フルール

花と音楽のために♪

ハルジオンが咲くころ

2018-05-02 | 日記

 


ハルジオンが咲きだした。

華やかで儚い桜ともちがうけれど

糸状の細いはなびらと黄色の蕊

ほかのどの花ともやっぱり違う個性に惹かれる。

原民喜の文章にこんな表現があります。

明るく静かに澄んで懐しい文体

少しは甘えてゐるやうでありながら

きびしく深いものを湛へてゐる文体

夢のやうに美しいが現実のやうにたしかな文体


「文体」を「花」に置き換えたら

ハルジオンがぴったりくる。

原民喜の文章は、こう続く。

私はこんな文体に憧れてゐる。

だが結局、文体はそれをつくりだす心の反映でしかないのだらう。 


  

 

いつもの公園で今年も群生していました。

カメラのファインダーに飛び込んできたアゲハ蝶

滅多に訪れないシャッターチャンス

黒にあざやかなコバルトブルー

ひらひらと飛びまわるアオスジアゲハ

じっとしていないせわしなさは

ショパンが表現していました♪

 

 

 


ショパンのバタフライは、ジャズバージョンもなかなかいけます