないかと前々から思っていた。そこで、事前調査に行ってみた。グライダーも車に積み、飛べる条件が整えば、翌日フライトを試みる予定だ。


塩沢登山口より入山。湯川渓谷を上がっていく。



このような滝がいくつもあり、非常に変化に富んでいる。沢登りも楽しそうな渓谷と感じた。



滝つぼのエメラルドグリーンも美しい。真夏なら飛び込みたい気分だ。



登山道は渓谷沿いに続いているので、まるで沢登りでもしているかのようだ。



屏風岩



八幡滝



途中で見つけた花。







くろがね小屋



硫化水素の臭いが鼻につく。立ち入り禁止もうなづける。



鉄山



安達太良山頂上!



頂上からの風景。テイクオフはできそうだが・・・



中央に霞んでみえるのは磐梯山。



爆裂火口の様子。浅間山程ではないが、結構な迫力だ!



鉄山非難小屋



下山は、登りと違う道をと思い、笹平分岐からのルートを選んだのが失敗だった。こんな道がひたすら続く。まるで藪こぎだ。トホホ・・・


まとめ:トレック&フライの可能性であるが、頂上付近や尾根沿いから、テイクオフ可能なポイントはいくつかある。しかし、レスキューの体制が万全でないと、飛びづらいだろう。
 安達太良山には、非常に魅力的な渓谷がある。沢登りができるようになったら、また訪れたい。


日光白根山へ

2012年07月07日 | 登山
テーマ:奥白根、前白根山へ事前調査、及びトレーニング
日時 :2012年6月30日

ルート:菅沼登山口(9:10)→弥陀ヶ池(10:30)→奥白根山頂(11:15)、昼食(11:15~12:15)→五色沼非難小屋(13:00)→五色沼(13:20)→前白根山(14:00)→五色山(14:20)→金精山(15:15)→金精峠を経て菅沼登山口(16:20)


 日光白根山へ登山にでかけた。この山は初めて登る山である。出発時間が遅かったため、少し心配だったが、今日はグライダーを背負っていないため、久々に軽快な登山だった。また、多くの高山植物も目を楽しませてくれた。

※下記の写真の解説で、高山植物の名前が間違っている場合があります。お気付きの方はご指摘下さい。確認後修正致します。


湯ノ湖と男体山。気持ちの良い天気だ!



菅沼登山口へ向かって。写真は金精山。



シラネアオイ。この花には、どことなく気品を感じる。



弥陀ヶ池へ到着。



弥陀ヶ池から奥白根山の様子。



コイワカガミ。濃いピンク色の小さな花が可愛らしい。



ハクサンイチゲ。



奥白根山中腹から弥陀ヶ池。エメラルドブルーが美しい。



ツガザクラ。小さな花が可憐である。



山頂の様子。雲底が低く、あっという間に雲の中。山頂には100人以上はいただろうか?大変人気な山である。



日光白根山(奥白根山)山頂。



昼食は、カップラーメン。山頂で食べるカップラーメンがまた最高なのである!



五色沼の様子



雪渓。天然の冷気が心地いい。



ミヤマキンバイ。



ヤマガラシか。



五色沼非難小屋から、五色沼へ向かう途中、鹿を10頭も見た。鹿に声を掛け、写真を撮ろうとバックパックからカメラを取り出そうとしたら、ヴィーヴィーと甘えたような声を出し近寄ってきた。おそらく、食べ物を与える登山者がいるのだろう。一見可愛いとも思えるが、貴重な高山植物等が、鹿に食い荒らされている現実がある。野生動物に安易に食べ物を与えるのは止めなくてはならない。



五色沼へ到着。



五色沼から前白根山の様子。次はここを目指し、登り返しだ。



途中の水場にて、手洗い用等に水を補給しておく。



前白根山に到着。次は五色山へ。



五色山から五色沼の様子。陽の差し方の違いで、沼の色も刻々と変化する。さぁ、次の目的地は朝見た金精山だ。



コイワカガミ?奥白根山で見たものより薄いピンク色だ。



白いコイワカガミも発見!→ヒメイワカガミか。



ミツバオウレン。



薄いピンクの石楠花がまだ咲いていた。見頃から1、2週間程遅いようである。



金精山へ到着。



下山ルートは、金精峠を経て、菅沼登山口近くのここへ繋がっていた。



例によって登山の締めは、スイーツで決まり。ここでソフトクリームをいただく。


まとめ:帰りに湯元温泉へ立ち寄ったが、日帰り入浴受付の時間切れで入れなかった。そこで日光市営の「やしおの湯」に入ったが、ものすごく混んでいて入浴前の体を洗うのに裸で5分以上並んだ。風呂も人がいっぱいで、くつろぐ感じはしなかった。反省点として、やはり登山するなら、あと2、3時間は早く出発しなくてはならないと思った。
 五色山にて、山岳レスキューの2人に会った。チェーンソーを装備していたので、何に使うのですか?と聞いたところ、登山道の整備に使うとの事だった。本日のルートはとても歩きやすく、命の危険も特に感じない易しいルートと感じたが、そうした裏には、このように登山者の安全のため地道に登山道を整備されている方々の努力があることを忘れてはならない。

