スタンプ550駅

JR西日本の550駅に設置されている駅のスタンプを収集する活動記録です。ただし早回りで集めるというものではありません。

スタンプを集めるのに便利な切符

2008-09-02 02:19:07 | お得な切符
550駅の分布は非常に広範囲で、東海道線や山陽線はほぼ連続してスタンプが設置されている。
一駅ずつ降りてスタンプを押すと莫大な交通費がかかってしまう。
そこで、便利な切符を考えていこう。

▼ フリー切符
ある特定の区間を何度でも乗り放題というフリー切符は、こういう多くの駅を巡るには最適。
JR西日本では以下のフリー切符を使う事が出来る。

A.年末年始乗り放題切符…特急OK 確か2万円くらい/2日
B.青春18切符……………鈍行のみ 2300円/日 (春・夏・冬休み期間)
C.鉄道の日乗り放題切符…鈍行のみ 3000円/日 (10月中旬)

Aは広範囲に移動できて良いのだが、結局連続した各駅でスタンプを集めなきゃならないのであれば、BやCの鈍行で移動する方が便利。
北陸線や山陰線など、大きな駅にしかおいていない地区を攻めるにはAのフリー切符も良いが、それ以外はBやCの切符の方が使いやすいように思う。

▼ 周遊切符を使う
これもフリー切符の一種と言えるが、乗り降り自由なフリー区間の設定がある「ゾーン券」と、発駅からの行き帰りの乗車券をセットにしたもの。
ただし、発駅からゾーン券の入口駅まで行き、帰り共に201キロ以上離れていなければならない。
JR西日本では「富山・高岡ゾーン」「加賀・能登ゾーン」「越前・若狭ゾーン」「近江路ゾーン」「京阪神ゾーン」「南紀ゾーン」「北近畿ゾーン」「山陰ゾーン」「岡山・倉敷ゾーン」「広島・宮島ゾーン」「津和野・秋芳・萩ゾーン」「下関・北九州ゾーン」と、12カ所の設定がある。
201キロ以上離れないとというのは、実際の乗車券のルートの距離で、普通に買えば北近畿ゾーンは大阪から買えないが、例えば大阪→岡山→津山→鳥取→浜坂というルートで北近畿ゾーンに入るなら201キロ以上離れた事になる。
また、行き・帰りの経路上でも途中下車は出来る(ただし、来た方向に戻ってはいけない、あくまで一方通行)ので、ゾーン券のフリー区間でスタンプを集めて、行き帰りの途中で下車してスタンプを押すという芸当もできる。
一応、周遊切符でスタンプ集めが一押しかな。

▼ 普通乗車券で途中下車する
A・B・Cと連続する3駅をそれぞれ降りると、A→B・B→Cの乗車券がそれぞれ必要だ。
だが、途中下車というシステムを利用すると、A→Cという乗車券でB駅で下車後、また同じ切符で乗車できる。
これは、遠距離の旅行になると、列車の乗り換えなどで長時間駅で待たなければならないことが多かったので、駅のホームで待ってもらうのではなく、改札の外に出てもらって待合室で待ってもらうためのもの。
また、何日もかかる距離だと、途中で宿泊もしなければならないしね。
そういう人を救済するための制度で片道101キロ以上の乗車券だと途中下車できることになっている。
これを活用すると、あくまでも一方通行でしか降りれないけど、通しの乗車券で小刻みに駅に降りてスタンプを集めることが出来る。
ただし、大阪とか東京の近郊区間相互の乗車券は101キロ以上でも途中下車はできない。
下図は大阪近郊区間の範囲だけど、京都から相生までの切符を買って、途中の大阪で降りようと思うと「前途無効」つまり、乗車券を取り上げられてしまう。
だから、そういう場合は「近郊区間相互間」にならなければ良いのだから、相生までではなく、隣の有年駅までの乗車券を買えば良い。
運賃は同じ2520円で、有年までの乗車券なら経路内、どこでも何度でも途中下車が可能だ。


↑交通新聞社発行JR時刻表2008年6月号973頁より引用
とりあえず、これら3つの方法をケースバイケースで使い分けてやっていこうと思う。