続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「カニバル」(2013スペイン=ルーマニア=露=仏/ブロードメディア・スタジオ)

“初めて、獲物を愛してしまった…スペインのアカデミー賞と言われるゴヤ賞で作品、監督、主演男優、脚色ほか8部門にノミネートされ、撮影賞を受賞作品で、カニバリズムを繰り返す殺人鬼の男が、獲物となるはずの美女に抱く愛情と殺意との間で葛藤する姿を、グロテスクな猟奇的シーンを排し、静謐な映像美とともに描いた異色作”


タイトルから猟奇ものやホラーを想像して怖いもの観たさの鑑賞だったけど、観ているうちにそんなことはすっかり忘れて孤独な男のラブストーリーとして引き込まれた。

主人公カルロスの仕立屋としての暮らしぶりもしっかり描かれていてよかったというか、背広を解体したり、布地を切ったりの一連の動作に連想させるものがあって上手い設定というか…。

不謹慎ながら、彼の作るステーキが美味しそうで味見したくなってしまったのは内緒(笑)


《スペイン・グラナダで腕の良い仕立て屋として暮らすカルロスには、美女ばかりを狙う連続殺人鬼という裏の顔があり、捕らえた美女を人里離れた山荘で解体し、その肉片を調理して味わうという禁断の行為を繰り返していた。しかし、ある日、東欧からやってきたという美女ニーナと出会い、失踪した双子の妹アレクサンドラを探しているという彼女の身の上に深入りしたカルロスは、ニーナへの愛情と殺人鬼としての欲望の狭間で苦悩し、思いがけない運命をたどっていく》

スペインのアカデミー賞と言われるゴヤ賞で作品、監督、主演男優、脚色ほか8部門にノミネートされ、撮影賞を受賞。
双子のニーナとアレクサンドラを、ルーマニアの新進女優オリンピア・メリンテが1人2役で演じた。

◆キャスト
アントニオ・デ・ラ・トーレ, オリンピア・メリンテ, アルフォンサ・ロッソ原題:Canibal

117分
R18+

ヒューマントラストシネマ有楽町1 16:55~観客4割程/161席





名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事