3ケ月ぶりに自宅でオリオン大星雲(M42)を撮影しました。
2月6日夜、少しかすんだ快晴。夕方に西空掃天撮影して夕食後、オリオン大星雲の多数コマ試験撮影しました。
当日(2/6)は掃天撮影時、野口飛行士搭乗のISS(国際宇宙ステーション)が北西の低空から真上を通過して行きました。最大光度約-3.5等できれいな飛行でした。約6分間のISSショーでした。
先日、バラ星雲が光害の自宅で案外きれいに撮影できましたので、オリオン大星雲も撮影コマ数を更に増やして試験撮影することにしました。フィルターはLPR-Nフィルター(光害カットフィルター)です。QBPフィルターは赤い散光星雲向きのため今回使用しません。
バラ星雲の時と同様にタイマーコントローラを使って繰り返し自動撮影しました。
尚、リゲル右横にある「魔女の横顔(IC2118)」も試験撮影しましたが、50コマでコンポジット(複数枚合成)しても全く写りませんでした。ソフト現像処理しても少しもあぶり出ませんでした。
光害の空では青い波長(短波長)の光は空に吸収されてしまうためだと思います。彗星の青い波長が光害の空では写らないのと同じことのようです。
赤い波長(長波長)は光害の空を透過します。夕焼け空の赤い波長と同じ原理だと思います。
撮影した写真を添付します。
光害の自宅のオリオン大星雲(M42)
2021年2月6日20時01分39秒~18分56秒
露出9秒×51コマ+(1秒+4秒)×10コマ(総露出8.4分) ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
ISO1600 トリミング 自宅 気温9℃