続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「イレブン・ミニッツ」(2015ポーランド=アイルランド/コピアポア・フィルム)

《ポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキ監督が手掛けるリアルタイム・サスペンス。大都会に暮らすワケありな人々の、午後5時から5時11分までを、緻密に交錯させて描く群像ドラマだ。コミュニケーションの不在や不条理な現代社会を、斬新な音楽やCGも駆使した魅惑的な映像表現とともに映し出し、驚愕のラスト・シーンへとつなげていく。》

冒頭の手持ちカメラで撮影すしたような揺れる映像に嫌な予感がしたというか、11という数字に9.11や3.11が被って不吉なざわめきを感じながら観ていたので見終わってどっと疲れが出てしまった。

イエジー・スコリモフスキ監督としては、冒頭のシークエンスは“登場人物たちのサイバー墓地みたいなものにしようと思いついた”とのことで、カメラ付き携帯電話、webカメラ、監視カメラなどを多用した不安定さと、5時からの11分間に起こったその先の衝撃的なシーンにびっくり、逆再生して最初に戻ってみたくなった。

ストーリー
警察から自宅に帰ってきたヘルマン。その顔には殴られた跡が残っていた。「午後5時の約束なの」と話すのは女優で妻のアニャ。やがてふたりは言い合いを始める。一方、ホテルの一室では、映画監督の男が電話ケーブルをすべて外し、カメラのスイッチを入れ……


原題 11 MINUT

81分

監督
イエジー・スコリモフスキ

出演
リチャード・ドーマー
ヴォイチェフ・メツファルドフスキ
パウリナ・ハプコ
アンジェイ・ヒラ
ダヴィド・オグロドニク
アガタ・ブゼク
ピョトル・グウォヴァツキ
アンナ・マリア・ブチェク
ヤン・ノヴィツキ
ウカシュ・シコラ
イフィ・ウデ
マテウシュ・コシチュキェヴィチ
グラジナ・ブウェンツカ=コルスカ
ヤヌシュ・ハビョル

ヒューマントラストシネマ有楽町1 17:45~観客50人程/161席




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