正直なところお目当ての三浦春馬くんの演技がヒヤヒヤものだったり、青年期の役者さんたちと老年期の役者さんたちの顔が違い過ぎで落ち着かなかったり、声高に語り過ぎな気もしたけど、そんなことを超越する大切なメッセージがいっぱい。
“当時を生きた人たちの想いを体感しながら取り組まないといけないと思いました”という山崎貴監督の思いを背負った夏八木勲さんの台詞が胸にずしんと響いて、ひとりでも多くの、特に若者たちに観てもらいたいと思った。
これが遺作となった夏八木勲さんのご冥福を改めてお祈りします。
《司法試験に落ち続け、人生の目標を失いかけた青年・佐伯健太郎と、フリーライターの姉・慶子は、実の祖父だと思っていた賢一郎とは血のつながりがなく、本当の祖父は太平洋戦争で特攻により戦死した宮部久蔵という人物であることを知る。久蔵について調べ始めた2人は、祖父が凄腕のパイロットであり、生きることに強く執着した人物であったことを知る。そんな祖父がなぜ特攻に志願したのか。元戦友たちの証言から祖父の実像が明らかになっていき、やがて戦後60年にわたり封印されてきた驚きの事実にたどり着く》
健太郎を三浦春馬、久蔵の妻・松乃を井上真央が演じる。
◆CAST
岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文
144分
TOHOシネマズ日劇1 15:50~観客5割程/948席
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