続・とりあえずの映画鑑賞メモ

幸せはシャンソニア劇場から(2008仏=チェコ=独/日活)

“息子と一緒に暮らしたい。だからこの劇場を立て直す!…幸せを求めて奔走する父親と仲間たちの笑顔と涙を音楽で綴る極上エンターテインメント”

《1936年のパリを舞台に、不況で閉館に追い込まれたミュージック・ホールの再建に尽力する人々の心温まる物語をノスタルジックに綴る》

今日はお楽しみの水曜日ですが、まずは5月に保護したチビ猫の去勢手術をしてもらいに獣医さんに連れて行き、夕方に引き取りに行ったり、旦那は整備関係の講習会があったりでなかなか出られず、暗くなってからようやく時間が出来たのでとりあえず有楽町に向かいました

もう少し早く出られたら渋谷で「クリーン」が観たかったんですが間に合わなくて残念、気持ちを立て直してシネカノン有楽町で始まった「キッチン~3人のレシピ~」なら待ち時間もなく間に合いそう、と思ったら品川に着いた時点で映画が始まる時間になってしまったのでシネスイッチでこれを観ることにしたわけですが、これは明日、恵比寿ガーデンシネマで観ようと思ってたんですよね、明日観る映画の選択肢が減ってしまったのを気にしながらも、まあ、明日のことは明日考えよう、これもそろそろ終了しそうだし、こんな台風で荒れたお天気の日にはタイトルからしてハッピーになれそうだし…と思ったら少し違ってたかも、スタッフやキャストから「コーラス」みたいな映画を期待していたところもあったんですが

とにかくにぎやかというか、場面転換が目まぐるしくて、登場人物のエピソードも盛り沢山過ぎて忙しかったというか、オーディションで、歌姫ドゥース役のノラ・アルネゼデールが歌うあたりからぐっと引き付けられましたが、自分的には、父子の話をメインにしたシンプルな話の方がよかったかも。

でも、それでは1936年のフランスを舞台にした意味がなくなるんでしょうね、クリストフ・バラティエ監督によれば“1936年は世界的にも重要な年ですが、フランスでは左派系の人民戦線が台頭し、労働者にとって、2週間の有給休暇という改革的な施策がとられバカンスに浮かれていた頃に、国境の向こう側のドイツやイタリア、スペインでは独裁化が進み、世界大戦へと進んでいった皮肉な時代だった”というクリストフ・バラティエ監督のコメントを読んでなるほどと思いました。

キャスト的には、息子のジョジョ役のマクサンス・ペランの美少年ぶりにドキドキ、「コーラス」でペピノ役を演じた時にはまだ小さかったのにずいぶん大きくなったんですね、同じスタッフでの次回作は是非、彼主役でお願いしたいです、できれば、実の父親であるジャック・ペランとの共演なんて最高かも

というわけで、なんだかんだ思いながらもフランスらしい劇場エンターテインメント風味を味わうことができて満足でしたが、マルセル・カルネ監督の「天井桟敷の人々」を久しぶりに観たくなりました

原題:Faubourg 36

シネスイッチ銀座2 19:00~観客40人程/182席

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