過激なイスラーム原理主義の影響で転職を余儀なくされた伝統音楽家たちが、再起をかけてジャズに挑戦する姿を描いたもので、ニューヨークに招かれて世界最高峰のビッグバンドとのセッションで奏でる名曲テイク・ファイブが圧巻、この場面を観られただけでも大収穫。
パキスタンの伝統音楽というものよく知らずに観たけど、生活に根ざす以上に音楽が意味を持つパキスタンのお国事情も描かれていて貴重な音楽ドキュメンタリーだった。
ストーリー
パキスタン・イスラム共和国の街ラホール。タリバンにより音楽を禁じられ世間から忘れ去られた音楽家たちは、聴衆を取り戻すためジャズに挑戦する。伝統楽器を用いてカバーした『テイク・ファイヴ』のプロモーション映像は、またたく間に世界を駆けめぐった。
原題 SONG OF LAHORE
82分
監督
シャルミーン・ウベード=チナーイ
アンディ・ショーケン
角川シネマ有楽町17:20~観客10人程/237席
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