続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「窓辺にて」(2022/東京テアトル)

《「愛がなんだ」の今泉力哉監督が稲垣吾郎を主演に迎え、オリジナル脚本で撮りあげたラブストーリー。市川の妻・紗衣を中村ゆり、高校生作家・久保を玉城ティナ、市川の友人・有坂正嗣を若葉竜也、有坂の妻・ゆきのを志田未来、紗衣の浮気相手・荒川円を佐々木詩音が演じる。第35回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、観客賞を受賞した。

思えば、2016年の1月に新宿武蔵野館で観た「知らない、ふたり」が初めての今泉力哉監督作品だったけど、その時の、“ 全編これ、ただただ好きということに終始しているのに、なんだろうこのスリルとサスペンス!”という驚きがそのまま当てはまるようなところがあって、ほぼ会話劇なんだけど画面から目が離せなかったというか、その時のポスターのコピー“「好き」ってほんと難しい!」もそのまま当てはまるところがあるかも!

主人公を取り巻く女の子たちもそれぞれが自然体で“好き”という気持ちに向き合っていた、田中圭くんと岡崎紗絵さん共演の「mellow」、そして「花束のような恋をした」の逆バージョンのような展開の「街の上で」、今年に入ってからだと脚本で参加の「愛なのに」や離婚や不倫を描いているのにドロドロしたところがない「猫は逃げた」などなど、常に“好き”という感情に向き合う登場人物たちが魅力的なところも共通しているというか、当て書きされたというだけあって稲垣吾郎くんが、妻の不倫を知っても何も感じないことにショックを受けている主人公を演じてドはまり!

妻役の中村ゆりさんや、不倫相手になる佐々木詩音さん、高校生作家を演じた玉城ティナちゃん、今泉監督作品では常連の若葉竜也くんなどもそれぞれの役を好演、今泉力哉監督作品独特なクスッと笑える場面は今回は少なめと思ったらタクシーの運転手さんがしっかり引き継いで爆笑、パチンコ屋さんに入ってみたくなった(笑)

☆あらすじ☆
フリーライターの市川茂巳は、編集者である妻・紗衣が担当している人気若手作家と浮気していることに気づいていたが、それを妻に言い出すことができずにいた。その一方で、茂巳は浮気を知った時に自身の中に芽生えたある感情についても悩んでいた。そんなある日、文学賞の授賞式で高校生作家・久保留亜に出会った市川は、彼女の受賞作「ラ・フランス」の内容に惹かれ、その小説にモデルがいるのなら会わせてほしいと話す。
※映画.comより

キャスト
稲垣吾郎
中村ゆり
玉城ティナ
若葉竜也
志田未来
倉悠貴
穂志もえか
佐々木詩音
斉藤陽一郎
松金よね子

監督
今泉力哉

143分

G

T・ジョイPRINCE品川7 17:30〜観客10人程/124席





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