こんなにたくさんの犬がスクリーン狭しと駆けまわる映画は初めてかも!
野犬収容施設や闘犬、殺処分場面などもあるので手放しではオススメできないけど犬たちの自然な表情や、飼い主の少女との交流など、犬好きなら観て損はないかも、人間も犬も心が溶けるのは北風ではなく太陽なのだという教訓も感じられた。
犬の飼い主である少女が学校のオーケストラに所属しているという設定なので音楽的な面白さも味わえたというか、担当していた楽器がトランペットというのも効果的だった!
犬たちが人間を襲ったり逆に人間たちに撃たれたりのシーンがリアルで目を背けたくなったけど、収容施設から連れてきた出演犬たちは撮影が終わると一匹残らず飼い主を見つけて引き取られていったのだとか、本当だと信じたい。
ストーリー
雑種犬に重税を課す悪法が敷かれたとある町。税のせいで父に飼い犬ハーゲンを捨てられた13歳の少女リリは、街中を必死に探し回る。その頃、安住の地を求めるハーゲンは施設で虐げられた犬たちと出会い、彼らを引き連れて身勝手な人間に対して反乱を起こす。
原題 FEHER ISTEN
119分
PG12
監督
コーネル・ムンドルッツォ
出演
ジョーフィア・プショッタ
シャーンドル・ジョーテール
ラースロー・ガールフィ
リリ・ホルヴァート
シネマカリテ1 18:15~観客20人程/96席


