4等台まで増光予報のポン・ブルックス彗星(12P)の撮影に良い時期をステラナビゲータ12ソフトで調べました。
3月2日強風の晴れ。小雪が舞いました。暗い空では12P彗星の尾が写っているようですので、光害の自宅でもそれなりに写ると思い、撮影計画することにしました。
自宅の改築した家からは西空地平高度約20度以上であれば12P彗星が写せると思います。
日没後1時間では12P彗星が屋根に隠れてしまいそうですので、まだ薄明途中から撮影開始する計画にします。
3月の光度6等台であれば、薄明の中でもε-130D望遠鏡で彗星がある程度写ることでしょう。
調べた結果は次の通りです。
3/7~3/16頃、地平高度20度前後の西北西の空が撮影に良い時期であることが判りました。月明かりの影響の少ない時期です。
4月は4等台予報ですが、地平高度10度程度の超低空です。
4/9は12P彗星と月(月齢1.4)の接近、4/11~4/15頃は12P彗星と木星・天王星が接近します。
この時は自宅近くの高台から135mm望遠レンズの固定撮影で写ると思います。
暗い山へ遠征できる人は、遠征して撮影に挑戦してもよいでしょう。
今回、私は自宅付近で撮影に挑戦する予定です。(大彗星になれば山へ行くかもしれません)
調べた結果が、読者の参考になれば幸いです。
彗星光度の予報は外れることが多いですから、まずは観察・撮影に挑戦して自分で確認してみることですね。
--- 追加 ---
3/4のネット投稿写真や天文情報によりますと、12P彗星の尾が複雑に出ています。
暗い空で撮影できる人は天気の良い日に早い時期から撮影して連続変化を狙って撮影することをお勧めします。
光害の空で撮影する人はコマ付近の拡大撮影を狙って撮影すると良いでしょう。光害の空では淡い尾は写りにくいですから。
観察・撮影に楽しみの持てる彗星になる予感がします。
70年振りに回帰するハレー彗星型周期彗星です。(3/5追記)