フランシス・プーランクは、いわゆる現代音楽と称される、近世のクラッシックは1890年頃から台頭したドビッシーの影響もあって、非和声&非旋律的な手法がブームになったが、それとは真逆なメロディを主体とした手法を用いて数々の秀曲を書いた。
かといって、古臭くないコード感で、やラベルやサティのような親しみやすいフレーズも随所にちりばめられた曲が多い。
この辺が、先般紹介したシャブリエと異なる点のように思う。シャブリエのコード感及びリズムはかなり古典的な感じで、曖昧さがプーランクに比べて少ない。
このリズムやコード感の曖昧さという要素が多い点で、プーランクの曲はかえって親しみ易さを覚える。
しかも、このピアノの演奏者 パスカル・ロジェ のめまぐるしく変わる音の表情が凄く良い。この方のプレイを聴くのは初めてだが、とても素晴らしい。
70年代に一部で流行った、JAZZのレーベル ECM のサウンドはこの辺を意識しているような気さえする。
キース・ジャレットや、ボボ・ステンソン、リッチー・バイラーク、アート・ランディを聴くとそんな気がした。
逆発掘というか、順番が逆のような音楽の出会いであったが、年齢とともに様々な経験や思いを経て、ようやく最良の好みのサウンドに辿りついたような、そんな気がするアルバムだ。
これも2枚組120分だが、全く退屈さを感じさせない。文句なしの名盤!!
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アップル・ミルクティー、最高のお伴ですね!
一見眠くなりそうなサウンドなんですが、厄介な本を読む時は不思議と眠くならないんですよ。良く解らないのが、キース・ジャレットのピアノソロは眠くなるんですよ・・・恐るべし、プーラント(^_^;)
まさに、ラベル、サティの後継者です!
聴いていて、全く邪魔になりませんし、少しやっかいな物を読む時とかに良いです(^_^;)
うわ!トスカニーニ!超巨匠コンダクターっすね!
確かに(^_^;)でもそんなに深くいかないっすよん(笑)
紅茶もセットかな?
優雅な鴻巣の午後って感じですね。
うちにあるクラシックのLPを調べたら2~30枚ありました。CDも20枚ほど。うちのやつのかな?とタイトル見ましたら自分が買ったトスカニーニが数枚...聞いた記憶もございません(^^;
やまさんすっかりはまってますねん。