前日(12/28)に撮影したパンスターズ彗星(C/2017 T2)の移動確認写真を載せました。
12月29日晴れのち曇り。前日撮影したパンスターズ彗星の感度ISO3200の写真をソフト現像処理しました。そして、ISO1600で撮影した写真と15分後に撮影したISO3200の写真を使って、彗星の移動確認を行いました。
写真は同じ構図で撮影していますから、2種類の写真を恒星基準でコンポジット(複数枚合成)することにより、彗星の移動確認ができます。モザイク合成でも確認できますが、コンポジットの方が簡単です。
コンポジットの結果は、彗星像が二つできていて移動していることが判ります。移動スピードを測定しますと、角度にして11.1秒/15分間です。換算しますと、44.4秒/時間(18分/日)です。
ISO3200で撮影した写真はISO1600で撮影したものと同等程度の写り具合でした。自宅でISO3200の短時間露出(ISO1600の半分露出)しても良いことが判りました。
移動確認した写真を添付します。(拡大しますと、よく判ります)
パンスターズ彗星(C/2017 T2)15分間の移動確認
2019年12月28日21時09分10秒~12分19秒
露出10秒×18コマ ISO1600
2019年12月28日21時24分05秒~25分29秒
露出5秒×16コマ ISO3200
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