続・とりあえずの映画鑑賞メモ

わが教え子、ヒトラー(2007独)

“私が見たのは、狂気の独裁者ではない、ひとりの孤独な人間だった… ヒトラーに演説指導をした人物がいたという史実を基に、独裁者ヒトラーの再生を命ぜられたユダヤ人男性がたどる壮絶な運命”

さて本日2本目は1本目とはガラリと違う作品ですが、かえって違い過ぎてよかったかも、面白かったです。

内容は…“自信喪失に陥ったヒトラーの演説指南役としてその再生を任されたユダヤ人俳優の苦悩と葛藤をナチス指導者たちへの皮肉を込めて描くドラマ”というものです。
ヒトラーを題材にした映画というと、この何年かでも「アドルフの画集」や「ヒトラー ~最期の12日間~」など、最近でも「ヒトラーの贋札」などを観ましたが、いわゆるヒトラーものって切り口は色々でも肯定しようのない事実が背景にあるので主題がぶれないというか、作る側もそれなりの覚悟で描きたいことがハッキリしているせいか秀作が多い気がします。

この作品の他と少し違うところはコメディ調なところでしょうか、ユダヤ人監督が作ったというところも話の展開として興味深いものがありました。

主人公のユダヤ人を演じたウルリッヒ・ミューエは惜しいことに本作が遺作となったとのことですが、なんと私と同じ1953年生まれと知って驚きました、「善き人のためのソナタ」も印象的で、控えめながら味わいのある俳優さんだったのに残念です

原題:Mein Fuhrer
ル・シネマ2 19:30~観客5割程/126席
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