新星空の友

62P紫金山第一彗星を撮影しました(写真追加有)

 年初めに光害の自宅で62P紫金山第一彗星を撮影しました。
 1月5日夜、快晴。2024年最初の天体撮影です。獅子座β星(デネボラ)のすぐ右にいる62P彗星を撮影することにしました。
 撮影は東天から昇ってくる24時過ぎです。
 23時頃からε-130D望遠鏡を庭へ準備しました。
 改築したばかりの家の玄関灯は撮影の邪魔ですので、スイッチを「切」にしました。
 我が家は東の視界が地平高度20度以上でなければ見えません。デネボラはまだ見えません。
 基準星をデネボラからα星(レグルス)に変更して、24時前から目的星を導入しました。
 しかし、試写しますと、竹藪が写って62P彗星の存在は判りません。
 仕方なく、竹藪と電線が邪魔しない時間帯まで待機しました。
 30分以上待って、試写し直しました。
 彗星が中央になる構図に合わせて試写しました。
 カメラモニターを拡大してチェックしますと、淡い彗星像を確認できました。
 拡大しなければ判らない程度です。予報光度8.6等より暗いです。
 撮影の服装はしっかり防寒服・ブーツ・手袋と足先用カイロの姿です。
 タイマーリモートコントローラーを使って連写撮影を繰り返しました。
 翌日(1/6)、ソフト現像処理して写真にしました。
 62P彗星は中国の紫金山天文台で発見された周期6.19年の短周期彗星です。
 彗星光度は、ステライメージ9ソフトで自動測定しますと、10.2±0.3等です。やはり予報光度よりも暗いです。

 撮影した写真2コマを添付します。(1/8写真②追加しました)

 写真②では右上(西北西)へ淡い尾が出ているのが判ります。 

①62P紫金山第一彗星
2024年1月5日24時43分56秒~48分11秒
露出5秒×41コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルタ-
トリミング ISO3200 自宅 気温3℃ ※上が北

②62P紫金山第一彗星(メトカーフコンポジット)
データは①と同じ





 

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