Fly Rodder in Europe

日本人駐在員フライフィッシャーのヨーロッパ釣行記

祝!入会 & 初釣行 & Bさん2世の誕生?

2009-09-27 06:48:20 | Fly Fishing In Holland
9月26日(土)

この度、当ブラッセル支部も人員が3倍に膨れ上がるというめでたいお知らせ。
今までが一人支部だったので、3人になっただけだが、一挙に2名の入会宣言をいただく。

一挙2名は、なんとご夫婦なのである。
ニックネームは、ご主人が“106”、奥様が“106奥”
2年ほど前から欧州でフライを始めたお二人で、初心者ながらスペイリバー、スロベニア等積極的に行動されてきた。
OVでは、まだレインボーと対面していない。

早速、今日初の第一回部活をOVにて開催。
早朝よりブラウンポイントにくりだす。

まずは土手下、モジリも数えるほど、しかも遠い。

土手下が不調のため消波堤に移動決定。
が、水位が上がっておりただでさえ進入路は一つのブラウンの消波堤、男でも結構厳しい状況。
男たちが、オリジナルルートとバリエーションルートで攻略、続く106奥さんが果敢にトライするも足を滑らせあえなく水没、しかも泳いだ。
今日は、最近で一番の冷え込み気温6度、早朝、でも彼女の顔は泣いていなかった。
しかもその時のご主人の顔には余裕すらあった。
Bさんの残したブラッセル支部の伝統?はしっかり継承されている。

それにしても、有力な新メンバーが加わったものだ。
うれしい限りである。

早朝からフル装備で寒中水泳を行った106奥さんを残し消波堤を釣る。
開始早々ちょっとよそ見をした瞬間、目の前で右からフライに弾丸が走るものせられず。
魚影を確認し、ちょっと余裕ができたのもつかの間、また無反応。
フローター艦隊6艇が消波堤沿いを攻めてくるが誰の竿も曲がらない。

時間はすでに昼近く。
休憩を兼ねて、106さんにBozemannのOV攻略その一の伝授。ティペットを詰め、シンキングで沈めモー浜で底をきるサスペンド釣法。

お互いかけ上がりの始まりあたりにぶち込み置き竿で釣り談義。
しばらくして、106さんのリールからラインが引き出され、一発めがヒット。
初めてリールでやり取りしたというそのレインボーは体高のある46cm。
相変わらずコンディションが素晴らしい。
漸く巡り合えた喜びで氏の顔も嬉しそうである
これでまた一人ジャンキーを生んでしまった。

しかもフライは前夜に巻いたモー浜改。金魚カラーのモー浜である。

余韻に浸りながら、しばらく談笑。
ジーという音で振り返ると、がしゃがしゃがしゃと自分のタックルが水中に向かって引きずり込まれている。
オーマイロッドとどこかで聞いた台詞が自然に出てしまったが、瞬間7~8mの猛ダッシュで深みにはまる直前に取り押さえ、さらにはとっさにあわせをくれてやったが、フッキングは実らず。
食いが浅かったことでフックオフしたようだ。
これまた、106さん製作のモー浜改金魚カラー。
フッキングできなかった悔しさはあったが、完全にフッキングしていたらオーマイロッドも伝承していたことは間違いないだろう。
釣れなくて良いときもあるもんだと変に納得。

その後は何の反応もなく、昼食休憩に入り後半戦を行うことに。
もちろん早朝水泳から復活した106奥さんもリベンジに参戦したことは言うまでもない。
大した女性フライフィッシャーである。

いろんなハプニングがあった初の部活であったが、ユニークな新人を迎えブラッセル支部も今後楽しみである。

人の事ばかり書いてしまったが、自分はというと本日 イブニングで一度会ったもじりをのせられず、三球三振。

これで、6連続失策。
2軍落ち間違いなしのヘボ釣り師更新中!!!!!











完敗

2009-09-20 19:18:58 | Fly Fishing In Holland
3か月振りにOVに帰ってきた。
OVキーパーの情報では最近好調!実績も出ている、久々に良い釣りができるだろうと・・・。
夜明け前到着、無風、鏡面状態に、自分にとっては、いつものOVに見えるのは気のせいだろうか。

入るポイントは、OVで一番最初に釣りをしたところ南の消波堤。アンド南部フラットと決める。

朝一は、モー浜でM岡消波堤沿いを叩くも無反応。
水面の反応もほとんどなし。
途中、OVキーパーより業務連絡、予定変更で釣りに来ていて、ブラウンポイントにいるという。
今までとちょっと様子が違うが1匹仕留めたとのこと。流石OVローカル。

消波堤をあきらめ、南部フラットへアプローチ開始、多少水が多めで、ギリギリの線でフラット上陸。



しばらく様子を窺っているといくつかのモジリが出る。
今年はモー浜も大量に見られる。ウェーディングしていると寄ってくるわ寄ってくるわ。



モー浜、ニンフ、エビ、とフライローテーションをするが、水中からの返事が無い。
第二の喰い波、10時40分、小型のオリーブ、サスペンドモー浜に換えた数投目ついに待望のあたり!!

