ツアー日程・会場
7月14日 London, England Wembley Stadium
7月15日 London, England Wembley Stadium
7月16日 London, England Wembley Stadium
7月22日 London, England Wembley Stadium
7月23日 London, England Wembley Stadium
8月26日 London, England Wembley Stadium
8月27日 London, England Wembley Stadium
8月29日 Leeds, England Roundhay Park
Set List
2nd Leg (1988/2/23~1989/1/27)
1. "Wanna Be Startin' Somethin'"
2. "This Place Hotel"
3. "Another Part of Me"
4. "I Just Can't Stop Loving You" (Duet with backup vocalist Siedah Garrett)
5. "She's out of My Life"
6. The Jackson 5 Medley ("I Want You Back", "The Love You Save"
"I'll Be There")
7. "Rock with You"
8. "Human Nature"
9. "Smooth Criminal"
10. "Dirty Diana"
11. "Thriller"
12. "Bad Groove"
13. "Workin' Day and Night"
14. "Beat It"
15. "Billie Jean"
16. "Bad"
Encore. "The Way You Make Me Feel"
Encore. "Man in the Mirror"
※ 参考サイト: Bad World Tour
2nd Leg のコンサートの間に、いくらかの順序の入れ替えや、セットリストからはずされたもの(例えば、"Dirty Diana", "The Way You Make Me Feel", and "Man in the Mirror"など)が、ありました。
<マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009>より、抜粋。
1988年
7月11日
スーパースターを一目見ようと何千ものファンが屋上に詰めかけたロンドンのヒースロー空港に、2時間遅れで到着する。
マイケルが7階にスイート・ルームを取ったメイフェル・ホテルに到着するまで、ロンドン市内の交通が遮断された。
120人のツアー関係者の中には、20人のマイケル専属関係者がおり、それには以下の人々がいた。
個人医、歯科医、喉の専門医、マニキュア師、足治療専門医、マッサージ師、ヘア・ドレッサー、2人の秘書、料理人、そして、7人の世話人。
マイケルはペットのチンパンジー、バブルスをイギリスに連れて来ることはできなかった。イギリスの狂犬病防止法は非常に厳しく、いかなる動物も6カ月の検疫が義務付けられている。
7月12日
ロンドンの玩具店ハムレイズを訪れる。
7月13日
ロンドンのグレイト・オーモンド・ストリート病院に入院中の子供たちを見舞う。
その一方で、ウエンブリー・スタジアムでは、ファンたちが初日のコンサートで最前列を確保しようと夜を明かしてキャンプを張っていた。
7月14日~16日、22日~23日
息詰まるとしか言いようのない夜、8時20分にマイケルはウエンブリーに炎を放った。
マイケルがショーの幕を開けた時、ウエンブリー・スタジアムにおける5回すべてを売り切れにしたコンサートの初日に集まった7万2000人の観客は雷鳴が轟くような歓声を送った。
前座は、MCAレコーズのスター、キム・ワイルドだった。
初日に姿を見せた有名人の中にはジャック・ニコルソン、テレンス・トレント・ダービー、デッド・オア・アライヴ、ビリー・コネリー、アダム・フェイス、ラス・アボット、ジェーン・シーモア、ジョン・ピール、ヴァレリー・シングルトン、ジャーリー・バッシー、ジョージ・ルーカス、ハリソン・フォード、フランク・ブルーノがいた。
7月16日
チャールズ皇太子とダイアナ妃夫妻が、3日目のコンサートに来場。
マイケルはロイヤル・カップルにウイリアム王子とハリー王子のために特別に仕立てたツアー・ジャケットと御呈上仕様のマイケルの作品集をプレゼントした。
マイケルはさらに15万ポンドの小切手をプリンス・トラストに、10万ポンドの小切手をグレイト・オーモンド・ストリート児童病院に寄付した。
7月18日
友人ジミー・セイフチャックと共に丸1日車でロンドン見物をする。
翌朝早くホテルに戻るまでに、2人は映画『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』を撮影中のエルストリー・スタジオに、マイケルの友人、スティーヴン・スピルバーグを訪ねる。
2人はハリソン・フォードにも面会した。
7月20日
グレイト・オーモンド・ストリート児童病院を訪れ、イギリス中から集まった多数の末期症状の児童患者を見舞う。
