続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「近江商人、走る!」(2022/ラビットハウス)

《江戸時代、大坂や伊勢と並ぶ日本三大商人に数えられた近江商人たちの活躍を描いた時代劇。現代の経済においては「裁定取引」(アービトラージ)と呼ばれる取引方法に着目した近江商人たちが、そろばん片手に知恵をふりしぼり、商売で勝負に出る姿を痛快に描く。銀次役は「許された子どもたち」で注目された上村侑が務めた。銀次の先輩・蔵之介役に「ちはやふる」シリーズなどで活躍する森永悠希、銀次や蔵之介とともに働く楓役に「アルプススタンドのはしの方」の黒木ひかり。監督は「老人ファーム」「鬼が笑う」の三野龍一。》

これは思っていたのと違っていたというか、てっきりドタバタコメディ時代劇と思っていたら冒頭からかなりシリアスで思わず座り直してしまったけど、近江商人との出会いから商才を発揮することになる主人公の少年のその後の話も面白くて、本格的な時代劇が好きな人には物足りないかもだけど、時代劇が苦手な自分でも気軽に観られる作品だった。

矢柴俊博さんが演じる柏屋の主人の息子への残虐な仕打ちが執拗に描かれていたのが気になったけど、堀部圭亮さんや藤岡弘さん、筧利夫など脇も豪華で世界で初めて行われた先物取引を背景にした“なんちゃって時代劇”として楽しめた。

渡辺裕之さんが出ていたのも印象的、まだまだこんな風にスクリーンで観ることができればいいのにと、改めて惜しい気持ちでいっぱいだった。

☆あらすじ☆
ある近江商人との出会いから、大津の米問屋・大善屋で丁稚奉公することになった銀次は商才を発揮し、店の仕事はもちろん、ケガをして働けなくなった大工を救済する方法を考えたり、閑古鳥が鳴く茶屋に客寄せのアイデアを出したりするなど、さまざまな方面で町の人たちを助けていた。そんなある時、悪らつな奉行の罠で大善屋が千両もの借金を背負わされてしまう。銀次は店を守るため、大津と15里(60キロ)離れた堂島の米の価格差を利用した裁定取引を思いつく。飛脚でも半日かかかる距離を越え、情報を迅速に入手するため銀次は仲間とともに作戦を練る。
※映画.comより


キャスト
上村侑
森永悠希
真飛聖
黒木ひかり
前野朋哉
田野優花
村田秀亮
鳥居功太郎
たむらけんじ
大橋彰
高梨瑞樹
徳江かな
落合亜美
コウメ太夫
矢柴俊博
堀部圭亮
渡辺裕之
藤岡弘
筧利夫

監督
三野龍一

114分

G

T・ジョイPRINCE品川7 19:00〜観客15人程/124席





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