「ハッピー・バスデー」

ハッピー・バスデー

今日はうれしいぃ～～～ハッピー♪バスデー♪
なんてったって、お湯が出るようになったぁ～～～
わけあって、この都心で２週間もお湯が出ない生活。
いくら、まだ夏の名残がある季節とはいえ、さすがに、ワンコも僕も冷たいシャワーで忍びない
生活を余儀なくされていた。
無類の風呂好きとしては、つらいきつい日々。
風呂好きといっても、熱い湯にがまんしなきゃならない銭湯はあまり好きではない。
ちょっとラグジュアリーに奥様とゆっくり・たわいもない睦言を交わしながらが大好きなお風呂。
その奥様も彼女もお湯もなければ、そりゃ～つらい。
しかし、まあ、それでも水が出るだけましだけど。若い頃の欧州貧乏旅を思い出す。
水シャワーが使えるだけでも天国。そうそう、世界は今でも戦地もあれば被災地もあるわけで。
そういや、昔、２ヶ月も水の無い都市生活を余儀なくされたけど、トイレにお風呂に炊事、洗濯、
完全にお手上げ。何にもまして水は文字通りライフラインだ。
体の７０％を水がしめ、地球の７０％を水がおおう。水から生まれた生命にとって海水も、羊水
も、ささやかなお風呂も、わが遠い記憶の故郷。細胞がきもちいいに・うれしいに決まっている。


そんなわけで、今日はうれしいからお風呂話です。

男と女の仲睦まじいバスシーンは、けっこう映画に登場するが、「ザ・プレーヤー」の仕事を終え
て帰宅後、ふたりでたわいもなく仕事の話をしながらのジェットバスは好みな日常。
それとは正反対に「白いドレスの女」の汗と氷のホットタブも刺激的で◎。
そんなバス名シーンの傑作は、以前にも紹介したけど、「テキーラサンライズ」のジャグジー。
これ以上、うっとりする濡れ場を今のところ僕は知らない。

僕的お風呂の３種のオトモは、ゴ～ジャスな香と泡立ちの"クレオパトラ"製バスバブル、冷えすぎ
ない"サン・ペレグリーノ"（微炭酸水）、それに、透明のガラスボウルに浮かべた球状の"蜜蝋"。

今時のお嬢さんなら、ウォータープルーフなＤＶＤプレーヤーや本をおともに半身浴となるんでしょ
うが、僕は泡と香と喉越しの渋いしぶきに蜜蝋の甘く水に反射してゆらめくあかり。
リラックスこの上なしで至福なひと時。これに足からまる人肌と睦言あれば極楽だぁ～

泡風呂といえば、もはや誰でも知る「プリティーウーマン」のジュリア・ロバーツ。
ホテル使いを心得たリチャード・ギアの銀器に苺の山とシャンペンはお風呂上手、技ありだ。

僕はファイヤー・キングより60～70年代のパイレックスのボールが好きなんでありますが、その
乳白色のデカ・オモ・ボールに、冬でも７～８cm大にぶつ切りしたスイカをてんこ盛っていただく
のがベスト。湯船につかって、ひとつまみサイズのスイカをシャキシャキいただく。
ミルキーなあわにつかり、乳白色のボールを浮かせ、あわい赤いスイカをほうばる。（もちろん、
皮なしです。一つまみできる三角形の赤い実ですよ。）
これって新鮮でお薦めです。大きなボウルにテンコ盛りにしておくと冷蔵庫を開けるたびに、ちょい
ちょいつまんでしまいます。カウチで映画、ベッドで映画、一人でも二人でもいけます。


その泡風呂で思い出した。
これは実録・失敗は傑作・楽しいお風呂のあり方・ぜひぜひお試しあれ～

■ジェットバスとバスバブル■　みなさん！記憶の残るお風呂ありますか？

男女が出会ってラブラブになる。まだ深くはお互いの事を知らないけれど、
とにかく息が合ってステキ関係。そんな時にぜひためしてみる価値おおありです。
ふたりのホテルがいきなりファニーに。たのしくじゃれあえる事うけあいです。

週末、後輩建築家たちが手作りでしつらえた露天風呂がある改装したひなびた温泉宿で、竣工
の祝いをかねた会食に誘われた。久しぶりの温泉宿と気心しれた仲間内という事もあって、僕は
迷わずフィアンセをともなってドライブがてら出向くことに。（例の助手席の悦楽も堪能できるし）

しかしその夜は案の定、朝方まで話は盛り上がり、結局、彼女とゆっくりすごすなんて時間もない
まま、翌朝、帰途へ。せっかくの温泉宿だっただけに、ちょっぴり欲求不満も残しつつの運転中、
眠気にも誘われて、どちらともなく「ねぇホテル寄らない」「どこでもいいやロードサイドのモーテル
でも」　そうはいってもな～行きつけないしな～ここはひとつ道中のひなびたラブホテルって感じの
方がきっと新鮮だなっと思い、僕らはそれなりの看板を見つけて途中下車をすることに。。。
（ちょっと疲れている時って妙にＨな気分になりませんか？）