それほど重体でない患者のいる病棟の一つでは、マイケルは患者たちに話を聞かせた。
その夜、バッド・ツアーのイギリス公演を祝して、ロンドン市庁舎でマイケル主催の晩餐会が催される。
7月22日
コンサート開始前のステージ裏でミッキー・マウスとドナルド・ダックから特別に細工を施したスケート靴をプレゼントされる。
8月26日~27日
ウエンブリー・スタジアムでの最後の2日公演の初日に、病気に苦しんでいるエリザベス・テイラーのためにお祈りを捧げてくれるよう観客にお願いする。
マイケルは「アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラヴィんグ・ユー」を親友に捧げ、こう語った。
「とても大事な話があるんです。みんな、聞いてもらえますか。
僕のとてもとても大事な友人が、大変な重病なんです。
彼女の苦しみは本当に我慢できないほどなんです。
そこで今夜、このスタジアムにいるみなさんにお願いしたい。
エリザベス・テイラーのために5秒だけ、頭を下げ、お祈りを捧げてくれませんか。
エリザベス、僕はこの歌をあなたに捧げます。
みなさん、本当にありがとう」。
8月29日
イギリス、リーズのラウンデイ・パークでコンサートを開き、満員の観客を集める。
マイケルはこの日、30歳の誕生日を迎え、「ハートブレイク・ホテル」の演奏後には、9万人による「ハッピー・バーステイ」の声がこだました。
母キャサリンと妹ジャネットがイギリスにやって来て彼の誕生日を祝った。
このコンサートはイギリスのチャリティー、ギヴ・フォー・ライフのための慈善興行で、この組織は児童防疫のために100万ポンドを集めることを目的にしている。
マイケルは6万5000ポンドをチャリティーに寄付した。
コンサートの前に、いかにもマイケルらしい方法で挨拶をホテルのバルコニーからした。
網目のカーテンにくるまったマイケルは、誕生日を祝うためにホテルの周りに集まった熱心なファンに向けて心暖まるメッセージの手紙を投げつけた。
一つには「君たちがどんなに僕のことを思っていてくれるのかがよくわかったよ。
僕は君たち一人ひとりの目を見て話をして回りたいけど、ちょっと恥ずかしいんだ。
変に聞こえるかもしれないけど、本当のことなんだ。
僕は、ほんとに君たちみんなを愛しているよ」とあり、もう一つにはこう書いていた。
「どうか僕のことで、でっち上げられた妙な話を信じないで。たまに泣いちゃうこともあるけれど、君たちみんなのおかげで何とか我慢できるんだ」。
マイケルの誕生日と『バッド』のアルバムとツアーの成功を祝して、ロンドン市庁舎でCBSレコーズ主催のパーティーが催される。
7月14日 London, England Wembley Stadium
7月15日 London, England Wembley Stadium
7月16日 London, England Wembley Stadium
7月22日 London, England Wembley Stadium
7月23日 London, England Wembley Stadium
8月26日 London, England Wembley Stadium
8月27日 London, England Wembley Stadium
8月29日 Leeds, England Roundhay Park
Set List
2nd Leg (1988/2/23~1989/1/27)
1. "Wanna Be Startin' Somethin'"
2. "This Place Hotel"
3. "Another Part of Me"
4. "I Just Can't Stop Loving You" (Duet with backup vocalist Siedah Garrett)
5. "She's out of My Life"
6. The Jackson 5 Medley ("I Want You Back", "The Love You Save"
"I'll Be There")
7. "Rock with You"
8. "Human Nature"
9. "Smooth Criminal"
10. "Dirty Diana"
11. "Thriller"
12. "Bad Groove"
13. "Workin' Day and Night"
14. "Beat It"
15. "Billie Jean"
16. "Bad"
Encore. "The Way You Make Me Feel"
Encore. "Man in the Mirror"
※ 参考サイト: Bad World Tour
2nd Leg のコンサートの間に、いくらかの順序の入れ替えや、セットリストからはずされたもの(例えば、"Dirty Diana", "The Way You Make Me Feel", and "Man in the Mirror"など)が、ありました。
<マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009>より、抜粋。
1988年
7月11日
スーパースターを一目見ようと何千ものファンが屋上に詰めかけたロンドンのヒースロー空港に、2時間遅れで到着する。
マイケルが7階にスイート・ルームを取ったメイフェル・ホテルに到着するまで、ロンドン市内の交通が遮断された。
