光害の自宅で135mm望遠レンズを使ってポン・ブルックス彗星(12P)彗星を固定撮影しました。
4月7日晴れ時々曇り。天気予報が刻々と変わる日でした。夕方曇っていましたので、撮影は予定していませんでした。
念のため、夕食後、西空をチェックしました。
木星が見えていましたので、135mm望遠レンズで12P彗星が写るかもしれないと思いました。
そこで、ステラナビゲータ12ソフトを使って木星と12P彗星の位置関係をチェックしました。
その結果、135mm望遠レンズの横構図で木星と12P彗星が一緒に写せることが判りました。
19時過ぎ、急きょ自宅で固定撮影することにしました。
自宅では電線が入るため、自宅横の道路で街灯や門灯のある中で撮影することにしました。
試写しました。カメラモニターをチェックしましたが、彗星は判りません。街灯や門灯の光の影響はありません。
連写撮影しました。露出を3通り変更して撮影を繰り返しました。
後でソフト現像処理して彗星をあぶり出します。
撮影は5分ぐらいで終了しました。
入浴後、ソフト現像処理しました。
12P彗星が写っていました。木星のガリレオ衛星4個も写っていました。
薄明の空で135mm望遠レンズの固定撮影で12P彗星が写りました。
まだ自宅で木星を目印にして12P彗星が写ることが判りました。
撮影した写真4コマ(拡大写真含む)を添付します。
尾っぽが写真上方向へかすかにあることが判ります。
彗星はバーストしてコマの淡い所が丸いクラゲ状のように見えます。
尚、4/14頃まで都市部でも135mm望遠レンズぐらいの固定撮影で木星と一緒に12P彗星が写ります。(明るい街灯等の場所は避けて下さい)
12P彗星は木星の下側を日々左側へ移動していきます。
このチャンスに撮影することをお勧めします。(4/8午後、追記)
①光害の自宅の木星とポン・ブルックス彗星(12P)
2024年4月7日19時14分07秒~16分26秒 露出(0.6秒+0.8秒)×11コマ+1秒×12コマ
135㎜ F2(絞り3.5) 固定撮影 トリミング ISO800 自宅横 気温18℃
②ポン・ブルックス彗星(12P)の拡大
データは①と同じ
③木星と電線下のポン・ブルックス彗星(12P)
2024年4月7日19時19分09秒~16秒 露出0.8秒×8コマ 135㎜ F2(絞り3.5)
固定撮影 トリミング無 ISO800 自宅庭
④135㎜望遠レンズによる木星とガリレオ衛星拡大
データは③と同じ
※ガリレオ衛星は木星の上側に3個、
下側に1個写っています。