歴史音痴なので信虎どころか武田信玄のこともよく知らないけど、久しぶりにスクリーンに登場の寺田農さんが、老いてなお明晰な信虎を演じて俳優としての寺田農さんそのもののようにも思えてしまった。
先立ったはずの信玄がどうして同じ画面にずっといるんだろうと不思議に思っていたら永島敏行さんが信玄と信玄の弟と二役していたとわかって納得(^^;
戦国時代ものというと派手な合戦シーンを期待しがちなのでそれが目当てだとちょっと違うけど軍議の様子や本物志向の小道具、衣装など見どころ盛りだくさんで、歴史音痴でも飽きずに観ることができた。
千円と少し高いけど『信虎』と武田三代の映画・ドラマ化紹介や勢力変遷図、歴史年表、家系図など映画を観なくても参考になりそうなパンフも読みごたえ満点、信虎の若い頃を石垣佑摩くんが演じていたのも嬉しかった。
これが遺作になってしまった隆大介さんのご冥福をあらためてお祈りします。
あらすじ
足利将軍に仕えていた80歳の老齢の信虎は、自分を追放した息子の信玄が他界し、勝頼が武田家の当主になったことを知った。そして、織田信長と真っ向から勝負に挑もうと暴走する勝頼を止め、武田家の存亡をかけて、人生最後の知略を巡らせることになった。
135分
PG12
監督
金子修介
宮下玄覇
キャスト
寺田農
谷村美月
矢野聖人
荒井敦史
榎木孝明
永島敏行
渡辺裕之
隆大介
石垣佑磨
杉浦太陽
葛山信吾
嘉門タツオ
左伴彩佳
伊藤洋三郎
柏原収史
TOHOシネマズ錦糸町10 18:25〜観客10人程/147席
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