120人のツアー関係者の中には、20人のマイケル専属関係者がおり、それには以下の人々がいた。
個人医、歯科医、喉の専門医、マニキュア師、足治療専門医、マッサージ師、ヘア・ドレッサー、2人の秘書、料理人、そして、7人の世話人。
マイケルはペットのチンパンジー、バブルスをイギリスに連れて来ることはできなかった。イギリスの狂犬病防止法は非常に厳しく、いかなる動物も6カ月の検疫が義務付けられている。
7月12日
ロンドンの玩具店ハムレイズを訪れる。
7月13日
ロンドンのグレイト・オーモンド・ストリート病院に入院中の子供たちを見舞う。
その一方で、ウエンブリー・スタジアムでは、ファンたちが初日のコンサートで最前列を確保しようと夜を明かしてキャンプを張っていた。
7月14日~16日、22日~23日
息詰まるとしか言いようのない夜、8時20分にマイケルはウエンブリーに炎を放った。
マイケルがショーの幕を開けた時、ウエンブリー・スタジアムにおける5回すべてを売り切れにしたコンサートの初日に集まった7万2000人の観客は雷鳴が轟くような歓声を送った。
前座は、MCAレコーズのスター、キム・ワイルドだった。
初日に姿を見せた有名人の中にはジャック・ニコルソン、テレンス・トレント・ダービー、デッド・オア・アライヴ、ビリー・コネリー、アダム・フェイス、ラス・アボット、ジェーン・シーモア、ジョン・ピール、ヴァレリー・シングルトン、ジャーリー・バッシー、ジョージ・ルーカス、ハリソン・フォード、フランク・ブルーノがいた。
7月16日
チャールズ皇太子とダイアナ妃夫妻が、3日目のコンサートに来場。
マイケルはロイヤル・カップルにウイリアム王子とハリー王子のために特別に仕立てたツアー・ジャケットと御呈上仕様のマイケルの作品集をプレゼントした。
マイケルはさらに15万ポンドの小切手をプリンス・トラストに、10万ポンドの小切手をグレイト・オーモンド・ストリート児童病院に寄付した。
7月18日
友人ジミー・セイフチャックと共に丸1日車でロンドン見物をする。
翌朝早くホテルに戻るまでに、2人は映画『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』を撮影中のエルストリー・スタジオに、マイケルの友人、スティーヴン・スピルバーグを訪ねる。
2人はハリソン・フォードにも面会した。
7月20日
グレイト・オーモンド・ストリート児童病院を訪れ、イギリス中から集まった多数の末期症状の児童患者を見舞う。
それほど重体でない患者のいる病棟の一つでは、マイケルは患者たちに話を聞かせた。
その夜、バッド・ツアーのイギリス公演を祝して、ロンドン市庁舎でマイケル主催の晩餐会が催される。
7月22日
コンサート開始前のステージ裏でミッキー・マウスとドナルド・ダックから特別に細工を施したスケート靴をプレゼントされる。
8月26日~27日
ウエンブリー・スタジアムでの最後の2日公演の初日に、病気に苦しんでいるエリザベス・テイラーのためにお祈りを捧げてくれるよう観客にお願いする。
マイケルは「アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラヴィんグ・ユー」を親友に捧げ、こう語った。
「とても大事な話があるんです。みんな、聞いてもらえますか。
僕のとてもとても大事な友人が、大変な重病なんです。
彼女の苦しみは本当に我慢できないほどなんです。
そこで今夜、このスタジアムにいるみなさんにお願いしたい。
エリザベス・テイラーのために5秒だけ、頭を下げ、お祈りを捧げてくれませんか。
エリザベス、僕はこの歌をあなたに捧げます。
みなさん、本当にありがとう」。
8月29日
イギリス、リーズのラウンデイ・パークでコンサートを開き、満員の観客を集める。
マイケルはこの日、30歳の誕生日を迎え、「ハートブレイク・ホテル」の演奏後には、9万人による「ハッピー・バーステイ」の声がこだました。
母キャサリンと妹ジャネットがイギリスにやって来て彼の誕生日を祝った。
このコンサートはイギリスのチャリティー、ギヴ・フォー・ライフのための慈善興行で、この組織は児童防疫のために100万ポンドを集めることを目的にしている。
マイケルは6万5000ポンドをチャリティーに寄付した。
コンサートの前に、いかにもマイケルらしい方法で挨拶をホテルのバルコニーからした。
網目のカーテンにくるまったマイケルは、誕生日を祝うためにホテルの周りに集まった熱心なファンに向けて心暖まるメッセージの手紙を投げつけた。
一つには「君たちがどんなに僕のことを思っていてくれるのかがよくわかったよ。
僕は君たち一人ひとりの目を見て話をして回りたいけど、ちょっと恥ずかしいんだ。
変に聞こえるかもしれないけど、本当のことなんだ。
僕は、ほんとに君たちみんなを愛しているよ」とあり、もう一つにはこう書いていた。
「どうか僕のことで、でっち上げられた妙な話を信じないで。たまに泣いちゃうこともあるけれど、君たちみんなのおかげで何とか我慢できるんだ」。
マイケルの誕生日と『バッド』のアルバムとツアーの成功を祝して、ロンドン市庁舎でCBSレコーズ主催のパーティーが催される。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます