夕方、20cmドブソニアン望遠鏡で砂嵐に覆われた火星の大シルチスを撮影しました。
11月23日快晴。自宅で火星の大シルチスを撮影する予定で夕方撮影しました。
パソコンモニターに映る火星は大シルチスとヘラス平原(盆地)が見えました。
しかし、この時は砂嵐が大シルチスやアリンの爪まで来ているようには見えませんでした。シーイング不良でぼんやりしているぐらいに思っていました。
夜、ソフト現像処理しました。
ソフト現像処理しますと、火星の南半球全体へ広く拡散していることが判りました。アリンの爪と大シルチスの約半分が砂嵐で覆われています。
日々砂嵐は変化拡散状態にあるようです。地球から観察する地形模様は変わってしまいました。丁度宇宙から地球の雲を見ている感じかなと思います。
撮影した写真2コマを添付します。(11/25、写真①追加しました)
もうしばらくの間、砂嵐の変化を追跡撮影してみようと思います。
①砂嵐の火星(大シルチス)
2020年11月23日17時58分~18時02分
露出1.1ms×500/1000フレーム×13コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ8(画像復元無)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温13℃ ※キャプチャエリア320×240、下が北
②1時間後の火星(大シルチス)
2020年11月23日19時05分~08分
他データは①と同じ