山形県唯一の離島・飛島の医師。厳しい条件の中のスローライフ、スローフードについて語る

今離島には何が起こっていて、何が求められているか。僻地医療の現実は今の日本の全国共通の問題ではないか。その現実に触れる。

一離島医の独白:ハトは不燃物、か(4)

2009-04-30 09:49:25 | Weblog
このままでは鳩は猫に食われて悲惨な状態になることは明白。さりとて気持が悪くてとても自分たちでは手に負えず、処理を私に頼みにきたのだ。引き受けた、箒と屍体を入れる箱を用意してというとすぐに調達してきた。

一離島医の独白:ハトは不燃物、か(3)

2009-04-29 11:09:24 | Weblog
聞いてみるとそうではない。何のことはない。校舎の軒下に鳩が猫にアタックされて死んでいる、それを処理して欲しいということだ。現場に案内されると、鳩が一羽,羽は散り、猫が獲った獲物を渡すまいと構えている。

一離島医の独白:ハトは不燃物、か(2)

2009-04-28 09:47:56 | Weblog
先生は動物が好きですかという。自宅で飼っていたペットをもてあまし、引き取ってくれないかとでもいうのかと思った。これまでに実験ではねたり近所でもてあましたハムスター、チャボ、鶉を頼まれたことがあるからだ

一離島医の独白:ハトは不燃物、か(1)

2009-04-27 10:25:16 | Weblog
鳥にまつわる話をもう一つ。国立のセンター病院に勤務していた時附属の看護校の教壇にもあがっていた。ある日講義を終えお茶をご馳走になっていら女子学生二人がおずおずと入ってきた。質問でもあるのかと思ったら・

一離島医の独白:ツバメの巣エレジー(9)

2009-04-23 10:06:14 | Weblog
仲通は狭く民家が建て混んでいるから烏は人の目もあるし中々進入し難い。しかし浜側は前方が海でオープンのため活動しやすく、燕やウミネコの雛などは格好の餌食となる。診療所の燕も長年そのため洗礼を受けたのだ。

一離島医の独白:ツバメの巣エレジー(8)

2009-04-22 09:09:35 | Weblog
島にはかなり飛来する。巣がみられるのは決まって島の中通りの家の軒下である。小島の殆どが海岸線をなぞるように家が立ち並んでいる。その海側には風波よけを兼ねた納屋・作業場があり道を挟んだ山側に住居がある。