まずは山に囲まれた港町の水墨画のような台湾の風景に一気に引き込まれたというか、同性パートナーの亡き後にその家族の面倒をみる青年の話ということでヒューマンな展開のドラマと思ったら、主人公の青年が意外な場所から登場するので、先を急いで知りたくなるようなミステリアスなドラマにもなっていて最後まで飽きずに観ることができた。
夫婦の形、親子の形とはこうあるべき、という観念や、あるべきではないという偏見がある限りは絶対に解けない謎を描いていたのも印象的で、本当の優しさ、本当の愛、本当の家族についての物語としても胸に刺さる作品だった、ヨウユーを演じた子役の繊細な演技にも拍手。
あらすじ
間借り人の青年・ジエンイーは、亡き同性パートナーの家族である老婦のシウユーと、その孫のヨウユーの面倒をひとりで見ていた。そんなある日、療養中のシウユーが急死し、その死因から警察に疑われたジエンイーは、ある信念を胸に秘め、犯行を自供してしまう。
原題 親愛的房客 Dear Tenant
106分
R18+
監督
チェン・ヨウジエ
キャスト
モー・ズーイー
ヤオ・チュエンヤオ
チェン・シューファン
バイ・ルンイン
ジェイ・シー
シエ・チョンシュアン
ウー・ポンフォン
シェン・ウェイニエン
ワン・カーユエン
ヒューマントラストシネマ有楽町2 19:20~観客40人程/62席
最新の画像もっと見る
最近の「映画」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事