光害の自宅でチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)とかに星雲(M1)接近を撮影しました。
10月8日夜中、晴れ。庭でカシオペア座新星撮影後、ε-130D望遠鏡をそのままにしておきました。
晴れたら67P彗星とM1接近を撮影する予定にしました。そしてフィルターをLPR-Nフィルター(光害カットフィルター)へ戻して先日(10/2)のQBPフィルターとの写りの違いを確認することを兼ねます。
23時半過ぎに雲が通過中でしたので、雲の過ぎ去るのを待ちました。
晴れましたので、撮影することにしました。
基準星はぎょしゃ座β星として67P彗星を導入しました。
試写してカメラモニターで彗星像を確認しました。少し拡大しますと、彗星像が判りました。QBPフィルターの時の方が彗星像はハッキリ確認できました。フィルター(透過波長)の違いで彗星の写りが少し違うようです。
先に67P彗星だけの写真を連写撮影しました。その後、構図を変更してM1との接近写真を連写撮影しました。
撮影した写真3コマ(先日のQBPフィルター使用写真含む)を添付します。
彗星光度はステライメージ9ソフトで自動測定しますと、10.6±0.2等でした。
尾も少し出ていますが、先日のQBPフィルターの方が尾が長く写っています。
彗星の尾にもQBPフィルターが有効かもしれません。次回、もう一度QBPフィルターで撮影してみようと思います。
①チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)とM1接近
2021年10月8日24時15分21秒~17分45秒
露出13秒×12コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
トリミングISO1600 自宅 気温21℃
②チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)
2021年10月8日24時05分16秒~09分24秒
露出13秒×20コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
メトカーフコンポジット トリミングISO1600 自宅
③先日のQBPフィルターによる67P彗星
2021年10月2日25時05分47秒~10分34秒
露出25秒×11コマ ε-130D F3.3 QBPフィルター
メトカーフコンポジット 無改造カメラ トリミングISO3200
自宅 ※彗星は中央左側