20cmドブソニアン望遠鏡で2024年1月のシリウス伴星を観察・撮影しました。
1月27日晴れ。天気が良くて風の弱い日を待っていました。
シリウス伴星はシーイングの影響を大きく受けます。大口径の望遠鏡でもシーイング良好でなければ伴星は観察・撮影できません。
夜、南中前のシリウスを狙いました。私のドブソニアン望遠鏡で伴星がシリウス主星の光芒と斜鏡金具の回折像(十文字)と重ならない時間帯です。
途中、バッテリーの電源シガープラグ接触不良で電源切れになり、立上げし直しすることになりました。
何とかシリウス伴星は×200倍で観察することができました。点ではなく丸い玉のように観えました。
次に動画カメラとノートパソコンを接続してパソコンモニターへシリウスを映しました。
初めは伴星がどこにあるのか判りませんでした。何回も撮影を繰り返していますと、シーイングが良くなって伴星がパソコンモニターで確認できました。
露出を何通りか変更して多めに撮影しました。
昨年12月に続き1月もシリウス伴星を撮影することができました。
電源12Vシガープラグの接触不良(ガタ)は対策しようと思います。(2/1肉厚テープを貼ってガタ取りして対策しました)
また、ドロチューブ(接眼部)繰り出しがスリップして動かない部位がありましたので、ドロチューブのスリップ調整ねじを調整して修理しました。
12/28にドブソニアン望遠鏡の光軸チェックも実施しました。光軸ずれはありませんでした。(約半年間光軸ずれしていません)
撮影した写真3コマ(ドロチューブ写真含む)を添付します。
①1月のシリウス主星と伴星
2024年1月27日21時34分~35分
露出32.2ms×250/500フレーム×5コマ 20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅 気温2℃
※キャプチャエリア544×548
②シリウス主星と伴星のスクリーンショット画像
2024年1月27日21時37分34秒 露出47.1ms 20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影 ステライメージ9にてレベル調整 自宅
※キャプチャエリア544×548
③ドロチューブのスリップ調整