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9mm拳銃 Sig Sauer P220 Tanata works 分解・メンテナンス

2011年02月07日 21時20分28秒 | 分解・メンテナンス
シグ・ザウエル社のライセンス生産品のP220型9mm拳銃です。
こちらの方はすでにレビューしていますが、再度簡単にレビューします。

自衛隊が使用していた11.4mm拳銃(M1911A1)の老朽化に伴い、数々のテストを重ねて
配備されたのがP220型9mm拳銃です。
1982年から配備が開始されています。
タナカワークスでは1983年11月に製造されたものをモデルアップしています。

比較には取りあえず手元にあったP226(S2S)を使います。




左右側面からです。上がP226下がP220です。
この時点での違いはグリップの形状です。
P226の方が直角に近く、P220の方が角度が穏やかです。


もう少し詳しく見ていきます。



上がP226下がP220です。
P226は標準的な位置、右利きなら親指の辺りにマガジンリリースボタンがありますが
P220にはありません。P220のマガジンリリースはグリップ下部に設置してあり
ボタンというよりレバーで落ちないように引っ掛けてあります。(画像取り忘れました)

どうしてわざわざこんなことをするのか
それはおそらくマガジンチェンジよりマガジンを落とす危険をなくすためだと
思います。
スターゲイトアトランティス(シーズン2の1話?)でマッケイ博士がM92Fのマガジンを
落としてしまいましたよね?(知る人のみぞ知る)
それを防止するのが目的だと思います。

日本人は銃器の扱いに慣れていない・戦場に行くことはほぼないため
安全面が優先されているのでしょうか?



右がP226・左がP220です。
全長の違いを見てみました。
撮影の仕方が悪いためわかりづらいですが、全長は195mmほどで
ほぼ同じです。幅についても同じくらいで違いは発見できず・・・。



じゃあ全高はどうでしょうか?
撮影ミスでP220の方が大きいように見えますが
どちらも135mmです。
なるほど双子のようにそっくりで違いがよくわからなくなって・・・。
そういえばグリップは握りやすいように設計されているはず・・・。・



見づらいですが、P226が35mmP220が30mmでした。
5mmですが、細くなっています。
多少ですがこの差が握りやすさを変えているのでしょう。



あとハンマーが違います。左がP226右がP220
P220がガバメントのような形でP226は・・・。
どう説明すればよいかわかりません(笑)


それでは分解に入ります。
ここから先は自己流の分解手順により分解します。この作業を参考に分解して
故障・動作不良などの状態に陥った場合、当方は責任を負いません。
自己責任にて行ってください。また参考程度としてください。
参考になさる方は最後まで読んでから実践してください。



①こちらがタナカワークスP220型9mm拳銃航空自衛隊仕様です。エンブレムが違うだけで
陸自・海自の仕様は変わらないと思います。
まずマガジンを取り外します。

②トリガー上部のテイクダウンレバーを下にします。このときスライドをオープンにしてください。
オープンにしないと外れず、スライドが傷つきます。(写真撮り忘れました)



③スライドとフレームが分離したらまずグリップを取りましょう。マイナスドライバーでネジを取ります。
注意するのは、シグ系統のグリップ内部にはデコッキング機能やトリガーとハンマーを連動させるパーツ
が入っています。(名前わかりません)ゆっくり静かに取ってください。または
フレームを分離したときにデコッキングしておくと飛び出す可能性が少なくなります。



④右側面から行きます。
右の画像を参照してください。トリガーとハンマーを連結しているパーツ(以後連結パーツ)が
あります。これがスプリングでフレームと止まっているのでまずスプリングをはずします。
ピンセットでねじっていればすぐ外れます。
その後トリガーを左にずらし、連結パーツを取り外します。
これでハンマーやトリガーがフリーになりますので、注油や交換ができます。

左の画像は取り外したパーツと左側面の画像になります。
デコッキングをはずそうと思いましたが、東京マルイP226ガスブロのデコッキングを
壊した記憶が蘇ってきてやめることにしました。(笑)
しかしこの状態で注油は可能なのでメンテナンスするかたはこの状態に持ってくれば
大丈夫だと思います。



⑤スライドに移ります。
先ほど分離したフレームとこちらのスライドどちらからやっても問題ありません。
スライドの中を撮ろうと思いカメラを向けて気づいたのですが、ガスを制御しているパーツ
上の写真の真ん中のものは本来ネジで止まっているはずなんですが、2本とも抜けていました。
なぜ?いつ?などと考えているうちに撮影を忘れてしまいました。申し訳ありません(笑)
とりあえずスライドの中には上の写真のものしか入っていません。

取り外すにはネジ(私のものは抜けていました)を2本取り外し、アウターバレルを引き出し
はずしたネジで止まっていたパーツを持ち上げます。それではずれます。
そのあとスプリングを取り外します。(この作業が最初でもよいです)
するとチャンバー・バレルが取り外せます。

組み込みは同じ作業を行ってください。特殊な作業はいりません。
最後の写真に写っている一番したのものはピンセットです。

以上で分解手順は終ります。

感想としては、ネジが抜けていたりトリガーのスプリングが弱くはずれたりと
色々不具合がありますが、この形が好きなんです。
そしてこの拳銃が日本の平和を守っている道具です。
ここまでくると機能美というかシンプルですね。
エアコッキングガンと違い単純なパーツ構成なので
分解は簡単でした。
初めて買ったガスガンがこれでしたが、やはりエアガンとは違い
見て楽しむという所もあるんだなと実感したガスガンです。

最後に
これはあくまで自己流の分解方法です。この方法で分解して故障したなどの
コメントについては対応しかねます。ある程度の質問ならお答えしますが、
壊れたんだけど、どうしてくれるんだよ!というコメントはご遠慮ください。
画像が足りないかもしれないので質問などありましたら、お答えします。
またこうすれば楽だよ、ここが壊れているんだけどどうすればいいの?
などなど答えられる範囲でお答えします。
しつこいですが、分解等は自己責任です。当方は責任を取りませんので
参考程度としてください。

それでは失礼します。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (あいうえお)
2020-01-19 19:39:08
ハンマーの組み込みのコツを
教えてください
返信する
Unknown (ひでで)
2022-05-25 13:26:13
初めまして、相当昔のブログで、見てもらえるかわかりませんが、当該の分解組み立てに関して、こちらしかサイトで確認できなかった為、詳しく再度上げてもらえないでしょうか? 最高に参考になっております
返信する