がしかし、嫌な思い出のあるその感触にあっけなくティペットブレーク。ジャンプ一発、沖に消えていった。最近こんなのばっかり!!!!
その当たりとは、グググググッツとかゴンゴンゴンとか抑えこむようなあたりではなく、ガガガガガッと何かに擦られたいかにも角のあるあたり、同じヘッドシェークでも明らかに違う。
あの鋭いギザギザの歯でぶち切っているのだろうと勝手に想像してしまうくらいのいやな感触。
真剣にパイク用のティペットを使って見ようか、なんて考えてしまう。

久しぶりのOV、結局一日を通して見てやろうと予定変更して夜の部も竿を出したが、ごらんのとおり美しい夕焼けで生命反応は皆無だった。


好調?のはずのOVが・・・。
まっ、This is OV.

何か変化があったり、結果が出ると、それに理由を付けて想像を巡らせたくなるものだが、自分にとってはいつものOVだった。

最終クウォーター、今年は違うよというところを証明すべく頑張らねば!

PS:今日夜の部に備え、駐車場で昼寝をしていると、どこからか懐かしい聞きなれた言葉が。小生の隣に駐車された方は、なんとブラッセル在住の夫婦フライフィッシャー。初めてブラッセルでフライをやるという方にお目にかかれた。釣れずに予定変更したことが、こんな形で現れるなんて嬉しい限りである。





Gerolstein を釣る

2009-09-14 04:45:12 | Fly Fishing In Germany
9月12日(土)
Gerostein ドイツ西部アイフェル地方にある町。日本にも輸入されているミネラルウォーター“Gerolstainer”の故郷。


南北に流れモーゼル川に流れ込むKyll川。先日のMurlenbachの上流にあたる。
Bozemannの先人達の憧憬の一つである。

最近多忙を極め約2か月半ぶりの釣行である。
2か月半ぶりということで清冽な流れにブラウン、グレーリングとドライで遊び、癒されたいという気持ちが優先し、好調?のOVを先送りにしてGerolを選んだのだが・・・。

今日のバディーは同じ会社の研修員くん。
最近カメラにはまりいろんな写真を撮りたいということで同行。
悪巧みさんも後から合流。
家族と一緒の氏に先行しGerol入り。はじめてで勝手がわからずインフォメーションセンターで予約済み入漁券をゲット。入手した簡単な地図を頼りにまずは入渓点探し。パーキングが分からず何回か往復しているうちに釣り支度をしている釣り人を見つけ大体の場所を把握する。地図上に記された4か所のパーキングのうちの下流から2番目である。
それにしても釣り人が多い。最下流のパーキングに6名。今ここにも自分も含めて5名。この細い流れでこれではとちょっと気分を削がれる。
ま、嘆いていても仕方がないので早速釣り支度。本日のタックルは癒されたいときに持ち出す。エノハ#3バンブーにシルクライン。このシルクラインもまだまだ使いにくいのだが、鍛えて自分に馴染ませることも一つの楽しみ。

まずは、パイロットのアダムス14番を結び、10時開始。
ところが、ちょっと様子が変。全く反応が無い。まるで魚影が見えない。生命反応が感じられないのである。流すラインも間違っていないはず。結構丁寧に流すが、云ともすんとも何もないまま気がつけば昼を過ぎている。Gerolでボーズかよと嫌なことが脳裏をよぎる。本当にそんな状況だった。
ニンフで水中なのかなとも思い試しもしたが、少しやって反応がないこと、やはりドライで遊びたかったこともありドライに徹する。
昼過ぎちょっとした瀬の小さな鏡から初めての反応があるもフッキングできず。
ただ反応があったことが素直にうれしく、少しの安堵感を味わう。
ただ、これからだ!!と思ったのもつかの間、またもとの無!!

それでも心を折らず遡行を続けているところで、漸く魚影を確認できるようになり

最初の一匹


下流から3番目のパーキングの下流の木々の廊下状になっているところで、若干魚影を確認できる頻度が上がる。

2度ほどフッキングが甘くバラシをした後。
2匹め


一旦昼を取りに上がった後、悪巧さんと合流して橋のたもとの駐車場上流部を狙うも午前中と同じ状況で反応すらなく厳しい一日を終える。



結構人も入っている様子、フッキングも全部浅い、結構スレているのかな?
それにしても個体そのものが薄い感じがする。
目に見えないことは良くあっても、遡行をしていて魚が走らないというのはちょっと・・・・。
いずれにしても癒されるはずがボーズを免れるのがやっととは。
久々に厳しい釣りを体験してしまった。
でも、自然の中で竿を振るのは、やっぱり気持のいいもんだ。