そんなけだるいＨモードもトップギアーでチェックイン！
入るやいなやそこは「ラブホらしいラブホ」でビンゴ！大当たり！
そのらしいキッチュさ加減に、すでにハイな僕らは大はしゃぎの絶好調。（一番楽しいときです）
おまけに、さぁバスにお湯を溜めようっと彼女がドアを開けると、そこには立派な「ジェットバス」が
「こりゃいいアワアワになるね」なんて、のん気にお湯を出し、バブルをたっぷり注ぎ、ジェットをオン。

それからほんのつかの間、僕らはデカデカふかふかなベットで遊んでいるうちに一眠りしちゃい・・・

「あっ！」と　彼女が飛び起きてバスへ直行するや　「キャ～～～」
悲鳴にあわてて僕も駆け寄ると、しばし呆然！そこは見たことのない真っ白な空間！！！
ドアを開けたら白い泡の壁なのです。想像して下さい！まるでフェイクなドア状態。まるでだまし絵。
ドアを開けても壁で部屋がない状態を。たしか、お風呂は赤いタイルの壁だったはず。

泡食った僕らはあわてて掘るは掘るは、しかし掘れども掘れども掘り進まない！なぜって？
密閉された空間で行き場を失った泡は圧縮されて密度を増し、小粒で硬質な泡を生成していた
のです。まるで上等なイクラのようにプチプチ。だから流れる出す事も崩れ落ちる事もしない見事
な泡。泡粒はまるで空洞の霰（あられ）のような状態なのです。そりゃ～見ようによっちゃCOOLな
空間、スペーシーだけど。

気がついたら泡まみれな僕らはハダカでなりふり構わず汗をかきかき笑い転げてかまくら掘って
ました。「足～！」→「シルクハット～！」→「豆腐～！」→「船～！」・・・
なんてモノを作りあってね・・・
氷の彫刻ならぬ泡の彫刻。これで"しりとり"したら楽しいよ～　ハダカでお風呂でバカ丸出し♪
【学習】プラスティックなどでできた定規みたいなモノがあると、なお良し。硬い泡を切ったりできて
超必需品。

そうそう、それでやっと蛇口を発掘してお湯を止め、スイッチを切り、今度はシャワーで泡を消そうと
躍起になって放水すれど、きめ細かい上等硬質な泡は消えるどころか逆に今度は大粒の暖かい泡
が立ちはじめる始末。

もうこうなったら風呂場でふたりはシャワーと泡をかけ合いながらの大乱闘。
ベットではとうとう汗かくひまもなかったけれど、バスで大汗かいてくたびれて。うわぁ～楽しかった。

まだ日の浅い若いカップルさんにはうってつけです。なりふり構わずハダカになれます。楽しいです。
まずは、だまされたと思ってお試しを。
こういうオトナのオフロのおもちゃ、たくさんデザインしたいものです。
きっと、デニス・ホッパーなんかは喜ぶだろうなぁ～　彼の湯船おもちゃコレクションは有名だから。


【追伸】
バスついでに、映画の中のバスルーム（トイレ）シーンで、いつも気になっている事がある。
それは、夫婦や恋人たちの親しい関係ならではの日常風景。スタンリー・キューブリックの
遺作「アイズ・ワイド・シャット」、夫婦でお出かけ前のバスシーン、トム・クルーズが鏡の前で
タイを整えているわきで、すでにドレスアップ完了済みのニコール・キッドマンが便器にすわり
peeをしている。彼女、トイレットペーパーをひとちぎり。えっ？これでOK？
好きな監督マイク・フィギーの受賞作「リービング・ラスベガス」、カウチに寝ころんでいるニコ
ラス・ケイジの後ろで、トイレのドアを開けっ放しに会話するエリザベス・シューも、やはりpee
の後は、トイレットペーパーをひとちぎり。で、ジャーーだ。実は、こういったシーンは他にもあ
るのだけれど、ほんとうに１５cmもないへにゃへにゃな紙１枚で用が足りているのか？
いまだに未解決の謎。どなたか教えてくだされ。

☆さっ、今夜はお風呂。そして明朝の早朝散歩後、きっとタロ（愛犬）もよろこぶことでしょう。
お湯に感謝～～～



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「グッド・バイブレーションズ」
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【今日のおすすめ】

バスでもプールでもビーチでも、濡れてもOK！
完全防水ペーパーバック。
水ぎわで読むにはいい勉強になります。文章のね。

◆「Aqua Erotica」 Mohanraj, Mary Anne
◆「More Aqua Erotica」 Mohanraj, Mary Anne
◆「If This Bed Could Talk」 Mohanraj, Mary Anne