光害の自宅でおうし座アルデバランと串田彗星(144P)接近及び乙女座NGC4216板垣超新星(2024gy)を撮影しました。
2月12日晴れ。夜は快晴。ε-130D望遠鏡でアルデバランと144P彗星の接近を撮影することにしました。
数日前に20cmドブソニアン望遠鏡でも撮影に挑戦しましたが、うまくいきませんでした。
今度は露出時間を長くできるε-130D望遠鏡で再挑戦しました。
ε-130D望遠鏡であれば、同一写野に写ります。
アルデバランを基準星にして構図決めして、連写撮影しました。
試写後のカメラモニターではかすかに彗星が確認できる程度でした。後でソフト現像処理してあぶり出します。
続いて、獅子座のデネボラが東天に昇っていましたので、板垣超新星(2024gy)も撮影に挑戦しました。
目的星の導入はデネボラを基準星にして行いました。一発導入です。
試写してカメラモニターをチェックしました。NGC4216も超新星も確認できませんでした。
構図は写った星の配置から合っていますから、連写撮影しました。こちらも後で超新星をあぶり出します。
翌日、ソフト現像処理しました。
144P彗星も板垣超新星も写っていました。
光度をステライメージ9ソフトで自動測定しました。
144P彗星は11.6±0.2等、板垣超新星(2024gy)は13.3±0.3等です。
板垣超新星(2024gy)は発見時の16等よりも明るくなって光度を維持しているようです。
光害の空でNGC4216の左横の14等の星も写っています。
撮影した写真2コマを添付します。
①アルデバランと串田彗星(144P)接近
2024年2月12日22時17分02秒~20分31秒 露出6秒×31コマ ε-130D F3.3
LPR-Nフィルタ- トリミング ISO3200 自宅 気温5℃ ※上が北
②乙女座NGC4216の板垣超新星(2024gy)
2024年2月12日22時57分59秒~23時00分09秒 露出(5秒+6秒)×10コマ
ε-130D F3.3 LPR-Nフィルタ- トリミング ISO3200 自宅 ※上が北