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元巨人・佐伯院長の野球肩・野球肘等スポーツ総合治療院🥎SAEKI 89 TRAINERS

「マレット骨折(マレット・フィンガー)からの復活」

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R1・11・11 院長のアメーバ・オフィシャルブログ開設! 】
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現在、独立リーグも含め、3つの硬式チームの巡回コーチをしています。そこで久々に硬式の怖さを思い知らされました。
8月13日(金)の夜間練習中に、ちょっとしたアクシデントで左手薬指先端側から硬式ボールが当たり、末節骨を
骨折してしまいました。「やっちまったぁ… マレットだな…」。マレット・フィンガーは野球やバレーボールなどでよくあるスポーツ障害です。重度の突き指(槌指)と捉えてくれると分かりやすいでしょう。
何らかの衝撃で指先の関節(DIP)が曲がって自分で伸ばせなくなった状態のことで、損傷の程度やタイプにより
治療法が異なってきます。薬指は中指、小指と神経支配が一緒のため、どの指を動かしても響いてしまうやっかいな部分でもあります。また骨折部位の痛みだけでなく、その衝撃による第二関節(PIP)の靭帯損傷も認められるほど想像以上のケガとなりました。


Ⅰ型   指先の腱が断裂してしまうもの  
Ⅱ型  衝撃で末節骨が剥離して腱も損傷してしまうもの
Ⅲ型 DIP関節が脱臼骨折して腱も損傷してしまうもの(私の場合はこのⅢ型です)

軟式なら突き指程度で済んだと思いますが、硬式は石と同じです。腫れ上がって痛みと闘いながら車を運転して
夜遅くに新宿区の某大病院の救急外来へ。レントゲンの写真を見るや、「保存療法しかありませんね。」といわれたので明らかに脱臼骨折なので、「ピンニング手術は適用じゃないんですか?」と質問すると「私は専門じゃないから分からないし、ウチはこの程度じゃ手術はやりませんよ。手術するとしても2ヶ月待ちですね。」
調べもせずに逆ギレというか、何ともまぁ…つれないお言葉… 前途多難な日となりました。



左手薬指DIP関節(一番先端の関節)が欠けているのがわかります。これを見て保存療法という診断はいかがなものかと…このままでは指先の伸展が不可能になるので、野球のプレーに少なからず影響が出てしまいます。
丁度お盆シーズンだし、どうしようかなと思いながら電話帳を頼りに何件か病院に電話するも、やはり休診…
しかし世の中に救う神は存在したのでした!最後の最後に中野坂上の渡辺整形外科に連絡すると、お盆にも関わらず「至急いらして下さい」とのこと。レントゲン写真を確認し、「家族会議するから半日ほど待ってくれますか?」と言われました。「か・か・家族会議??」。それもそのはず、ご家族全員がドクターという、ある意味超ラッキーな出会いでした。
それから数時間後、都内の某大病院(新宿区ではありません…)の整形外科医である息子さんから連絡があり、
「予後を考えると早いほうが良いので、早速月曜日に手術しましょう!野球に支障がでないようにしましょうね!」と更なる神の声!!勢いそのまま、この先5日間の予約患者約30名の方々にキャンセルの連絡をして、8月16日(月)に手術となりました。
手術といっても指先だけだから、たいそうなことはしないだろうと思っていたら、看護師さんに手術室に連れていかれて手術着に着替えて、まるで白い巨塔に出てくるような立派な手術台へ…
薬指の付け根に局所麻酔をして、特殊なカメラで骨内部の映像を見ながら指を動かし、骨を癒合させて鋼線を入れていきます。



局所麻酔をして、欠けた骨を癒合させてから経皮的鋼線刺入固定手術(ピンニング手術)をしました。若干屈曲させた状態でDIP関節が動かないように骨にドリルで穴を開けて2本の鋼線で固定します。局所麻酔が一番痛かった…



上から見たレントゲン写真です。これなら何があっても動かないでしょう。この状態で5週間固定します。



左手薬指に2本の鋼線が入った状態。ちょっとグロなので控えめの写真で…起きてしまったことは現実と受け止めて、あとは前に進むしかありません。この5週間、最短で治そうと考えたことは
●骨の癒合を早くするため、ウエイトトレーニングで8~12RMの負荷をかけ、多くの成長ホルモンを分泌させる
手術後5日目にはゴールドジムでトレーニングを再開しました。おかげさまで脚力と体幹はかなり強化できています
●効率的なサプリメントの摂取
今回のケガでは関節の強化という面で、このサプリメントが大活躍でした。ザバスさんに感謝感謝です!

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あれから約5週間が経ち、9月18日(土)に2本の鋼線を抜きました。麻酔なしでペンチで一気に抜いて、息をつく暇もなく今度は一番大事なマニピュレーションです。固まった関節を一気に伸ばしていくので、さらに激痛が走りました!!
しかし、ここを怠ると、曲がったまま自力で伸展ができなくなります。抜いた痛さと重複して汗だくでしたが、先生がこの時だけは鬼になってくれたおかげで、しっかりと伸展して固定されました。
いよいよこれからがリハビリ本番です。細くなった薬指を眺めながら、「リハはどのように進めて行けば良いですか?」と質問すると、懇切丁寧に教えてくれた後、「佐伯さんはその道のプロですからねぇ~。」とニヤリ。
自分の仕事をリスペクトしていただいた分、しっかり治して恩返しをしなければいけません。そう、こんな状態でも自分のことを頼って来てくれる患者さんにもリスペクトです。
ごく普通に何の不自由もなく生活できていたことが、どれだけありがたいことなのか、ケガから学ぶことは多々ありますよね!通常、完全治癒までここから10週間程かかるそうですが、今後、数週間にわたり、リハビリの経過をご報告します。



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