おわりに:山岳フライトの可能性であるが、サーマルが集まってくるような山容をしており、地形も複雑で周囲にも繋がりがある。注意しなくてはならない点が数多くあると見受けられ、安易にはできないが、面白いフライトの可能性を秘めた山であると感じた。

残雪期の谷川岳

2012年05月07日 | 登山
テーマ:残雪期の谷川岳を山行
日時 :2012年4月30日

 朝5時、土合駅発で、谷川岳に向かった。当初は西黒尾根経由で登る予定であったが、登山指導センターの情報より、まだかなり雪が残っているとのことで、無用なリスクを回避し、田尻尾根、天神尾根ルートで登ることにした。



白鷺滝。雪解けでかなりの水量があった。また、この周辺は、大きな雪崩があったようで、そこら中の木々が薙倒されていた。沢沿いでもあり、雪崩の通り道なので、2月~3月はこのルートも危険だろう。注意を払いつつ急いで進む。



谷川岳の様子。ロープウェイが見えるが、コレを使ってはトレーニングにならないので、もちろん使わずに行く。



天神平スキー場。ここは初めて来た。バックに見える谷川岳がカッコイイ!



これから目指す谷川岳山頂を見つめて。



山岳ボーダー。お話を聞くと、どうみても崖にしかみえないところを滑る(ドロップする)人もいるらしい。いったん転倒すると、止まらないので、そのまま下まで滑落し、全身打撲でヘリで運ばれた人もいるとか・・・



西黒尾根の様子。どう見ても危険だ。いかなくて良かった。今回の山行では西黒尾根ではないが、2回雪崩を目撃した。2回とも雪庇が崩れたものだった。



山岳スキーヤーも発見!山スキーやボードは、流行っているのかもしれない。



道標。



谷川岳肩の小屋。ここまで来れば頂上も目前。



谷川岳は双耳峰。こちらがトマノ耳。



トマノ耳の向こう側。どうみてもヤバイ!



トマノ耳から谷川岳山頂オキノ耳。



凄い迫力だ。私の細胞が行ってはいけないといっている・・・多分。



S氏登頂。オキノ耳にて。



「体中の細胞が近づいてはいけない」と言っている。



オキノ耳の鳥居。登らせていただいたことに感謝する。



こっから飛べないかなぁと考える私。


まとめ:今回は、山頂のオキノ耳まで登ったが、ここは蓬峠、朝日岳経由の馬蹄型縦走が可能だ。次回は一泊二日で来てみたい。また、クライミングの技術を身に付け、十分な経験を積んだ暁には、あの有名な沢にも挑んでみたい。また、山岳フライトの可能性については、ぶっ飛ぶだけなら可能と思うけど、深い谷に覆われ、開けていないため、面白いフライトにするには難易度が高いと思われる。
 いろいろ可能性が広がった山行だった。ありがとうございました。



積雪期の女峰山 

2012年04月10日 | 登山
テーマ:積雪期の初女峰山へ日帰り単独登頂
日時 :2012年4月8日

ルート:霧降高原ハウス駐車場を出発(4:12)→赤薙山(6:08)→奥社跡(7:53)→独標(一里ヶ曽根)(9:14)→女峰山山頂(11:32)→霧降高原ハウス駐車場へ下山(19:00)
 
 先日3月20日に、奥社跡で撤退していたため、新装備とともに再チャレンジした。日帰りは積雪次第で可能と考え、リミットを12時とし、いける所まで行こうという計画だった。
 標高2000m付近の積雪量は、3月より少なくなっていて、鬼門の赤薙山から奥社跡の所要時間は3月の撤退時より1時間以上短縮できた。これが日帰り可能となった大きな要因である。
 日帰りは可能であったが、実際のところ、きつかったなぁ。



暗いうちにどんどん登る。月が綺麗だ。



日の出。美しい~~!



赤薙山から奥社跡へ。



奥社跡。ビバークのテントが!誰か登ってると思い、少し嬉しくなる。



このようなところを登っていく。積雪量はそれなりにあるが、腰までのラッセルは必要なかったのがありがたかった。



登っては下り、登っては下り、また登ってさらに登る・・・あの奥に見える白いところが山頂か?



独標(一里ヶ曽根)。奥に見えるのは女峰山。



新装備でどんどん進む!アルパインブーツとアイゼンの相性もバッチリのようだ。



クリスマスツリーに雪とツララでデコレーションしたらこうなります。



このルートの核心部。昭文社の「山と高原地図 日光版」で危険マークがあるところだろう。斜度は70~80度ぐらいか。木も生えておらず、滑落したら止まりそうに無い!今回ロープを持ってきてなかったので、アイゼンとピッケルを効かせて慎重に登ったが、雪質によっては非常に危険だ。次回来るときは、ロープ、シュリンゲ、ハーネス、スノーバー等を必ず持って来よう。


核心部を越え、いよいよ女峰山山頂が目前である。



登頂成功!!  奥に見えるのは男体山。



山の神様に感謝。また来年、宜しくお願いします。