もう一度、ハッキリきれいに写ったシリウス伴星を載せました。
2月13日曇り。先日(2/11)撮影したシリウス伴星の写真がたくさんありましたので、主星の光芒と重ならないものを探しました。
ありました。撮影後半で回折像と光芒の中間にいるシリウス伴星がありました。
過去の写真と今回の写真を見比べますと、シーイング良好の時、主星の光芒は大体同じ位置にあることに気付きました。同一望遠鏡であれば主星の光芒は同じパターンになるようです。
シリウス伴星が主星の光芒と回折像と重ならないで中間にいる時間は約40分でした。この40分の間に撮影しますと、見栄えの良いシリウス伴星の写真になることが判りました。(私の20cmドブソニアン望遠鏡の場合です)
撮影した写真から詳細に調べますと、シリウス伴星の撮影最適時刻はシリウス南中の75分~35分前です。南中後の撮影最適時刻も写真の光芒から見て大体同じだと思います。
今回初めてシリウス伴星の角距離を測定してみました。
動画カメラでリゲル伴星を同一キャプチャエリアで撮影していましたので、リゲルの写真(既知の角距離9.5秒)を基準にして測定しました。実測値は10.9±0.2秒です。天文年鑑記載値11.3秒と大体一致しました。(誤差0.4秒でした)---(2/13夕方、追記)
また、昨年2/13の伴星の角距離も測定してみました。実測値は10.7±0.2秒です。
やはり天文年鑑記載値11.2秒よりも小さめです。(2/14午後、追記)
撮影した写真を添付します。
どうぞご覧ください。
シリウス主星と伴星(南中45分前)
2022年2月11日20時28分~29分
露出30.6ms×250/500フレーム×5コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅 気温6℃
※キャプチャエリア544×548