孤独な主人公が遭遇したものが寓話的な意味が持つのかそれとも現実なのかはわからないけど、予測不能な展開に引き込まれながら“ありのまま”で生きることの大切さが伝わってきて、絵葉書のようなオランダの風景やクラシック音楽も心地よくて不思議な魅力を感じる作品だった。
この映画の意図するところと真逆にも思えた邦題だけど、ラスト近くで歌われる“This is My Life”と呼応するようにも思えて納得、マッターホルンの“孤高な”雄大さも含まれているような気がして、よく考えられたタイトルなのかも。
ストーリー
オランダの田舎町。妻に先立たれた初老のフレッドは、礼拝以外の人付き合いを避け、ひっそりと暮らしていた。そんなある日、言葉も過去も持たない男テオが現れ、フレッドの家に居ついてしまう。奇妙な共同生活を送る中で、ふたりの間には友情が芽生えていく。
原題 MATTERHORN
86分
監督
ディーデリク・エビンゲ
出演
トン・カス
ルネ・ファント・ホフ
ポーギー・フランセン
アリアーヌ・シュルター
ヘルマート・ウォウデンベルフ
エリセ・スハープ
アレックス・クラーセン
シネマカリテ2 18:30~観客20人程/78席
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